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2019年第19回サマーチャンピオン 芝から転戦のグランドボヌールが重賞初勝利

レース成績表
web Furlong 2019【JBC特集】第19回 サマーチャンピオン JpnⅢ
JRAからテンの速い先行馬が揃った一戦。
最内1番人気のスマートレイチェルが逃げナンチンノンやシャインヴィットゥ、
外から楽にグランドボヌールと続き、2番人気ヒザクリゲは激しい先行争いを見て控える形。
先行勢がずっと追いかける形となりスマートレイチェルにとっては息の入るタイミングがなく、そのまま第3コーナーへ。
好位にいたシャインヴィットゥが先に抜け出すがさらに良い手応えで外からグランドボヌールが4角でマクる。
控えていたヒザクリゲが外に持ち出しあと一歩まで詰め寄るも勝ったのはグランドボヌールだった。
佐賀での勝ち方をよくわかっている乗り方だったのはグランドボヌールの和田竜二騎手。
かつてはクーリンガーで幾度も佐賀競馬場に遠征し、のちに霧島賞テイエムゲッタドンで制しています。
以前インタビューで「地方の競馬場で一番印象に残っているのは佐賀」と仰っていましたがまた一つ良い印象が増えましたかね。
ここまで芝を使われていましたがダートに転戦して大成功。エンパイアメーカー産駒でダート適性はあったのでしょうし、
芝重賞でも好走していた馬ですから高い能力とダート転向のタイミングが合致したのでしょう。
過去にサマーチャンピオンでは前走芝レースの好走馬はいましたが勝利したのはこれが初めてです。
2着ヒザクリゲに騎乗した横山典弘騎手は前が速いとみるや抑えて差しに回した好判断が活きました。

