座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

カタユケタ

ハルウララのことどんな風に書いているのかなと思い、久しぶりに<a href="http://take.nifty.com/diary/index.html">武豊日記</a>を見ました。

結構批判的、というか、キツイ言葉で書いてますね。
まぁ実際競馬をやっている人間とミーハーファンの間に多きな隔たりができるのは仕方ない。
私もハルウララに関しては「売り上げが伸びるならいいや」って程度ですしね。
でも武豊騎手のここの部分には、?でした。

(前略)もう一つ書いておきたいのは、ハルウララの今日のレースの1着賞金が僅かに11万円だったこと。勝ったとしても、騎手の取り分は5500円。仮に5着だったとすると、6000円ですから、騎手は300円にしかなりません。結果がブービーだったので何もらえないのは仕方がありませんが、命をかけて乗るジョッキーにとって、それは酷な見返りではないでしょうか。(後略)

ユタカさんの言いたいことは分かります。まったくその通りです。が、
現在の地方競馬の財政の苦しさはご承知でしょう。その地方競馬が存続していく為に
あらゆる努力をしています。その中で大きなものが賞金カットです。
人件費削減などやってもたかが知れてます。一番効果があるのはこの賞金カット。
支出を出来る限り減らして少ない収入から黒字にしようと躍起なんです。
騎手の取り分を多くすると、その分他の人に渡るお金が減っていくわけで。
馬主さんだってあまりに減らされたら我慢できませんよ。自ずと興味も失せていくことでしょう。
そうなると・・・馬主からも見放された競馬場は悲惨なもんです。
そんな賞金の低い、給料の低い地方競馬で騎手たちは何とか頑張っているんです。
中にはバイトをしている若手もいると言います。1回数百円の騎乗で何とか食い繋いでいるのです。
それを、賞金の高いJRAの日本一稼いでいるジョッキーが「取り分が低い」と言うのは・・・どうかと。
言いたいことはわかります。が、違うんです。感情的な問題でね。
人が来ない。賞金が安い。だから騎手の取り分が安い。どうしようもないんですよ。
ただ「騎手の扱いを良くしろ」だけじゃダメなんです。もう競馬場全体の問題ですから。
その点で武豊騎手は素晴らしい。話題作りの為に賞金の安い地方競馬にも遠征してきてくれる。ありがたい。

しかしそれこれとは別。難しい問題なんですよ。

今日のますネタ:
イカ』(珍馬名)
臭っ。