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ゆめタウン宗像の場外馬券場計画が再浮上

http://mainichi.jp/area/fukuoka/archive/news/2007/10/11/20071011ddlk40020005000c.html
宗像市議会で「計画に反対する決議」案が可決されて以降、ほぼ中止になっていたと思っていたのですが…。
どうやら『ゆめタウン』が空きテナントに場外を入れたい意向があるようだ。それに対し住民達が反対している。
ゆめタウン宗像』はよくある郊外型ショッピングセンター。経営状態が悪いらしく、最悪の場合は閉店も
視野に入れているらしく、それに対して住民が存続運動のようなものを展開しているようだ。
店側としてもできるだけ閉店しないようにと努力している中で、空きテナントへの場外馬券売り場の受け入れも
再生計画の中に入っているという。テナントを募集してもほとんどが埋まらないという状況の中で、
「入りたい」と言ってきているのが地方競馬場外『BAOO』などを運営する『日本レーシングサービス(NRS)』。
ゆめタウン』はこれまで中津や福山でこういった場外を受け入れた実績があり、それも理由のようだ。
しかし場外設置には「地元住民の同意」が必要。ここでも住民達は反対しているので、恐らく設置は無理だろう。
今回この話は再浮上したのはあくまで『ゆめタウン』側から受け入れたいという要望が提示されたもの。
一度市議会ですら反対されたものをもう一度持ち出すくらいですから、よっぽど厳しい状況にあるのでしょう。


住民の皆さんは自分達が買い物に困るから声高に仰っていますが、お店や施設の開店・閉店なんてものは本来は
別に住民が何を言おうと経営者側が自由に行えるものであって、今回は『ゆめタウン』が善意で説明会などを
行っているに過ぎないわけで。法律で「住民が反対すれば開店も閉店もできない」なんて規定はありません。
一方、公営ギャンブルの場外というのは法律で定められているため住民の同意が必要ですけどね。
どうもこういう運動をする住民の方々というのは胡散臭く感じてしまうのは私だけでしょうか。
ただ文句や要望を言うだけで、何か具体的な協力をしようとしているのだろうか。お店が存続するには要するに
売り上げが増えればいいだけの話、どんどん買えばいいだけ。売り上げが増えないのは本当にお店の対応が
悪いだけなのだろうか?仮にそんな良くもない店なら、潰れてしまえばいい。それが競争社会の原理だろう。
場外馬券売り場について(その2): 宗像田久の歳時記
こちらは説明会の内容を「ゆめタウン宗像場外馬券売り場設置を考える会」が発表したものを紹介したブログ。
私は以前から言っていますが、確固とした理由があれば場外反対も頷けるものだと思っています。
この『日本レーシングサービス』というのはこれまでも明らかに無理な事業計画を打ち出したりしているので
どうしても穿った見方をせざるをえないわけで、その点から的確で理論的な反対をされれば仕方の無いことです。
しかし、ただ競馬に対する偏見と差別で「反対ありき」の言動や運動にはうんざりさせられます。
上記の「参加者からの意見」の中には理論上でもいくつかツッコミ所はありますが、あえて一部を取り上げると

▼場外馬券売り場ができれば、子ども連れで買い物できない。
 また、ゆめタウン前は学校の通学路。安心して子ども達を通学させられない。


▼幼稚園や高校、短大など学校がすぐ近くにある。青少年に悪影響を与えるのでは。

どうも馬券を買いに来る人たちは「歩く犯罪者」のように思われているようですね。元々犯罪数の多い
都市圏などならばともかく、こういった場外ができたことで犯罪率が増加した事例でもあるのでしょうか。
「負のイメージ」を持っている住民達の方こそ考え方を改めるべきではないかと私は思いますね。


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