座布団が行司にクリーンヒット

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08年度佐賀記念予想

月曜日でJRAと被らない祝日開催で売り上げが期待された佐賀記念だったが、雪による開催中止・順延により
月曜祝日にJRAの東京・京都開催が行われることとなり、かなりの打撃を受けることになってしまいました。
さらに武豊騎手も安藤勝己騎手も来れなくなってしまい踏んだりけったり。…まぁ雪という自然現象に対して
文句を言っても仕方の無いことですが、佐賀競馬組合はお天道様に恨み言の一つでも言いたいところでしょう。
http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/DebaTable/DebaTableController.jpf?k_babaCode=32&k_raceNo=9&k_raceDate=2008%2F02%2F11
http://hippodromes.blog52.fc2.com/
GREEN FIELDから
第35回 佐賀記念 (JpnIII) Best Play!鷹馬日記/ウェブリブログ
以前のデータに新しい情報を加えて改めて見てみようと思う。
どこよりも早いかもしれない佐賀記念予想 - 座布団が行司にクリーンヒット
佐賀記念予想 - 座布団が行司にクリーンヒット

馬場状態 1着 2着 3着
01 やや重 6枠6番ミツアキサイレンス笠松 1枠1番ハギノハイグレイドJRA 7枠9番トーホウダイオー(JRA
02 6枠8番ミツアキサイレンス笠松 2枠2番マンボツイストJRA 1枠1番イエロードリーム(新潟)
03 やや重 7枠9番エアピエール(JRA 5枠5番クーリンガーJRA 1枠1番ミツアキサイレンス笠松
04 2枠2番クーリンガーJRA 4枠4番オペラキッス(佐賀) 1枠1番ミツアキサイレンス笠松
05 2枠2番マルブツトップJRA 6枠7番クーリンガーJRA 8枠12番ブラックコンドルJRA
06 8枠10番マイネルボウノットJRA 7枠8番ドンクールJRA 6枠6番オンユアマーク(佐賀)
07 4枠4番サイレントディールJRA 5枠6番クーリンガーJRA 8枠11番キングスゾーン(愛知)
地方馬の健闘が目立つ

ダートグレード重賞となってJRA勢が上位を独占したのは05年の一度のみ。川崎記念フェブラリーSに囲まれて
レベルの高い出走馬が集まらないのがその原因と考えられるが、今年もその傾向は強く1〜3着独占まではどうか。
今年は特に地方有力馬のレベルが高いだけに。

枠順

佐賀コースは基本的に最内枠の連対率はそう高くない。しかしこれが佐賀記念となると違うようで、
内で蓋をされて身動きが取れなくなるような状況にならない限りは1枠2枠でも大丈夫なことはデータで証明済み。
内枠の馬は逃げるか、控えてもJRA勢くらいの能力ならば道中マクって行って先行争いに絡むことが可能だからか。
スタート直後向こう正面の直線を走ることもあり、枠順で有利不利は感じられない。

人気順 1着馬の位置取り 2着馬の位置取り 3着馬の位置取り
01 2、1、3 [8.8.8.6] [3.3.2.2] [6.5.3.3]
02 2、1、11 [6.6.2.2] [5.5.1.1] [4.3.3.3]
03 4、3、2 [3.3.3.1] [2.2.2.2] [5.6.5.5]
04 1、4、7 [3.3.1.1] [9.9.7.5] [6.4.5.3]
05 3、2、1 [1.1.1.1] [3.3.2.2] [5.5.3.3]
06 1、3、5 [2.2.2.1] [6.5.3.3] [1.1.1.2]
07 4、1、6 [7.7.1.1.1.1] [3.3.4.2.2.2] [4.4.5.6.6.6]
人気は順当

02年のイエロードリーム以外はほぼ7番人気以内での決着。特に1、2着は4番人気以内で決まっている。
JRA馬は1番人気よりも2〜4番人気の馬を頭に据えた方がおいしい。地方馬も基本的には上位人気馬が来ている。
ただし今年はオッズも混戦になりそうで、意外な人気の馬が突っ込んでくる可能性もあるか。

先行有利、差し馬はマクれるかどうか

間違いなく先行馬有利、差し馬もさすがに最後方からでは届かないので道中は中段につけておきたい。
2周目向こう正面から3コーナーにかけてスピードに乗っていけるか。

1着、2着、3着馬の騎手 1着馬の前走 2着馬の前走 3着馬の前走
01 川原正一デムーロ藤田伸二 2500m東海GC・1着 1800m平安S・2着 1800m平安S・3着
02 川原正一武豊、宮下康一 2500m名古屋GP・1着 1800m平安S・2着 2100m川崎記念・9着
03 武豊和田竜二川原正一 1800m平安S・9着 1800m平安S・2着 2500m名古屋GP・3着
04 和田竜二山口勲、東川公則 1800m平安S・2着 1400m A2戦・2着 2500m名古屋GP・10着
05 安藤勝己和田竜二武豊 1800m平安S・13着 1800m平安S・5着 1800m平安S・2着
06 後藤浩輝福永祐一、安東章 1800m平安S・8着 1800m平安S・13着 2000m由布岳特別A1・1着
07 武豊和田竜二安部幸夫 芝2400m日経新春杯・11着 1800m平安S・11着 2100m報知AC・5着
休み明けは?

