座布団が行司にクリーンヒット

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2008年南九州牧場めぐり

更新が遅くなってすみません。遅筆でなかなか進まず…もくもくと書いておりました。
今年はあまり時間が無くて去年・一昨年と比べてあまり回れていないのですが、行きたい所には行けたかな。
ここ数年で生産頭数がだいぶ持ち直した九州の馬産ですが、北海道同様まだまだ厳しい状況は変わりありません。
そんな中で熊本を中心に新しい牧場が育っているというのは、ファンとしては非常に嬉しい。
ただこういう新しい所はほとんどが他の事業をしていて、傍らでサラブレッドの生産もしようとしているところ。
それでも熊本で古くから生産をされている方々が新規の牧場を増やそうと積極的に動いているというのは、とても
素晴らしいことだと思います。宮崎や鹿児島でもそういった新規開拓の動きが活発化してくれればいいのですが。
熊本は肉馬やブランド牛の生産が盛んで、食用の馬の生産をされていたところは、サラブレッドとは違うとはいえ
馬の生産についてのノウハウを持っていらっしゃるし理解もあるから、新規開拓もしやすいのかもしれない。
鹿児島や宮崎は肉馬の生産はほとんどしていないらしい。酪農などが多いので、新規の牧場となるとなかなか…。


競走馬の生産を専業でされている牧場はどこも大変そう。そういう牧場の多くはこれまでに育成・休養の牧場に
シフトしていった例が多いのですが、その育成・休養の分野でも最近はなかなか馬が入ってこなくなったという。
馬主さんが自前でそういう牧場を作ったり、トレーニングセンターのすぐ近くに大きな牧場ができたりして、
それが九州の牧場に影を落としている感じ。やはり九州までの移動距離が長いというのは弱点の一つだ。
しかしメリットも沢山あるわけで、例えば冬場に雪の影響を受けずにトレーニングができるとか。
こちらもそういう長所を全面的に押し出して積極的にお客さんを新規開拓していく必要があるんじゃないかなぁ。


最後に一つだけ牧場の皆さんの言葉を代弁させていただきますと、常に良い馬を探している、ということ。
繁殖牝馬種牡馬もですが)になれるような質の良い馬がほしいと、いつも情報を集めているのです。
しかしこの世界は横の繋がりで情報も馬も渡っていきます。まったく面識の無い場合などはなかなか
馬の情報すら入ってこないものです。一方、馬主さんや関係者さんも引退させる馬に思い入れがあって
「なんとか繁殖にあげてやりたい」「この馬の仔がほしい」という人もいるでしょう。
牧場側はなんでもかんでもというわけではないでしょうが、引き受ける可能性はあると思います。
特に良血馬、そこまで良血でなくとも現役時代に実績があった馬は当然好まれるようです。


また牧場の中には「人材」を求めているところもあります。「競走馬に携わる仕事がしたい」という方は
牧場に連絡を入れてみてはいかがでしょうか。駄目元でも意外とすんなり行くことがあるかもしれませんよ。
現在募集しているという話は協和牧場鹿児島分場さんで聞かれました。詳しくはそちらで書いておきます。

熊本編

片山牧場

霧島賞優勝したナセの話などしてきました。
「ナセが活躍するとは正直思っていなかった」というくらい見栄えがあまり良くない馬だったそうで、
「馬は難しいね(苦笑)」という話でお互いに納得。しかも調教でもいつも真面目に走らずタイムは遅いわ、
パドックでもいつも良くは見えない馬だから毎回人気にならないんだよな〜。でも本番ではキッチリ走るという。
たぶん頭がいい馬なんだろうなと思います、レースなのかそうでないのかが分かるのかもしれない。ついでに
重賞かそうじゃないレースかも分かってるのかもしれないな、今後は佐賀版「新聞の読める馬」と呼ぼうか(笑)
霧島賞後最初のレースとなった天山特別(1800m)でも7着、短い距離が得意とはいえねぇ…(苦笑)
今年は吉野ヶ里記念で好走できればサマーチャンピオンにも挑戦してみたいとのこと。楽しみです。


