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松永幹夫調教師「九州の馬産地復活の架け橋になるのが僕の使命」

9/30付の日本経済新聞の九州・山口面で松永幹夫氏の記事があると聞き、図書館に行って調べてきました。
全国版では載っていない記事です。生まれ故郷である九州、熊本の馬産について語っていらっしゃいます。
今年のセレクションセールに熊本産のメガスターダムの初仔が上場され、落札されたことが話題となりました。
メガスターダムの初仔をノースヒルズマネジメントが落札 - 座布団が行司にクリーンヒット
このセールに九州産馬が出場したのも初めてのことだったらしいのですが、さらに落札ですから快挙でした。
しかも落札したのが父メガスターダムと同じノースヒルズマネジメント地方競馬の馬主さんとの競り合いの末に
落札、松永幹夫厩舎に入厩することが決まっているとのこと。下見の段階で各方面から好評価を受けていたそう。
父と同じく、ダービーに出走できるように育てていきたいと語っています。


メガスターダムが熊本の本田牧場に来ることになったのも松永さんの動きがあったからでした。
当初は北海道で乗馬になる予定だったのを、松永(当時は騎手)さんが本田さん、そして馬主さんにお願いして
種牡馬にしてもらうことができたそうです。本田さんは、松永さんのお父さんと古くからの友人だったそう。


競馬好きで、よく荒尾競馬場に連れて行ってもらったお父さんの影響で松永さんも騎手を目指すことになります。
なんと小学生の頃、お父さんがサラブレッドをどこからか1頭突然連れてきて、庭で飼い始めたそうですよ。
近所の牧場から譲り受けたらしいのですが、それを庭で飼って育てるとは……すごい話です。
九州の牧場ってのは意外とこういうのが多いんです。牧場と言ってもどこも民家の庭先みたいな感じなんですよ。
松永少年はそんな環境で育ち、騎手になったのですね。勝手に乗って遊んでいたそうです。


そんな松永騎手をはぐくんだ、故郷である九州及び熊本の地の馬産を、再び活性化させたいと願うミッキー。
そのために出来ることはしたい、メガスターダムの時のように橋渡し役を担いたい、
それが調教師としての僕の使命だと思っています、と締めくくっています。
九州産馬のファンである私としては本当に嬉しくなる記事です。
松永調教師にはこれから大活躍してもらって、一緒に九州の馬産も伸びて行ってほしいと思います。