交流重賞jpn3サマーチャンピオン 過去データおよび傾向

馬場状態 1着 2着 3着
01 6枠6番トシザミカJRA 3枠3番ノボリユキオー(JRA 5枠5番シュウタイセイ(笠松
02 1枠1番フジノコンドル(笠松 6枠7番ミスイロンデルJRA 7枠9番レイズスズランJRA
03 8枠11番ロングカイソウJRA 6枠6番カシノオウサマ(佐賀) 6枠7番ツルマルザムライ(兵庫)
04 3枠3番ニホンピロサートJRA 8枠11番インタータイヨウJRA 7枠10番カシノオウサマ(佐賀)
05 5枠5番アグネスジェダイJRA 6枠6番ヨシノイチバンボシ(愛知) 3枠3番ワンダーハーブ(JRA
06 4枠4番メイショウバトラーJRA 8枠11番メイショウボーラーJRA 5枠5番ワンダーハヤブサJRA
07 2枠2番キングスゾーン(愛知) 5枠6番オフィサー(JRA 5枠5番ムーンバレイ(愛知)
08 不良 3枠3番ヴァンクルタテヤマJRA 6枠8番ダンツキッスイJRA 6枠7番キングスゾーン(愛知)
09 1枠1番ヴァンクルタテヤマJRA 8枠10番ランザローテJRA 3枠3番リミットレスビッドJRA
10 1枠1番セレスハントJRA 2枠2番ダイショウジェット(JRA 3枠3番マンオブパーサー(佐賀)
11 8枠11番スーニ(JRA 2枠2番トーホウドルチェJRA 3枠3番ダイショウジェット(JRA
12 稍重 6枠6番テイクアベット(JRA 8枠11番ラブミーチャン笠松 4枠4番スーニ(JRA
13 7枠9番エーシンウェズン(JRA 7枠10番ガンジス(JRA 3枠3番コスモワッチミー(高知)
14 不良 4枠4番エーシンビートロン(JRA 2枠2番ピッチシフター(愛知) 8枠10番タガノジンガロ(兵庫)
15 6枠8番タガノトネールJRA 7枠10番タガノジンガロ(兵庫) 5枠5番レーザーバレットJRA
16 4枠4番グレウスフルリープ(JRA 5枠6番ワンダーコロアール(JRA 6枠7番タガノトネールJRA
17 7枠9番ラインシュナイダー(JRA 3枠3番タムロミラクル(JRA 8枠10番ウインムート(JRA
18 8枠10番エイシンバランサー(兵庫) 3枠3番ブルミラコロ(JRA 7枠8番ヨシオ(JRA
人気順 斤量 1着馬の位置取り 2着馬の位置取り 3着馬の位置取り
01 2、1、3 54、56、56 [2.2.2.1] [1.1.1.2] [5.5.4.4]
02 4、6、3 57、52、57 [1.1.1.1] [2.2.2.2] [10.9.3.3]
03 2、6、8 55、56、56 [1.1.1.1] [4.4.4.2] [6.6.6.3]
04 1、2、5 57、56、56 [6.6.4.1] [5.5.3.2] [8.8.8.3]
05 1、3、4 54、57、56 [1.1.1.1] [2.2.2.2] [11.11.8.5]
06 1、2、4 55、59、56 [5.4.3.1] [3.3.2.2] [4.5.6.4]
07 1、2、5 55、55、55 [2.3.1.1] [10.10.7.7] [7.7.4.6]
08 1、2、5 57、54、56 [1.1.1.1] [3.3.3.2] [2.2.2.3]
09 2、1、3 58、57、58 [4.4.3.1] [3.2.2.2] [7.7.6.6]
10 2、3、5 57、57.5、54 [1.1.2.1] [6.2.1.2] [7.5.5.3]
11 4、1、3 58.5、55.5、57.5 [3.2.2.1] [2.3.3.3] [6.6.4.4]
12 1、4、3 56、55、59.5 [1.1.1.1] [2.2.2.2] [6.5.4.3]
13 3、1、6 56、57、52 [8.7.1.1] [2.2.3.2] [4.4.4.4]
14 2、5、4 56、52、56 [1.1.1.1] [7.6.7.4] [6.7.6.5]
15 1、5、3 56、56、56.5 [5.4.4.1] [4.5.5.2] [7.6.6.3]
16 1、3、2 57、55、57.5 [1.1.1.1] [6.6.4.3] [2.2.2.2]
17 2、3、1 54、55、55 [3.3.3.2] [9.6.6.4] [1.1.1.1]
18 5、4、1 55、56、55 [5.5.4.2] [1.1.1.1] [4.4.5.5]

※07年からハンデ戦

1着、2着、3着馬の騎手 1着馬の前走 2着馬の前走 3着馬の前走
01 河内洋石橋守安藤勝己 1400mプロキオンS・3着 芝1200m北九州短距離S・2着 1400mサマーC・1着
02 安藤勝己福永祐一幸英明 1900m名港盃・9着 1700mKBC杯・8着 2000mマーキュリーC・3着
03 小池隆生、北村欣也、岩田康成 1600mスパーキング・6着 1400m吉野ヶ里記念・1着 1400m園田S1・2着
04 小牧太秋山真一郎、北村欣也 1400mプロキオンS・1着 1700mKBC杯・1着 1400m吉野ヶ里記念・2着
05 小牧太丸野勝虎赤木高太郎 2000m JDD・13着 1900m・名港盃・1着 1700mKBC杯・4着
06 佐藤哲三福永祐一川田将雅 1400mプロキオンS・1着 芝1600m・安田記念・14着 1800m関越S・2着
07 安部幸夫福永祐一吉田稔 1600mスパーキング・2着 1200m・北陸S・6着 1600mスパーキング・9着
08 倉富隆一郎、藤田伸二安部幸夫 1400mプロキオンS・1着 芝1600m・NHKマイルC・17着 1250mオッズパークグランプリ3着
09 幸英明武豊、岩田康成 1000m北海道スプリントC・1着 1400mプロキオンS・1着 1400mプロキオンS・8着
10 福永祐一柴山雄一山口勲 1700mKBC杯・1着 1400mプロキオンS・4着 1400m吉野ヶ里記念・1着
11 幸英明武豊、岩田康成 1400mプロキオンS・8着 1600mスパーキング・2着 1400mさきたま杯・4着
12 幸英明濱口楠彦川田将雅 1400mプロキオンS・6着 1000m習志野きらっとS・1着 1400mプロキオンS・10着
13 川田将雅蛯名正義赤岡修次 1400mプロキオンS・11着 1400mプロキオンS・6着 1300mトレノ賞・8着
14 武幸四郎大畑雅章木村健 1400m天保山S・1着 1900m・名港盃・1着 1400mアサヒスーパードライカップ・1着
15 川田将雅山口勲横山典弘 1400mプロキオンS・4着 1400mアサヒスーパードライカップ・1着 1400mかきつばた記念・2着
16 小牧太幸英明川田将雅 1400mコーラルS・4着 1400mプロキオンS・8着 1400mプロキオンS・11着
17 武豊福永祐一、ホワイト 1600mアハルテケS・5着 1400m欅S・15着 1400m桶狭間S・1着
18 下原理、秋山真一郎戸崎圭太 1400m笠松サマーカップ・1着 1400m欅S・6着 2000mマーキュリーC・2着