こちらの生産馬でかつて霧島賞を勝ったベルガモットシールの初仔ももうすぐ生まれるそうです。
http://k-ba.data-hotel.net/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=3479&mdata=132616
去年の繁殖セールで購入されたリメンバーミッドナイトは体が小さく大人しい馬でした。
こちらの牧場の馬がいつか中央で走る姿を見てみたいのですが…セールで中央の馬主さんが買ってくれないかなぁ。
ナセやベルガモットシール級ならば中央でも通用していたはずですからね。

(左:牧場にいた1歳馬 中:繁殖牝馬たち 右:ナセの下)


こちらの牧場がいつもJBBAの種馬をつけるのは、もちろん種付け料がお得だからということもあるのでしょうが
JBBAは不受胎や流産の場合に種付け料が返還されるというのも大きいと思います。また個人所有の種牡馬の場合は
何事か事故など起きた際に対応が難しくなる恐れがあるからではないでしょうか。保障の問題などもあるでしょう。
北海道などに種付けに行くにしても、移動に助成金が出るのはJBBAの種馬を利用する時だけですからね。九州の
実績のない種牡馬を種付けするのはある意味で賭けです。そんなバクチを打つくらいなら……ということでしょう。
これは他の牧場も同じだと思います。ですから九州種馬場の存在は九州の馬産にとって非常に大きなものです。
かつてのマークオブディスティンクションのように、九州種馬場に1頭でも素晴らしい種牡馬がいれば
九州産が大ブレイクする可能性だってあるのです。JBBA種牡馬の動静をこれからも見守りたいところです。

本田牧場

デザートストーリーが熊本の本田土寿牧場に移動 - 座布団が行司にクリーンヒット
新しくやってきたというデザートストーリー目当てでやってきたのですが、いないんですよね。本田さんも留守。
………もしかしたらこの話自体がポシャった? あれだけニュースになったんだから間違いないと思うが…。

(左中:メガスターダムは元気に草食ってました。なかなかこちらを向いてくれない…)
(右:本田牧場にいた仔馬、か〜〜わ〜〜い〜〜い〜〜)
しかしこちらは相変わらず来る度に牧場に新しいものができてるよなぁ。今も新しい厩舎を工事中でした。

坂本トニアシュタール

坂本さんは昨年の繁殖セールでソランダ(写真:左)という繁殖牝馬を購入されています。
ソランダの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
それまで下河辺牧場で繁養されていた馬で、これがまた見事なドイツ血統の馬なんですよ。
日本でもなかなかこういう血統の馬は少ないんじゃないですかね。こういう血統の馬がほしかったんだそうです。
今年はひとまずロドリゴデトリアーノ、来年以降はどうしてもマリエンバードをつけたいとおっしゃっていました。
http://k-ba.data-hotel.net/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=3479&mdata=127821
http://k-ba.data-hotel.net/cgi-bin/ped/match.pl?fdata=110592&mdata=127821
坂本さんの配合論が伝わってくるような気がします。

この時はたまたまアブソルートウイン(写真:中)が休養に来ていました。
佐賀時代に花吹雪賞を制し、南関東から福山に渡り活躍しています。
またこちらで育成され、佐賀でも活躍したイカルガ(写真:右)が今は乗馬として第二の馬生を送っています。
気性が非常に大人しく、子供を乗せても大丈夫くらいなんだそうです。

村山牧場

以前来た時よりも厩舎は増えてるわ放牧地増えてるわ、かなり変化していましたね。しかもまだ拡張予定だとか。
こちらは元々食用馬の生産や貿易関係のお仕事をされていて、熊本の生産者さんに誘われてサラブレッドの生産も
始められたらしいのですが、「少しのつもりがどっぷりハマってしまった」とおっしゃる通りになっています。
村山さんは社台の方とお付き合いがあるそうで、社台、白老、ノーザンファームなどの出身の良血繁殖牝馬
次々と導入されております。息子さんも学校が休みになる度に北海道へ「修行」しに行かれるんだとか。
現在こちらに繁養されている主な繁殖牝馬は……ローブモンタントフォンティーンセリーンハイネス
ヒカルパロサントリアルハイブローウウィスパーカールスペシャルセクレタリーメジロキャニオンなど。
ローブモンタントはエルフィンS勝ちや阪神3歳牝馬S2着、桜花賞3着など活躍した馬です。キャプテンスティーヴ
仔を受胎中、他にはファンティーンにオンファイアだったかな。北海道の種牡馬を積極的に種付けしているほか、
熊本の種牡馬も種付けされています。ウィスパーカールは半兄にダートで活躍中のゼンノパルテノン等がいる良血。
スペシャルセクレタリーはレガシーハンターの母、メジロキャニオンはパリスナポレオンの母ですよ。
こちらに来た理由は高齢などもあるでしょうが、よくぞこれ程の馬たちが九州に来てくれたなぁ〜と思いますよね。

