座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

名手が強い馬を育てる 「協和牧場鹿児島分場」

旅行に出る前、浅沼騎手との交流会でお話した時に浅沼さんから「協和牧場に高崎時代憧れだった人がいるんだよ」
と教えられていました。それが元・騎手の茂呂菊次郎さん、高崎の名手といえばこのお方でした。
まさかこちらで働かれているとは思ってもいませんでした。お会いできて本当に幸運だったし、うれしかったです。
以前『ガイアの夜明け』という番組で密着取材されていたので覚えている方も多いかもしれませんが、
ここに来る前までは一般企業に勤めるサラリーマンだったのです。色々な苦労もあったんじゃないかな。
その頃にオーナーに誘われてこちらの牧場に来たんだそうです。やはり茂呂さんには
馬と関わる仕事の方がずっと向いているような気がします。私だけでなくファンの多くが望んでいたと思います。
それでも「(箒を手にして)今までこんなもの持ったことなかったからねぇ」とおっしゃってました。
慣れない仕事に多少戸惑いはあったようですが、私にはもう牧場仕事が板についているような気がしましたよ。


こちらでは今はほとんど生産を行わないようにしているそうです。九州産馬ファンとしては残念……。
繁殖牝馬イフウドウドウの母カンコウバイだけしかいません。アサカホマレは北海道に行ってしまったので
今後は九州にいるサイレントハンターなどを種付けするようですが、生産は本腰ではないみたい・・・。
こちらは主に協和牧場生産馬の育成場のようになっていまして、調教コースもしっかりありました。
しかし競馬場でずっと騎乗してきた茂呂さん曰く「コースが小さくて怖くてスピードが出せない」だそうです。
立派なコースなのですが、競馬場に比べれば一、二回りくらいは小さなコースですよね。コーナーもきついし。
それでも「ウチは『牧場調教』はやってない、『競馬調教』をやってるから強い馬ができるよ」と自信たっぷり。
そりゃ茂呂さんみたいな豪腕にみっちり厳しい調教されたら馬も強くなりますよ。さすがプロだと思いました。
だからオーナーも茂呂さんを呼んだんだろうな・・・と納得。イフウドウドウもここでしっかり調教されたんですね。
「いつでも競馬場で走ることができる状態にしている」と茂呂さん。デビュー前の若駒が順番を待っていました。
これからデビューする協和の馬たちがどんな活躍をするか楽しみですね。


浅沼傑騎手や、今度佐賀に短期でやってきた内田利雄騎手の話などもしました。
折りしも大雨で仕事にならない時、雨のおかげで色々なお話ができて良かったです。ありがとうございました。

注目の1歳馬

カンコウバイの2005(http://db.netkeiba.com/horse/2005109005/

イフウドウドウの全弟で当然注目。