競馬 - 春麗ジャンプステークス 結果 - スポーツナビ
JRA（レース映像・動画が開きます）
強いですね。強くなった、と言うべきでしょうか。
斤量５８ｋｇとはいえ直線ダートコースはあまり得意ではなかったですし、休み明けでした。
それであの競馬ですよ……映像を見てもらっても分かりますが、４コーナーで少し他馬より遅れてますよね。
この時点で「終わった」と思った人は多かったのではないでしょうか。しかしここからです。
スタートからずっとハナに立っていた馬が、さらに直線で最速タイの上がりを出すんですから。
これじゃ他の馬は歯が立ちません。ダートも難なくこなして復帰戦をどうどうの勝利で飾りました。
騎手としては直線での脚を溜めるために意図的に抑えたのかもしれませんね。それにしてもいい脚でした。
阪神ジャンプステークスでも、直線で並ばれながら差されませんでした。すごい勝負根性を持ってます。
・・・しかし相変わらず飛越が低い（笑）。見てる方はいつもヒヤヒヤするよなぁ。
さらに落鉄していた？とか。その蹄鉄が後ろのフミノトキメキの右目下に突き刺さってたらしいですよ。ひぃ！
http://keiba.radionikkei.jp/news/20070203K15.html
それでも3着に入るフミノトキメキはすごい。映像でも刺さっているのが分かります。
途中で止めても良かった気はしますが、ともかく完走したということは命に別状はないのでしょう。
落鉄して優勝するトライ、目の下に蹄鉄が刺さったまま3着に来たフミノトキメキ……凄いレースでした。
あと田所調教師の話によると、この後はG1（中山グランドジャンプ、中山大障害）を使うことはないようです。
中山コースは障害が高く難しいですから、飛越があまり上手でないコウエイトライには危ないのでしょう。
ここまでずっと障害を使われてきて、少しはジャンプが上手くなるんじゃないかと期待していたのですが
今回のレースを見る限りそれはなかったな（笑）。仕方ないけど、こういう馬なんでしょう………。
九州産馬初のG1制覇は、別の馬に託すことになりそうです。それでもこれだけの活躍はすごいんですけどね。
今後は斤量が抑えられるG2や、軽い斤量で出走できるオープンを中心に使われていくのでしょう。
田所師、「早くこの馬の子供が欲しい」って気が早いな（笑）。気持ちは分かります。
思えば少し前まで平場の500万下でくすぶってたんだよなぁこの子・・・。
