この時期になるとよく「九州産で活躍しそうな馬はいますか?」と尋ねられることが多くなります。
POGにも色々な主催があって、それぞれでルールなどが違います。例えば大量に指名できるPOGや、
ポイント制などによっては九州産を指名して上手くいくケースも多いそうです。
そんなわけで、過去のデータから見た私のオススメ九州産2歳馬をピックアップしてみました。
あくまでデータによる私の個人的な見解ですので、信じるも信じないも自由。当たるも八卦当たらぬも八卦。
参考程度に眺めてみてください。
2007年度 九州産2歳馬一覧 - 座布団が行司にクリーンヒット
2歳馬名登録された馬など - 座布団が行司にクリーンヒット
近年の傾向
父が九州外種牡馬、その年の九州産の産駒が1頭(程度)しかいない
今、JRAで活躍する九州産のほとんどが持ち込み馬です。父が九州にいる種牡馬は苦戦を強いられています。
そんな持込馬の中でも九州産の中で産駒が1頭しかいないという馬が活躍することが多いです。ひまわり賞馬は
近年ほとんどがそうで、コウセイカズコ(父ブラックホーク)、ミッキーコマンド(父ダンディコマンド)、
テイエムチュラサン(父タイキシャトル)、マルシゲアリダー(父ヒシアリダー)などなど。他にも沢山。
意外にも該当馬は多いので、その中から絞り込まなければなりません。
活躍馬の下は活躍する
POG界の常識とも言えることですが、結構大事なこと。九州産は以前から兄弟が揃って活躍することが多いです。
そんな活躍馬をバンバン出す母親は名牝といえます(かつてはヒノクニレディなど)。
現役時代活躍した牝馬の仔は不振?
人気になりがちですが、仔は期待するほどの結果は残せていません。
ノースサンデーやコウエイロマンの仔たちはこれまで怪我などもあり、JRAではいまだに未勝利。
額面通り信じるのは酷か。コウエイロマンの場合はそろそろホームランを出してもいいと思うのですが…。
テイエム勢
数年前まで九州産内でテイエム馬の活躍はとてつもないものがありました。
しかしテイエムオペラオー産駒がほとんどを占めるようになってからは正直不調と言わざるを得ません。
オペラオー以外の種牡馬のテイエム(ミゴテカなど)はかなり信用できるのですが、今年はいません。
新馬戦や未勝利戦までなら勝ち上がることはできるでしょうが、ひまわり賞本番では疑問符。
九州種牡馬も侮る無かれ
ひまわり賞などでもちゃんと活躍していますし、一般戦でも好走する馬は多いです。
血統ももちろんですが、調教などで高評価を受けた馬はやはり強い。新馬情報は事前に気をつけておくこと。
ざっとこんなものでしょうか。それではオススメ馬を紹介していきます。
ファーマウォラト(http://db.netkeiba.com/horse/2005109005/)
マルシゲテイオー(http://db.netkeiba.com/horse/2005109025/)
ハンターキリシマ(http://db.netkeiba.com/horse/2005109022/)
全兄シゲルフヴァラは新馬戦15番人気3着で波乱を演出。母方の血統も面白い。
ハートウォーミング(http://db.netkeiba.com/horse/2005109007/)
母ぺロキサイドは外国産で日本では珍しい血統、半兄マジカルスターはそれなりに活躍中。面白いかも。
カシノリサ(http://db.netkeiba.com/horse/2005109088/)
母ウッドスピリットは社台の生産馬で良血、佐賀でも活躍した。残り少ないサンキリコ産駒に注目。
メッサーシュミット(http://db.netkeiba.com/horse/2005109006/)
血統だけ見ると九州産とは思えない。半兄マッチメイトが小倉芝1200mで大活躍、当馬もひまわり賞向き。
カシノユウ(http://db.netkeiba.com/horse/2005109078/)
半兄にサンキューウィン。血統的にもダート向きだが、芝も能力でカバーか。
クリノダイシス(http://db.netkeiba.com/horse/2005109015/)
九州トレーニングセールでトップタイムを叩き出す。「手脚のさばきが素軽い」(デイリー馬三郎)
同馬主・同父マルカダイシスのクリノレッドムーンも注目。
テイエムワッゼエ
http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/KeibaDB/A3.do?k_lineageLoginCode=2005109090&k_activeCode=1
地方馬だが、JRAに移籍or遠征する可能性は高い。育成段階で「今年のテイエム2歳一番馬」と言われていた逸材。