(左:ローブモンタント 中央:スペシャルセクレタリー 右:メジロキャニオン)


今はいませんが種牡馬も導入したい考えがあるみたいです。できれば実績のある種馬を北海道から持って来たいと
いうことですが、なかなか難しいようです。もちろんそんな馬を手放そうとする牧場はなかなかないでしょうし、
導入してもし死なれでもしたら大変だから、と。「熊本の村山牧場ってとこで死んだらしいぞ」なんて悪い評判に
なってしまえば元も子もないでしょうからね。JBBAの種牡場などは獣医さんも常にいますし体制が整っていますが
個人の牧場の場合は……受け入れる側もしっかり準備されていなければならないということです。
ですからもしそんな種牡馬を呼ぶ場合は数年間のレンタルにして、無事に北海道に戻したいということでした。
私にとっては夢物語のようなお話でしたが、デュラブも本田さんの所に来たし、いつか実現すればいいなぁ。
実績が無いにしても、良血の馬がいれば種牡馬にしたいということでした。あのモノポライザーを連れて来ることに
なっていたそうなんですが、怪我の状態が思わしくなく種牡馬として難しいということで実現しなかったそうです。
牡馬も牝馬も、どこか他に良血馬はいないかなと探していらっしゃるようでした。

宮村牧場

これまで行ったことが無かったこちらの牧場には今回特に行っておきたかったんですよね。
ネオユニヴァースの全兄アグネスプラネットがいる牧場です。昨年の繁殖牝馬セールでは2頭買われていました。
さらに今年一月の冬季繁殖馬セールでスガノデヴィルセイウントトモニの2頭を購入されたようです。
株式会社 ジェイエス
こちらも肉馬・牛の生産をされていた牧場で、サラブレッドの生産はこれが初めてとのこと。
「血統、配合などまだまだ分からないことばかり。色々と教えて(笑)。」と場長さん。
地方競馬の馬主もされていらっしゃって、佐賀に何頭か預けているとのこと。ばん馬も所有されていたとか。

(画像はアグネスプラネット
当日も別の時間帯に村山牧場の繁殖牝馬に種付けしたばかりだったそうです。種付けは上手とのこと。
全弟で実績も断然上のネオユニヴァース種牡馬入りしたことでどうしても移動せざるを得なくなり、
はるばる熊本までやってきたアグネスプラネット(全兄のチョウカイリョウガもいるしなぁ)。
デビュー前は「10年に一度の逸材」とまで言われた馬です、種牡馬として九州で成功を収めてほしいものですね。

ホースパークプロスパー

昨年の繁殖セールでエディーナパンチョズコロニー(インターレジェンダの母)、マイネアイボリーを購入。
去年がこちらの生産馬の初デビュー年だったのですが、カシノユウはひまわり賞4着、ベティザデュエルは先日
レベルの高い大井で4着に入るなど徐々に良化してきています。そろそろ初勝利も期待したいところです。
この日はたまたま獣医さんが来ていらっしゃってて、何をするのかと思っていたら、馬の腸内洗浄でした。
映像などでは見たことがありましたが目の前で見るのは初めてだったので興味深かったです。
ちょうど坂本さんも来られていて向後さんとともにしばし雑談。この仔馬達もセールに出てくるだろうな…頑張れ。

(左:パンチョズコロニー 中:エディーナ 右:仔馬たち)


