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九州1歳市場を見学してきました

更新が遅れて申し訳ありません。先日行ってきた九州1歳市場のご報告をしたいと思います。
「九州1歳市場2007」の結果概要(速報版) - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
http://www.umaichi.com/topics/topics2007/kyuusyuu_1_2007b.htm
写真で見る「九州1歳市場2007」~高額馬写真など - 【サラブレッドセール(せり市場)=馬市】&【種牡馬】の最新情報 by馬市.com
上場24頭中11頭売却、最高価格は税込みで210万円。まぁこんなもんでしょうね。
単純に「成績が下がった」とは見ていません。去年一昨年の結果が良すぎたというのもありますし、
今年は平均的な結果だったということでしょう。大体2004年と同じくらいですしね。
またこのセリで主取となっても、今後牧場との直接交渉で売却される馬は多く出てきます。
実際セリ後にもう色々と交渉していると見受けられる場面も目撃しましたからね。
来年のトレーニングセールもありますし、自分で走らせるオーナーブリーダーもいるでしょう。
今回は初めてセールの雰囲気を掴むことができたという面では、個人的には行ってよかったと思いました。

今回は珍しく日帰り旅行。朝一番の高速バスに乗って鹿児島空港まで行き、レンタカーでやってきました。
九州種馬場に来るのももう何回目になるかなぁ。場長さんなど、もう顔見知りになっちゃいましたよ。
本田さんや、今回初セールとなる村山さんなどにもご挨拶。熊本の品評会ではトップだったそうですよ。
馬運車が各地から来ていて、お客さんの車もズラリ。駐車場がいっぱいでなかなか駐車することができないくらい。
広い敷地の中でそれぞれ見たい馬の前に行くわけですね。この総覧が1時間ぐらいあります。

私から見ると、どの馬もかわいいんですけどね。
まだ若いから大変です。暴れまわってる馬もいました。
そんなこんなでお昼になり、休憩時間に。
午後1時からのセリに皆さん備えます。私はその間、
すぐ近くにある荒尾競馬の場外「ニューウェーブ大崎」に行ってきました。

まだオープンしたてですし、綺麗でしたよ。さすがに平日の月曜日でお客さんはまばらでしたが、こんなもんかと。
土日や荒尾開催のある日はもっと人が多いと、係の方もおっしゃっていました。
自家用車でしか来られない場所なのでシャトルバスがほしいところ。まだ運行していませんが、計画はあるらしい。
一応、路線バスも走っている。鹿屋市中心部と都城市中心部を結ぶバスで、おおよそ1時間に1本程度。
もし車以外で来ようとすればこのバスを使うことになるだろう。それでもこのバスがあってよかったよ・・・。
2000円分のハズレ馬券で抽選し地元商工会の買い物券が当たるというガラポンにも挑戦。
結果はハズレでしたが……。この買い物券は場外内のレストランでも使えるので便利ですよ。ハズレ馬券が
2000円分溜まったら即座に抽選した方がいいかと。車の人には、ガソリンスタンドでも使えるのでオススメ。
ニューウェーブ大崎の企業努力が垣間見えた感じがしました。


さて、種馬場に戻ってついにセリ市の開始です。主取の場合は希望があれば再上場もできます。

セリ市の会場は種付け場で行われます。建物内で一番広い場所がここなのでしょう。結果はこちら。
http://www.umaichi.com/topics/topics2007/kyuusyuu_1_2007a.htm
値段を設定するのが難しそうですよね。高過ぎると競ってこないし、安過ぎると売れたとしても大赤字…。
グレートサン母スミレコトブキの仔が10万円で落札された時は驚きました。確かに上場馬の中でも
一番小さい体をしていたとはいえ…10万円かぁ。……意外と競走馬以外の用途で使われたりして。
あと、柏木務氏はすごいなと。できればもっと購買者が増えてくれればいいのにな…とは思います。熊本県馬主会が
100万円の馬を多く購入していました。この馬たちは荒尾競馬場に補助馬として入ることになります。
補助馬は安くなければいけませんからね。九州産セールにとってはある意味では一番のお客さんかもしれません。
そういう意味では本当に、荒尾競馬場は九州の牧場にとって不可欠な競馬場だと痛感しました。


こうしてセールは終わり、馬運車がそれぞれ走り去っていきました。
今回はこの目で見、肌で経験することができてよかったです。また……来れるかな。来たいな〜。