世論は選手会を指示しました。球界縮小に賛成するような人はいないでしょう。さらに
ここに来てマスコミが一斉に報道し始めました。選手会が善でオーナー側が悪、という図式が固まりました。
この世論とマスコミは選手会を大きく後押ししました。当然と言えば当然ですが。
まったく相手にしてくれない経営陣側に対し、「最後の切り札」「伝家の宝刀」と呼ばれるものを
選手会は持ち出しました。ストライキです。ここでオーナー側は慌て出しました。ストライキはヤバいと。
さらにオーナー側は醜態を晒しだしました。ナベツネはあれほど「野球協約に載ってないから〜」
と言ってたのに契約違反で引責辞任するし、コミッショナーに至っては無能で職を投げ出して逃げ出す始末。
そして経営側が渋り続けた結果がストライキ決行です。経営側の自業自得です。それを損害賠償とは片腹痛い。
さらに最高裁や労働組合や大臣やその他大きな影響力をもつ財界も選手会を支持しました。
大体、球界を我が物ままに操り選手やファンの気持ちを無視し勝手に再編を推し進めるなど言語道断。
私は当初からストライキ支持を何度も書いてきましたが、今回のストライキは成功だったと言えます。
現在、なんとか新規参入の流れに落ち着き、来年の参入に向けて審査が行われています。しかし、
妙なことに今のままだと新規参入しそうなのは一番最初に声をあげたライブドアではありません。楽天です。
・新規参入問題
やっとこさ新規参入が認められたと思ったら、突然降って沸いて出た楽天。
手を挙げる所が多いのはもちろん喜ばしいことですが、まさか同じ本拠地を打ち出すとは。
後出しじゃんけんで勝ってしまおうとしています。しかし正式な手順を踏んでいるので問題ではない。
でもファン心理からすると二番煎じの楽天よりも最初に声をあげたライブドアに支持が集まるのは当たり前。
楽天はどうもライブドアを邪魔してるだけに見えますよね。ある週刊誌には謀略説も流れましたが。
審査に漏れた片方の会社は、今年が無理でも来年以降新規参入に向けて頑張ってもらいたいです。
どうも来年も身売りや合併の動きはいまだに燻り続けて十分にありえそうですからね・・・。
パが１２球団になっても別にいいじゃないかと思うんですがねぇ。
みんな自分の球団のことばかり考えすぎですよ。利害を一致させようと言う動きが見えません。残念です。
