座布団が行司にクリーンヒット

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ウォッカの凱旋門賞挑戦が正式決定

http://www.daily.co.jp/horse/2007/05/30/0000359923.shtml
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200705/ke2007053106.html
http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20070531-206522.html
あ、そいうえばダービー後ウォッカについて言及したのはこれが初めてだ。おめでとうウォッカ
2歳の10月に第1回が締めきられるクラシック登録、その時点で「全部登録してくれ」と頼んだというオーナー。
その期待に対ししっかりと仕上げてた角居調教師。そして、デビュー2走目からずっと手綱を握ってきた
四位洋文騎手*1。三位一体となってのダービー制覇でした。
牝馬によるダービー制覇は1937年ヒサトモ、1943年クリフジに次いで3頭目、64年ぶりでした。
1952年までオークスは秋開催だったので、牝馬のダービー挑戦は今ほど珍しいものではありませんでした。
フルゲートも多かった時代ですからね。53年以降は減り続け、最近では挑戦すること自体が稀になっていました。
これまで122頭の牝馬が挑戦して、優勝したのがこれが3頭目……。いや〜、やっぱりすごいですわ。


そして凱旋門賞への遠征が正式に発表となりました。3歳が有利なレースとして有名ですが、
牝馬は牡馬の56kgよりさらに軽い54.5kgです。これならば勝機も見えてくるんじゃないでしょうかね。
実は凱旋門賞というのはこれまで牝馬も結構勝利しているレースで、日本ダービーよりもずっと確率は高い。
最近では93年の4歳馬アーバンシーUrban Sea)、3歳となると82年のアキーダ(Akiyda)ですか。
83年には牝馬が1〜4着独占、この年まで5年連続で牝馬が優勝したという時期もありました。
もう10年以上牝馬の優勝は無いわけですが、決して可能性は0ではないと思われます。
牝馬のダービー馬として胸を張って世界の強豪たちに挑んでいってほしいですね。
フランスでステップレースを使うのも万全で良いと思います。ただ個人的には四位騎手のまま
行ってほしいなぁと。まぁ、乗り代わったとしても日本のレースでは引き続き手綱を取るんでしょうけど…。


http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=4659
鹿児島県は競馬関係者を多く輩出している土地です。騎手では他に幸英明騎手や、調教師では枚挙に暇が無いほど。
特に霧島、牧園町周辺は古くから馬産地として有名な場所でした。戦前は国立種馬牧場が置かれ、
戦後も「牧園牧場」として存続、キングスピードなどを輩出しました(平成8年に閉場)。
その名残か、乗馬クラブも多いですからね。四位騎手もそういう土地で生まれ育ったわけです。

*1:デビュー戦は鮫島克也騎手でした。曰く、「段違いだった」らしいhttp://blog.livedoor.jp/jockey_asanuma/archives/51010093.html