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ディープインパクト凱旋門賞失格の原因になった薬物が日本でも禁止に

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070118-143875.html
あのイプラトロピウムという薬物が来年から日本でも禁止薬物リストに追加されるらしい。
んー、まぁ、ディープの二の舞を避けるためにも日本で禁止にするのは悪いことではないと思うが、
ディープ失格が取り沙汰された時は

「馬(の競走能力)にどのような影響を与えるかは明らかになっていない」

http://www.sanspo.com/keiba/deep/news/ke2006102000.html
という見解だったJRAが、ディープ失格となった途端に

イプラトロピウムは競走能力に影響を与える。明らかな禁止薬物。」

と一気に見解を変更したのはどうなのよ?という感じはする。
失格前はディープを擁護し、失格後は真逆のことを言う。
「欧州で失格なんだから日本でも〜」という風になんでも簡単に迎合していいものかなぁと思ってしまう。
イプラトロピウムはあくまでフランスが禁止しているもの。他国はもしかしたら禁止じゃないかもしれない。
また、日本でフランスに遠征するほどの馬は数年に1頭くらいの割合でしょう。その他の馬の立場はどうなるのか。
イプラトロピウムに代わる、同じような症状に効く代用薬物があるならいいけども。
JRAは「早急な決定」を求めているようだけど、それこそ科学的な意味でも世界各国の競馬との比較という意味でも
もっとしっかり議論して決めなければいけないくらい重要な内容なんじゃないかと思うんですけどね。
もしかしたら、フランスギャロップの方が禁止薬物に指定しているということが間違ってるかもしれない。
世界的に禁止薬物規定の統一化が必要だと言われていますが、やはりもっと時間をかけた協議が必要だと思います。


仮に逆の立場だったらどうだっただろう。
フランスの「英雄」と言われるほどの馬がジャパンカップに出走、その後日本では禁止されている薬物が見つかって失格。
その薬物はフランスでは禁止ではなかったという場合。…ちゃんと失格のままであるとは思いますけどね。例えばの話です。