傾向

・ほとんど6番人気以内の馬同士で決着
地方馬が勝つ時も人気(斤量が重い)馬
・地方所属馬は各地区トップクラス級の馬が出てくれば好走する
・1番人気→2番人気→3番人気の順で決まったことは無い
ハンデ戦でも好走斤量にはばらつき
・ただし勝ち馬はハンデ戦に移行してから54kg〜58.5kgまで、軽斤量馬は来ていない
・枠の有利不利は少ないが、ここ数年は5枠及び12番が死に枠・番
・↑ただし佐賀競馬場は馬場改修後、大外枠でも不利ではなくなっている
・先行有利、後方からの馬は勝つ為にはマクり必須、差し・追い込み馬の3着が多い
・前走プロキオンS組は大敗からの巻き返しが多い
・前走1400m以上だった馬が有利、距離延長組はあまり来ていない
・地方ダートの経験があるとなお良し
・連覇はヴァンクルタテヤマのみ
・勝ち馬はすべて前走オープン以上
美浦馬に勝利なし
・牡馬が12連勝中
・前走が芝だった馬の勝利なし


出走表
出馬表|地方競馬情報サイト
◎シャインヴィットゥ
○スマートレイチェル
▲ヒザクリゲ
△グランドボヌール
×ハクユウスターダム
注マサヤ
「前走1400m以上だった馬が有利、距離延長組はあまり来ていない」「勝ち馬はすべて前走オープン以上」
美浦馬に勝利なし」「勝ち馬はハンデ戦に移行してから54kg〜58.5kgまで、軽斤量馬は来ていない」
「牡馬が12連勝中」「前走が芝だった馬の勝利なし」などといったデータがあるが、
JRA有力勢は当てはまらない馬が多いので今年に限ればこれらのデータはあまり参考にならないかもしれない。
今年は関東馬だがシャインヴィットゥを本命視。牝馬のスマートレイチェルとヒザクリゲが対抗。
ダートでほとんど走ったことがないグランドボヌールが惑星。
佐賀馬はこのメンバーなら掲示板に入ることを目標に。

2019年度九州産馬限定未勝利戦 ローランダーとイロゴトシがそれぞれ勝利

競馬 - サラ系2歳未勝利 結果 - スポーツナビ
【2歳未勝利】(小倉1、2R)~ローランダー、ブルーミングスカイが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
夏の小倉開幕週で九州産限定新馬戦を除外となり一般の新馬戦に回っていたローランダー。
そこでスピードのあるところを見せて先行しましたがペースが速くなり失速。
今回はそのレース内容が支持され1番人気となっていました。
オーナーの山下良子さんはこれがJRA初勝利です。九州1歳市場にて購買されていました。
九州のセリ市で例年のように九州産馬を購入されている方なのでそろそろ勝ってほしいと思っていました。
おめでとうございます。


