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関口房朗氏 馬への投資「もうやめます」

http://www.bloomberg.co.jp/news/column.html

日本で数億円を投じて馬を買ってもけがなどで投資が無駄になるとして、
すでに保有している馬を種馬として育成する意向だ。
(中略)
関口氏は、馬への投資について「正直申し上げて、馬はもうやめます」と語った。
背景の1つとして「結局日本では、外れが多すぎる」として4億、5億円で買っても
けがをするといったケースが多かったと述べた。

っていうか、関口さんはパフォーマンスとしてわざとああいう買い方をしているものだと思っていましたけど。
あえて評判馬、高額馬を購入することで話題にはなりますからね。最近は効果が薄くなってきたと感じたのかな?

「馬は血統で、走っても走らなくても種馬として血はつなげていかなければならず、
それはいずれ大きなお金になる」との考えを示した。そうした馬は米国で
「あんまり走らさないで、大事にきちっと育てていく」と強調した。

今回このニュースを見ても私はあまり驚きませんでした。というのは、以前同じようなことを関口会長がTVで
おっしゃっていたんですよ。去年の10月頃テレビ東京系列で放送された『ガイアの夜明け(競走馬ビジネス)』で
大体上記のようなことをおっしゃってましたから。つまり、「種牡馬として価値のありそうな馬を購入する」と。
「レースに出して賞金で(セリ購入金額の)元が取れるとは思っていない」「種馬として高く売れるか」とも。
それを日本ではなく、今後は米国を中心に行っていくということでしょう。日本よりやりやすいと踏んだのかな。


たぶん、恐らくですが、これは「日本で(セリ高額)馬への投資をやめる」ということであって、
日本競馬のすべてから足を洗うということではないと思いますけどね。JRAのG1に次々と挑戦するような馬を
所有するのではなく、育てる方向へ向かうと。ですからフサイチ血統馬の生産なんかは続けると思う。
そういうフサイチ血統の馬を次々と佐賀に入厩させている現状を見ても、JRAの派手な舞台からは身を引いても
地方競馬を含めて競馬界から去るということではないと思います。というかそう信じたい。