そのほか上野育成場や竹原牧場にも行って来ました。竹原さんの牧場も馬が増え、どんどん大きくなっていました。
ちなみに坂路の計画はまだまだ先になりそうだとのこと*1

鹿児島編

ホースランドあいら

今まで何度か伺っていたのですが、今回初めて場長さんとお話することができました。
まずは「クリノダイシス、たんぽぽ賞優勝おめでとうございました」から始まりました。
九州トレーニングセールではトップタイム、今でも「クリノ」の馬の中で一番時計を出し続けているとのこと。
各牧場に色々な方針があります。最初から自分で走らせるために所有する所もあるし、庭先取引やセリ市に出して
馬を売ろうとする所、ほとんどがこのタイプでしょう。その中でも当歳・1歳市場に早めに出す牧場もあれば
レーニングセールまで待ってセリに出す牧場も。育成施設の無い牧場は早めの時期に売却しようとします。
こちらホースランドあいらさんは立派な施設があるので、むしろトレーニングセールで売ることが牧場名を広く
知らしめ評判を上げることになっています。セールまでにじっくり育成し、セリの前には坂路*2でビシバシ鍛えて
あの好結果が生まれているようですね。鹿児島はこの生産・育成一体型の牧場が多いように思います。
熊本は生産のみの方が多いかな。このあたりも同じ九州産とはいえ各地で特色があるようです。

(左:マルカダイシス 中:イシノナイト 右:ゴールドプルーフ
クリノダイシスの父マルカダイシスは種付けも上手く、ここまで順調に種牡馬を勤めてきました。
その激しい気性も種牡馬に向いていると徳重さん、サンデーサイレンスと同じです。
現役時代は地方のダートでも走った馬ですからパワーがあるし、たんぽぽ賞優勝は不思議ではなかったとのこと。
JRAでは芝の中距離以上の重賞で活躍した馬ですし、距離が伸びても楽しみだということでした。
以前書いたようにきさらぎ賞挑戦も考えられていたようですが、今はソエが出てしまって休んでいます。
芝・ダート兼用、距離も問わないのならばこれから色々な条件で試してほしいですね。
たんぽぽ賞勝ち馬はその後出世することが多いですし、楽しみな一頭です。
イシノナイトは「華麗なる一族」のサンデーサイレンス産駒。今年初産駒がデビューを予定しています。
そしてゴールドプルーフ。こちらは気性が大人しすぎて牝馬の前に来ても一切反応してくれないそうです。
今でも諦めてはおらず、種付けの練習をして一頭でも産駒を出したいとおっしゃっていました。

協和牧場鹿児島分場

少し前にフラワーシャワーという協和牧場の馬が登録抹消になり、「繁殖・鹿児島」と書いてあるのを見て
もしやと思い見に行ったんですよ。フラワーシャワーは確かにいたのですが、もうすぐ北海道に移すとのこと。
やっぱり鹿児島分場での生産は行わないのかなぁ……少し期待していたんだけど。残念です。


この日は場長さんともお話することができました。霧島賞2着のダイキチへイローの話なども。
「芝向きだよね」ということで話が一致。馬主さん次第だろうけど、JRAに戻す可能性もあるかも。
それにはまず佐賀で勝利を収めなければなりませんからね。短距離で走れないことにはなぁ……。
そして前回もお会いした茂呂さんとも、またお話ができてよかったです。


ここで場長さんから募集のお知らせ。協和牧場鹿児島分場では今、働き手を募集しているそうです。
競馬の騎手などを目指していて経験を積みたいという人、こちらでずっと働きたいという人まで、
未経験者でも一からしっかり教えてくれるそうですよ。もちろん給料も出すと(笑)。
特に前者のような若者を募っているそうです。周りにそういう人がいたら教えてくれ、ということでした。
(そういえば地方競馬は教養センターに入らなくても一発試験制度があるからな……かなり難しいらしいけど)
ともかく興味のある方は一度連絡してみてはいかがでしょうか。

JBBA九州種馬場

イシノサンデーロドリゴデトリアーノに会いに行きました。
場内が以前とは違って馬を入れるケージが沢山あったり、隔離して移動できる通路ができていたりして
何事かと思っていたら、なんでも検疫のためだとか。馬インフルエンザなんかがあったから……?

(左:イシノサンデー 右:ロドリゴデトリアーノ
ロドリゴはやはり人気だそうで、今年も既に多くの予約が入っているようです。
スーパーホーネットの活躍次第ではもっと人気になるかもしれないなぁ。
九州にとっては嬉しくないけど、北海道に戻ってしまう可能性もあるかも…。
そうそう、ブルバードライジンも元気にしていましたよ。
この後はニルキング牧場の馬を見つつ、ヒカルイマイのお墓に参ってから次の場所へ。