競馬 - サラ系2歳未勝利 結果 - スポーツナビ
【2歳未勝利】(小倉1R、2R)~イロゴトシ、シホノレジーナが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
3週目の未勝利戦はイロゴトシが勝ちました。今年仔がデビューしたばかりのヴァンセンヌ産駒。
産駒としてはJRA初勝利です。北海道にいる種牡馬ですが今年はなぜか九州産馬が3頭もいます。
オーナーの内田玄祥氏は他に九州産馬のヨウエン、ヒトモジノグルグルなどを所有。
母馬をオーナーが所有し、九州の牧場に預託する形をとっているようですね。
未勝利戦はいずれも熊本・本田牧場の馬が勝利。早い時期の小倉で走りそうな血統を準備している印象があります。

第23回霧島賞 キヨマサが勝利して史上初の霧島賞3勝目

レース成績表
2番人気兵庫のキヨマサが2着に6馬身差をつけて勝利。
レース前から強い調教を積んできておりここに向けて調整されて来ていたのを感じました。
昨年は調整途上で心房細動を発症しうまくいかない部分もあったようで悔しい思いをされていたことでしょう。
JRAに所属したままではクラスが上がり出走出来ないため、地方に移籍して4年がかりで霧島賞3勝を達成。
熊本県のストームファーム(以前は村山牧場名義)さんはこれでコウユーヌレエフを挟んで霧島賞4連覇です。
ダートの得意な血統を計画的に生産されている印象がありますよね。


霧島賞 - Wikipedia
霧島賞」の名前で中央競馬で施行されていた時代は芝開催の時期もあったようですが、
その頃から見ていっても霧島賞を3勝した馬は過去にいないようです。
中央所属の場合、勝利すればクラスが上がってしまうので出走すること自体が難しくなりますからね。
キヨマサは地方移籍したことで地方オープンクラスのこのレースには制限無く出走できるようになりました。
来年度は負担重量がまた1kg増えて59kgでの出走になりそうですが、
今の状態ならばさらに勝利を積み重ねることができるかもしれませんね。

九州産馬今週の出走予定 九州産限定未勝利戦ほか

競馬 - サラ系2歳未勝利 - スポーツナビ
九州産限定未勝利戦の第2戦目。
先週からの連闘馬、一般新馬戦からの転戦馬、これがデビュー戦の馬、16頭が争います。


古馬はカシノウィングが霧島賞からの連闘となります。

第23回霧島賞 枠順確定

出馬表|地方競馬情報サイト
兵庫のキヨマサは霧島賞勝馬。昨年3連覇を目指しましたがコウユーヌレエフに阻まれました。
今年7歳になりますが近走も順調で衰えは見えません。史上初の霧島賞3勝目を目指します。
JRAからは前走トライアルを勝ったダンツブライトとカシノウィングが出てきました。
ダンツブライトは調教で良い動きを見せています。カシノウィングは佐賀・田中純騎手の手綱捌きに注目。
エリーバラードは今年のたんぽぽ賞馬。カシノティーダは昨年のひまわり賞馬です。
佐賀の交流競走で連続3着中のウマカモン、昨年3着で今年こそ逆転を誓うカシノランペイジ
地元佐賀からはテイエムフガエゾ、ミスターベアー、ウインボルケーノいずれも調子は良さそう。
どの馬が勝ってもおかしくない濃厚なメンバーが揃いました。

