うるさい。裏のアパートから怒声が響いている。ずっとやまない。
こっちも腹が立ってきたので注意しに行こうと思って
見に行ったら、どうやら部屋の中で声を出しているようだ。
声の大きさから部屋の外でやりあってるのかと思った…。
わざわざノックして注意するのも怖いしなぁ。
いや〜、不謹慎だけどすごく面白かった。
ついに誰か近所の人が呼んだのだろう、警察が来た。
私は壁の陰に隠れて観察することにした。
警官にまで怒鳴り散らす男。「俺は何もやってない」と。
すると段々怒りの矛先が警官の方に。
「今睨んだだろうが」「なめてんのか、かかってこい」と。
「警察の服を着ているから俺が何もやらないと思ってんのか」
「謝れ、睨んだ事に謝れ。謝らんと許さん。」と連呼。
･･････おおおお、まさに『警察24時』で見たような風景だぞ！
本当に警察官は大変な仕事だと感じる。
結局そのやり取りを続けたまま20分くらい。
落ち着いたのかどうかは分からないが、警官二人が
パトカーに戻ってきて、走り去っていった。
数分後･･･
･･･まだ怒鳴り声続いてますけど。これどうすりゃいいんだ。
結局、ぱったりと声はしなくなった。
様子を見に行くと、部屋から明かりが消えていた。寝たのか。
うーん、警察もあんなのしょっぴいちゃえばいいのに。
公務執行妨害とかで。迷惑だよなぁ。
酒でも入ってたのだろうか･･･。
それにしても貴重な体験でした。
改めて、面白かったな。