小園牧場

昨年伺った時、芦毛アドマイヤコジーン産駒がいたんですよね。あの仔が成長して調教を行っていました。
こちらは長い坂路コース*3がありますから育成面では充実していると思います。デビューが楽しみです。
この日は場長さんとお話させていただくことができました。以前はアラブの生産など盛んに行っていましたが
アラブがなくなり、休養・育成にシフト。しかし現在はその分野でもなかなか馬が入ってこなくなったそうです。
立派なコースがあるのにもったいない話です。そういう経緯があって土地を遊ばしているわけもいかず
サラブレッドの生産を再開されたそうです。こういう事情の牧場は今、鹿児島・宮崎に増えてきています。
うまくいってほしいと願うばかりです。

(左:アドマイヤコジーンの仔 中:牧場にいた仔馬 右:たぶん親子)

釘田ファーム

今回も釘田さんとお話しすることができました。メッサーシュミットは「ちょっと使い過ぎたかな」ということで
笹針、追い針を打って今は休養中。しかし回復は早いようで、しばらくしたら厩舎に戻せるんじゃないか、と。
母アバンダンメントは去年は空胎だったそうで、今は種付けのために北海道に移動しているとのことです。
繁殖牝馬を引退し悠々自適の生活を送っていたターボフラッシュの母ノーザンスイフトですが、去年の暮に
亡くなったそうです。かなりの年齢でしたから大往生だったと言えるのではないでしょうか。今までお疲れ様。
他にも新たに導入した繁殖牝馬などがいました。これから楽しみですね。

伊東牧場

コウエイトライコウエイノホシなどの活躍で快進撃を続ける伊東牧場。
こちらにコウエイマーベラスが去年から来ているということで見に行ってきました。
写真を撮った後にどちらか忘れてしまいました…たぶん左がマーベラス、右がダンツビューティだったと思います。

マーベラスの初仔リバーストーンはホッカイドウ競馬に移籍後活躍中で、次の産駒も楽しみです。
コウエイトライの話も聞いたのですが、今年で引退ということはなくまだまだ現役を続けていくとのこと。
あとやはり中山大障害コースに挑むことは無いんじゃないかということでした。無事が一番ですからね。
コウエイロマンは分場の方にいるということでしたが、探していて時間がなくなってしまい今回は見れず。

終わりに

以上、今回巡ることが出来た牧場はこれくらいです。本当ならば宮崎や他の牧場にも行きたかったんですけどね…。
これまでとは違って良い話もあったし(悪い方もあったけど…)、行ってよかったと思いました。
また時間が出来れば回ってみたいと思います。今度は九州トレーニングセールにも行ってみたいなぁ。


他に漏れ聞いたこぼれ話などをいくつか。
現在の生産界は、仔馬は早生まれが主流になっていってます。早く生まれればそれだけ早い時期に調教を
開始することができるわけで、調教量が遅産まれよりも当然多くなります。デビュー時の体つきも違います。
ですから今の時期になると牝馬に発情が来れば即種付けが出来る態勢にしておかなければならないのです。
中には北海道などで「1月1日生まれ」で登録されている馬を見かけたりします。あれって本当なんですかね?
ほとんどの場合は年明け前に産まれてると思います(笑)。12月生まれだと数日後には1歳になっちゃうから大変。
なんとなくですが暗黙の了解で「1月1日生まれ」が認められているような気がしますね。


牧場めぐりをされる方へ。九州・青森・北海道の牧場に行ってきましたが、
移動は基本的に車になると思います。牧場ってのは基本的に田舎にあるものですから(笑)。
中には駅から近い牧場もあるでしょうが、ほとんどの場合は徒歩では厳しい場所にあります。
バスなどがあっても本数が少ないところが多いでしょう。素直にレンタカーを借りることをオススメします。
牧場によっては見学不可の所もあります(鹿児島では例えばテイエム牧場・田原牧場など)。
日帰りでも場所によって上手く行けばそれなりに回ってこれますからね。
まずは思い立って日帰りで、一歩踏み出すことから始めるのもいいかもしれません。


あとは思い出しつつ追記するかもしれません。


競馬ランキング&競馬情報検索エンジン 競馬サーチ.com

*1:牧場から少し離れた場所の山を削って坂路を作ろうとしているのだとか。壮大すぎる…

*2:こちらの牧場にある「手作り」の坂路、手作りとは思えないほどの傾斜がある。雨の日は砂が流れて大変だとも

*3:傾斜は結構緩やかなのだが、その傾斜が長〜く続いているコース