2019年度九州産限定新馬戦 テイエムヤマカゼが勝ち上がり一番手

競馬 - サラ系2歳新馬 結果 - スポーツナビ
【小倉新馬戦】テイエムヤマカゼ、九州産限定で完勝 山内師「まさか勝つとは」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
【小倉5R新馬戦】グラスワンダー産駒のテイエムヤマカゼ、九州産のデビュー戦制す 松山「強い競馬をしてくれた」 : スポーツ報知
【メイクデビュー】(小倉5、6R)~テイエムヤマカゼ、カイルアコナが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
今年の九州産限定新馬戦はテイエムヤマカゼが勝利しました。ハナに立つと最内に入りそのまま逃げ切りました。
レース前に松山騎手がコメントで「右にモタれる面がある」と仰っていたので、ジョッキーは作戦通りだったのでしょう。
内枠の4番に入ることができたのも幸運でした。開幕週の小倉は内枠の先行馬が有利になりがちですからね。
18番人気キリシマブリッジが先行して3着に粘れたのも内枠が後押しした形。最低人気での好走には驚きました。
2着アーモンドカラーはこの流れで2着に追い込んだのは評価できます。次戦以降楽しみです。
1番人気カシノライブリーは少し変な下がり方でした。大事に至っていなければいいのですが。


新馬戦をテイエム冠の馬が勝利したのはテイエムヒッタマゲ以来3年ぶり。
山内師と松山騎手のコンビでは2年前コウエイユキチャンが勝利していて好相性。
竹園オーナーは来年引退される山内厩舎に期待馬を入厩させていたんですねぇ。
まだ調教量の少ない中での好走ですから今後の上積みが見込めそうです。
テイエムヤマカゼは父グラスワンダーテイエムコウノトリ母父デュランダルという血統、鹿児島県・テイエム牧場の生産馬。
産駒はここ数年JRAでは2歳冬から3歳までにかけて初勝利を挙げることが多く、2歳夏に勝利したのは2015年以来。
2012年には産駒のクラウンレガーロが小倉新馬で勝っていましたね。
今年24歳でさすがに種付け数は減っていますがまだ種牡馬現役で頑張っています。
母はJRAの芝・ダート1200mで1勝ずつ。母方の血も濃く出たように思えます。


その他の2歳馬はローランダー6着、ヒノカミ6着、ヘイセイロード9着、ベルウッドコチョウ7着でした。

2019年度 九州産馬限定新馬戦

九州産2歳馬一覧更新しています。
2019年度 九州産2歳馬一覧(2017年産) - 座布団が行司にクリーンヒット


競馬 - サラ系2歳新馬 - スポーツナビ
今年も九州産馬の夏がやってきましたね。18頭フルゲート。
この世代からどんな馬が走ってくれるのか今から楽しみです。
除外された馬、回避した馬は他の2歳戦に回っているので紹介します。


土曜日小倉5Rメイクデビュー:ローランダー
日曜日小倉1R2歳未勝利:ヒノカミ
日曜日小倉5Rメイクデビュー:ヘイセイロード、ベルウッドコチョウ
※除外のレレリオは今週出走しません


参考リンク
【小倉新馬戦】ヤマカゼ期待 山内厩舎、最後の夏沸かす― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
【小倉新馬戦】名牝血統アーモンドカラー 白星つかむ― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
ギルデッドミラーは放牧へ/POG特選情報/競馬・レース/デイリースポーツ online
【JRA新馬戦】良血馬アイアンバローズなどがデビュー/POG | 競馬ニュース - netkeiba.com
【リレーコラム】関西競馬エイト~小倉開幕週の注目レースby竹下 - サンスポZBAT!競馬
【うわさの2歳馬】乗り込み順調~テイエムワッゼハエ - サンスポZBAT!競馬
【今日のキラ星】カシノライブリー - サンスポZBAT!競馬
【データで勝負】土曜小倉5R - サンスポZBAT!競馬
【土曜小倉5R】弘中の見解と厳選!厩舎の本音|日刊ゲンダイDIGITAL
【プラスα・小倉5R】動き及第点― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

九州産馬情報

7月1週 テイエムチューハイ7着
7月2週 出走なし
7月3週 コウユーヌレエフ1着
コウユーヌレエフが障害オープン2勝目をあげました。
関西馬なんですが何故か東日本の競馬場に遠征することが多いですね。
来週小倉サマージャンプもあったのですが今週の福島を使って勝利。
結果を残しているので陣営のは考えてレース選択をしているのでしょう。
来月は新潟ジャンプS、その前週に小倉で障害OP、次使うならこの辺りかな?
※九州産新馬についてはまた別に書きます。


