座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

名馬たちに会ってきました(その2)

昨日からの続きでございます。
名馬たちに会ってきました(その1) - 座布団が行司にクリーンヒット

ホース・トラスト

特定非営利活動法人ホーストラスト│鹿児島県姶良郡湧水町、霧島アート牧場横
昨日まではいい天気だったのに、急に雪が降り始めました。鹿児島・宮崎とはいえ山間部はこういう天気になりやすいですね。
この日まず最初はホーストラストさんの牧場に行ってきました。こちらは現役を引退した馬が余生を過ごす養老牧場です。
こちらは昨年にできたばかりの牧場なのですが、すでに沢山の馬たちが移ってきています(詳しくはホームページをご覧ください)。

こちらがハギノリアルキング。私が近づいてもまったく無視して草を食いまくってました。少しは愛想良くしろ(笑)。
牧場に来た当初は蹄葉炎で酷い状態だったらしいですが、スタッフの方々のおかげでほとんどよくなっています。
馬服を来ているのはまだ本調子じゃないからみたいです。スナークレイアースの方は元気いっぱいのようで、遠くの放牧地に放されていました。
おかげでスナークの方は近くにいけず画像はありません(笑)すみません。


こちらの牧場の放牧地は本当に広くてビックリしました。原則的に昼夜放牧だそうで、厩舎に入れることは滅多にないそうです。
これは私はカルチャーショックというか何というか、ただただ驚きましたね。これまで行ったことのある牧場や乗馬クラブはほとんどが
夜になると小屋の中に入れますからねぇ。スナークがいる「元気な馬用」放牧地の方は林があって、馬たちはそこで雨風をしのぐようです。


場長さんにも色々とお話をうかがうことができました。
北海道でずっと馬の仕事をされてきた方で、引退馬の牧場を作ろうと思い立ってまずは北海道で色々と試してみたそうです。
しかしどうしても採算が取れそうにない。そこで目をつけたのが九州の地だったそうですよ。
九州は北海道に比べ暖かいので、馬の食べ物が冬になっても長い間残っているらしいのですよ。つまり飼料の削減が可能だったんですね。
北海道では預託料が1頭につき月に5〜6万円かかるのが、九州では3万円にまで抑えられると。だからこの地を選んだのだそうです。
とは言え月額3万円というのは大きな負担です。馬主の方は大変でしょうけど、それもやっぱり馬への愛ですかねぇ。
引退馬を処分せずにどこかに預けたい、どこかいい場所はないかとお探しの馬主の皆様、いかがですか?
これからもっと放牧地を広げて預託できる馬の数を増やそうと考えていらっしゃるようです。どうでしょう馬主さーん、いいとこありますよー。

霧島高原乗馬クラブ

溝辺町のライディングパークにいたイブキガバメントキタサンチャンネルが霧島高原乗馬クラブに移ったと聞いてやってきました。

イブキガバメントと、

キタサンチャンネル
どちらも物凄く大人しかったです。その愛らしさと大人しさで、乗馬に来る子供たちにも人気だそうです。
こちらにはタイキパイソンもいました。スタッフさんいわく「むちゃくちゃカワイイ」だそうです(笑)。
この乗馬クラブでも引退馬たちは皆さんに愛されて過ごしているようで、ホッとしました。うれしいですねぇ〜。


以下はおまけ。

霧島アートの森

霧島アートの森 | 霧島アートの森は鹿児島県湧水町にある現代彫刻を展示した野外美術館。草間彌生、ダニ・カラバン、アントニー・ゴームリー、チェ・ジョンファ、若林奮、ジョナサン・ボロフスキーなどの作品を紹介。
ホーストラストのある地区一帯は牧場だけでなく幾つかの施設が固まって所在しているのですが、その一つがこの霧島アートの森。
近代美術を展示する美術館です。ついでに行ってきましたよ。大人300円で安い。平日昼間、しかも雪が降り積もる日。誰もいない!(笑)
でも楽しかったですよー。今までの美術館では味わえない感覚というか、脳の普段使わないような部分が刺激されたような気がしました。
雪吹きすさぶ寒い中、屋外展示にも見に行きました。その一部をご紹介。

勝手に命名:「滑れない台」。
階段が無ぇ!しかも急。 正面に回ると、たぶん子供が必死に登ろうとした痕跡が……たぶん無理だったろうと思う。

勝手に命名その2(左):「オケラ街道」
ダメだよ!そこに入ったら、その先は断崖絶壁だよ! ふらふらと迷い込んでみると、中は以外にも幻想的な雰囲気(右)。
何やらRPGで洞窟の出口を見つけたような……思わず駆け出したくなっちゃいますね(あの先は断崖絶壁だけどな)。
んで、一番奥には作者からのメッセージが書いてあるわけですよ。何が書かれていたかというと…それは、実際に見てのお楽しみ。
ホーストラストに行った際は、ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。