座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

九州トレーニングセールが行われました

結果:http://www.umaichi.com/topics/topics2007/kyuusyuu_ts_2007f.htm
「九州トレーニングセール2007」結果レポート - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
宮崎のトレーニングセールに行ってきました : ぴぴすけの馬主日記
http://wwwblog.keibabook.co.jp/pagesakai/2007/05/08.html#234900
パワスポ: 九州トレーニングセール07
24頭中11頭が売却され、最高価格は220万円。結局タイム上位の馬から売れて行ったようですね。
それにしてもタイム上位を独占した育成の拾良農事組合はすごいなぁ。
いくら育成段階で上手く出来ていたとしても、セリ本番で良いタイムが出せるとは限らないわけですから。
何かコツでもあるのかなぁ。今度ホースランドあいらに行く機会があったら聞いてみようかな。
逆に、能力はあっても本番でたまたま走らなかった馬もいるでしょうね。
後になって上場されたブルーイレブンの全弟もタイムが伸びずに主取りでした。


各ブログを見てみると「低調に終わった」という評価ですが私はそうは思いません。
数字だけ見ればそうですが、去年一昨年のセリが良すぎたんですよ。
これはKRA(韓国馬事会)や釜山馬主会が大量に購入していくだろう、というセリの「目玉」があったからです。
今年は特にそういう良いニュースもありませんでしたから、これくらいの結果になるのは当然と言えます。
今年も少ないながらも引き続きKRAが購入していきました。この顧客を今後も逃さないようにしてほしいですね。
売却価格が安いのも、ある意味で九州トレーニングセールの特色ですからね。むしろそれを武器にしないと。
韓国特需以前は大体この程度の結果だった年もありました。年によって数字が前後するのは仕方ないでしょう。
そもそも今年は九州産馬の生産頭数自体が少なかったわけですし、来年再来年は回復していくでしょう。


あとは育成牧場の問題かな。今回のセールに出てきた馬のほとんどが九州で育成されている馬です。
つまり、上場頭数は九州の育成牧場に預けられる頭数に影響されると言うことです。韓国特需の際は
九州外の牧場からの上場も多くありましたが、普通の年には九州の育成牧場にいる馬ばかりが集まります。
九州の育成牧場は少し前に大きく繁盛しましたが、今は預けられる頭数も右肩下がりと聞いています。
わざわざ九州のセリに持って来ようとさせるような特色が必要となるでしょう。
もちろん育成牧場も努力が必要でしょうね。預託を受け付ける時期を早めて、仕上がりを早くするとか…。
暖かい気候を利用して、冬場でもしっかり育成が可能なのが九州の特色でもありますからね。


これまで比較的早い時期に行われる2歳セールとして注目されてきた九州トレーニングセールですが、
群馬境TCサラブレッドセールが4月の上旬。九州セールの1週間後、2週間後と続けて予定されている
千葉サラブレッドセールのひだかトレーニングセールが直後に控えている現状では、
わざわざ九州にまで持っていく理由が見つかりません。馬市ドットコムブログの方が書いているように
いっそ九州1歳市場と日時を一緒にしてお客をできるだけ集める努力をするとか、対策が必要でしょう。
(この時の会場は、交通の不便な九州種馬場ではなく宮崎育成場のみにした方がいいような気もする)
それか、開催日時をもっと早くして特に仕上がりの早さを強調するセールにするとか、
全国の売れ残った馬を集めるために一番遅くするとか……(そうすると小倉の新馬戦に間に合わなくなるかな…)
以前の降って沸いたような特需をこれから待ち続けるようなことだけは避けていただきたい。
やっぱり営業努力はしないとね。