7/30佐賀競馬場で行われる九州産限定2歳戦「ひまわり賞チャレンジカップ」の登録馬が発表。

カミノメグミ 小松丈二
アリラン 石川慎将
ヒットリーン 倉富隆一郎
ゴーゴーサムライ 竹吉徹
カシノアズキ 出水拓人
タケノムサシ 石川慎将
シースクワート 倉富隆一郎

http://nihonichi.bz/?eid=5387

勝てばひまわり賞に出走可能になります。
カシノロンドとミサキショコラは27日の新馬戦に出走。


7/30佐賀競馬場で行われる第23回霧島賞の登録馬が発表。

ウマカモン
エリーバラード
カシノウィング
カシノティーダ 高倉稜
カシノランペイジ 鮫島克駿
ダンツブライト 幸英明
ニコルハイウェイ
ペニテンテス 兒島真二
キヨマサ 山口勲
ウインヴォルケーノ 小松丈二
テイエムフガエゾ 田中純
ミスターベアー 竹吉徹

http://nihonichi.bz/?eid=5383

佐賀・岩永千明騎手 落馬負傷から3年以上……復帰後初勝利!

地方競馬 データ情報

7月15日佐賀2レースでノーブルクィーンに騎乗した岩永千明騎手が復帰後初勝利を収めました。
落馬負傷前、2016年2月27日リバーデュランダル以来、3年4ヵ月ぶりの勝利です。

2016年3月に落馬して大けがを負ったが、徐々に回復。懸命なリハビリや、復帰に向けた攻め馬騎乗を続けてきた。
山下師は「長く休んでいたし、先につながる騎乗を。平常心で乗ってほしい」と、まな弟子を送り出す。

https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/518775/

岩永騎手が落馬負傷したのは2016年3月6日。詳細は発表されていないけれどとても大変な怪我で、退院後も長らくリハビリ生活が続きました。(中略)レースに復帰するに当たって、背中に入っている金具を抜く手術が行われました。日常生活や調教をする上では支障がないそうですが、レースとなると感覚が違うということで、除去手術をして万全の態勢で復帰したのです。

https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=43824

先月、3年3ヵ月ぶりに騎乗を再開した岩永千明騎手。
今だから正直に書きますと私は復帰は難しいのではないかと思っていました。
2016年あの酷い落馬、退院したと発表されてはいましたがその後全く情報無し。
1年後のLVRで久しぶりに姿を見せられた時はゆっくりと歩行されててリハビリ中だということがわかりました。
1年経ってその回復具合でしたから少なからずショックだったことを覚えています。
その後は騎手免許更新の時期が来る度に佐賀競馬の公式ホームページを恐々と開いてみたりしました。
「引退」の二文字が……無い、良かった。でも今どんな状態なのだろうか……と。


岩永騎手は私の不安などをよそに1年半後の「さがけいばまつり」で改めてファンの前に姿を見せ誘導馬に騎乗。
今年2019年に入ってからは競馬新聞の調教欄で何度も岩永騎手の名前を見かけるようになり
本格的な復帰の準備をされていることが分かりました。そして復帰。
歩行もままならなかった状態からリハビリを続けて3年3ヵ月ですよ……。
佐賀競馬実況の中島アナウンサーも仰っていたとおり、その「心の強さに敬意」するしかないです。


荒尾時代にもキツい落馬を経験されていて、その時は脳挫傷と脊椎圧迫骨折で全治3ヶ月の診断、
その後2ヶ月間は寝たきりの状態だったといいますが半年後レースで騎乗されています。
今回二度目の長期休養からの復帰、ご本人が一番諦めていなかったんですね。
不屈の精神を持つ最高のジョッキーが帰ってきました。
この勝利をきっかけにまた勝ちを積み重ねていってほしいですね。

九州産馬 先週の結果

カシノランペイジ13着、テイエムウンマカ13着、ショウナンタクト15着、ブンキンタカシマダ11着でした。
カシノランペイジは休み明け&初障害戦。徐々に慣れてくれれば。
ショウナンタクトは2年の休み明けでした。こちらも少しずつレースで走るスタミナがついてくるといいですね。
ブンキンタカシマダの本番はここを叩いて小倉の未勝利戦でしょう。


今週は濃尾特別にテイエムチューハイが登録しています。

九州1歳市場2019が開催される

【九州1歳市場2019(Kyusyu Sale、Yearlings)】が開催!(結果概要) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
累年成績 | 九州1歳市場 サラブレッド 1歳 |JBISサーチ(JBIS-Search)
上場頭数17頭(欠場2頭)、売却頭数は5頭。近年の中では良くない数字でした。
セリに参加した申込者が例年からすると少なかったようです。
九州トレーニングセール休止の影響も少なからずあったのかもしれません。
また、最低でも20頭以上は上場されてないと購買者は来場する意欲が薄れるのかも。
わざわざ鹿児島までやって来てくださるわけですからね。


ただし最悪の結果というわけではありません。平均価格、最高価格は過去10年でトップ。
台付け価格が高かった印象もなく競った結果値段が上がっていきました。
上場される血統の質も上がっていますし、レポジトリー公開など市場としての体制も整いつつあります。
ただ北海道のセールに連れて行く牧場も増えているので、九州のセリに出した方が得だという利点を
販売者側、購買者側の両方に提案できるようなセールになっていくといいですね。


小田切ワオ on Twitter: "九州1歳市場2019が開催される - 座布団が行司にクリーンヒット https://t.co/VzYULi4CJS"
上場馬の画像をアップしています。

兵庫県競馬が黒字化して存続できたのは姫路競馬場の工事のお陰だったかもしれない話

神戸新聞NEXT|総合|休止中の姫路競馬場、7年半ぶりレース再開へ ネット投票の普及追い風に
神戸新聞NEXT|姫路|競馬場で卓球、ヨガ楽しもう スポーツクラブ開業 姫路
今年、噂されていた姫路競馬場の再開が公式に発表されました。
既にスタンドの耐震改修も実施済、スタンド内外にはスポーツ施設が整備されています。
兵庫県競馬の時系列を軽く書いてみると、
2010年……約5億5000万円の赤字に転落、県の方針による競馬事業存続の見極め期間(5年間)開始
2011年……「翌年からナイター競走の開催を予定している」との報道、単年度はなんとか黒字
2012年……フルシーズンでのPAT発売開始、ナイター競馬開始、単年度は3億円の赤字
2013年……約5億3200万円の黒字に転換、以降黒字が続く姫路競馬場が休止に


……こんな感じ。見極め期間だった5年間でのトータルが黒字となったため存続されました。
姫路は「競馬場内馬場に船場川の洪水を防ぐ調節池工事のため」2013年から休止とされてきましたが、
個人的には再開する目途は立っていたのか等の疑問点がありました。なにせ6年以上開催されていませんでしたからね。
今回朝日新聞の関西版に詳細な記事が載っていたのでここで紹介しようと思います。
姫路競馬場で来年 7年半ぶりにレース再開 - 一般スポーツ,テニス,バスケット,ラグビー,アメフット,格闘技,陸上:朝日新聞デジタル

  • 売り上げが厳しいときに条件のいい園田開催に集中できた
  • 池の工事補償金の約7億円でナイター開催費用を捻出できた(ナイター化工事費用は約8億8000万円)
  • 片方の休止中に代替開催ができるので売り上げに穴を開けずに済む
  • 姫路競馬場は地元住民から好意的に見られている


高知競馬場がナイター化できたのは「ハルウララ資金」のお陰と言われていますが、
兵庫に関しては姫路競馬場内馬場溜池工事の補償金がナイター設備費用になっていたとは知りませんでした。
園田のナイター化が姫路のお陰だからこそ両場は相即不離の関係にあるわけですね。
競馬開催はずっと回転していないと赤字になってしまうのでコース工事による休止は死活問題になりかねず、
そういう意味で岩手競馬の盛岡・水沢、兵庫県競馬の園田・姫路のような2場体制は理に適っていると言えます。
園田はあの「園田事件」以降、地域住民と「将来的には園田競馬は廃止する方向で検討する」という覚書を交わして
再開した経緯があり(現在も効力があるのかは不明ですが)ナイター化に際して反対意見も出たようですが、
姫路競馬場は周辺住民と良好な関係が続いているようでこれも素晴らしいことだと思います。

 「洪水対策の池を作る工事をしている間、休ませようとなったんですよ」。同組合の米沢康隆副管理者(63)がまず教えてくれた。近くを流れる船場川があふれそうになったときに水をためる。そのための池を、姫路競馬場のコース内側に造る工事が18年度末まで続いたため、レースを休んでいたという。12年8月から姫路でレースができない状況は同組合にとって痛手だったのかと思いきや、「いい時期に工事があった。ほんまにラッキーなことやった」。
(中略)
 このことは大きく分けて二つの恩恵を同組合にもたらしたという。一つ目は「売り上げが厳しいときに条件のいい園田で集中できた」ことだ。園田競馬場は大阪と神戸に挟まれていて集客しやすい。
二つ目はナイター競馬の資金ができたこと。廃止を回避するために同組合は「いちかばちかでナイター競馬をやろう」と考えた。ただ、照明設置などの費用が捻出できなかった。
そんなとき、池の工事の補償金として国から県を通して約7億円が入って来た。12年度からナイターを始め、「昼開催は退職後の人が多いが、ナイターは仕事帰りの人が多い。現役層の掘り起こしにつながった」。
(中略)
 「ネットは一番大きいが、1年でポーンと伸びたわけではない。2場開催を維持していたら、競馬組合が耐えられたかというと、その体力はなかったと思います」と米沢さんは打ち明ける。
園田開催の方が収支的に有利ならば、姫路を廃止し今後も園田だけで開催すればいいとも思えるが、園田の施設を改修する時間を確保するためにも姫路は必要なのだという。ダートコースの砂の下には石と砂を固めた「路盤」という層があり、数年に一度は大規模改修の必要があるという。その工事に1ヵ月以上かかる。園田を改修している間、姫路競馬場でレースを行うことで売り上げに穴を開けずにすむ。
 姫路競馬場のある広峰地区連合自治会長の藤谷祥次さん(67)によると、地域では40年ほど前まで家で馬を飼っていた家も多く、地域の地場産業として競馬場に好意的な住民が多いという。「『馬は走らんのか』と住民からよく言われる。馬券を買わない人も馬がいないと寂しい」。姫路競馬場が年明けの開催を待っている。<<

https://www.asahi.com/articles/ASM6B5Q7KM6BPTQP00B.html

九州産馬情報

関東オークス:エリーバラード13着
6月3週:テイエムウンマカ5着
6月4週:出走なし
エリーバラードは初距離、同型が多かったのも響きましたかね。


今週古馬はカシノランペイジテイエムウンマカ、ショウナンタクト。
そして日曜日中京の新馬戦でブンキンタカシマダが出走します。2歳世代JRAでは初出走です。
ブンキンタカシマダ | 競走馬データ - netkeiba.com

九州産馬情報

5月5週:カシノウィング15着、カシノティーダ10着
6月1週:テイエムチューハイ3着
6月2週:出走なし
テイエムチューハイはよく頑張っています。馬主孝行な馬ですね。
九州ダービー栄城賞に出走したテイエムヒッパシレは6着、馬体減も響いたかな。


関東オークスにエリーバラードが出走します。
出馬表|地方競馬情報サイト
前走は芝のニュージーランドトロフィーなので度外視していいでしょう。
人気は無さそうですがダートに戻れば見せ場はあるはず。あとは大きな距離延長がどうか。