好走馬はすべて12月終わりから1月にかけてレースを消化しており、長期の休み明けは不安材料。

前走

JRA勢は基本的に平安S組が中心だが、平安Sとでは着順の逆転現象が起こりやすいので注意したい。
今年の平安S組はマコトスパルビエロ(3着)のみだが、ここで好走してきたのは逆に不安だとも言える。

出走各馬短評

1枠1番サイレントディール

この馬はハマればいきなりやってくる馬で、そのハマりがいつになるのかが全く分からないので困る。
そうやって好走した後は人気になって普通に負けるのもデフォ。ここもどうなるか見当がつかない。
武豊騎手から鮫島克也騎手への変更は必ずしもプラスというわけではないと思う。武豊騎手は
こういう素質はあるけど難しい馬の扱い方、そして地方の小回りコースの勝ち方をよく知っている。
鮫島騎手は名手だがなんだかんだ言ってもやはりテン乗りは不安がつきものだから。
……それでも私は人気薄なら頭で買ってみたいとも思う、そんな奇妙な魅力がある馬。
ちなみに今回「よく鮫島騎手が空いていたな」という声があるが、佐賀の交流重賞や大きいレースで最近の
鮫島騎手は意外にもお手馬がいない場合が多い。いても勝つまでには至らないような馬だったりする。
一方で勝ち数こそ多くは無くても大レースでの印象が強いのが北村欣也騎手なんだよな。

2枠2番テンショウボス

1月末から佐賀入りし、順調に調整を重ねてきた。長距離輸送の影響などは恐らくないだろう。
ちなみに他地区勢・JRA勢はテンショウボス以外は直線輸送となります。輸送の影響は気になるところ。
実力・実績は間違いなく地方勢でもトップクラス、当然頭まで考えておかなければならないと思います。

3枠3番チャンストウライ

名古屋大賞典帝王賞でも好走しているので遠征は問題ないだろうし、前走名古屋グランプリ3着も上々。
まさに準備万端といった感じでの出走となった。後方からの馬だが、マクれる脚があるので問題ないだろう。
不安点は仕掛けるタイミングを間違って後方侭、になってしまうことくらいか。

4枠4番ナリタキセキボーイ

可哀想ではあるが皆さんお思いの通り泡沫候補扱いか。JRAで頭打ち、ホッカイドウでは1勝のみでは…。
とにかく逃げなければ勝ち負けにならないという点もマイナス。流れに乗って掲示板に食い込む程度か?

5枠5番ワンパクメロ

「強い強い」と言われていたけど、実は私は最近までこの馬をあまり評価していませんでした。
評価が変わったのはやはり中島記念制覇。九州大賞典からこのレースを連勝した馬は過去にいませんでした。
間違いなく本格化しているし、これまでとは違う雰囲気も醸し出しています。楽しみです。
ワンパクメロ|地方競馬元ジョッキー 赤見千尋のRedView|地方競馬ならオッズパーク競馬

5枠6番スペシャリスト

去年のサマーチャンピオンでは4角で3番手につけ、あわやという場面もあった。勝ちに行っての7着。
東京盃JBCではさすがに相手が強かったが、最下位ではないのだ。地元高知では当然上位の位置にいる。
「たかが高知」と舐めると怖い。でも、さすがに馬券圏内までは厳しいかなぁ。

6枠7番ミツアキタービン

毎年好走馬を出す笠松からの参戦。休養明け後はさすがに一昨年のような勢いは感じられず
年齢的な衰えも見え隠れする。それでも復活するには良い舞台ではないかという期待感はある。3着なら。

6枠8番クーリンガー

現役最後となるレースを中央ではなく地方交流重賞というのもこの馬らしいが、その中でも佐賀記念
選んでくれたことは佐賀競馬ファンとしても嬉しいし、それにふさわしい舞台であることは間違いない。
これまで4戦して一度も連を外していないという佐賀コース、当然陣営は勝ちをも見据えていると思われる。
引退後は種牡馬誘導馬にする計画だそうだ。どちらにしても白い馬体が映えそうで楽しみだ。
その前にウイナーズサークルでその姿を見てみたい。

7枠9番ザオリンポスマン

去年のサマーチャンピオンを見て「佐賀記念は楽しみだ」と感じたものであったが、
近走の状態は明らかに良くないようだ。中島記念では北村騎手本人も「休ませた方がいい」というほど。
ただ陣営も負けるためにここに来たはずはないと思う。調整がしっかりできていれば3着くらいには…。

7枠10番エランセ

JRA時代は500万下クラスの馬、荒尾移籍後も勝ちきれない競馬が続いていたところで突然の重賞制覇。
ここで一皮向けたと思いたいところだが、やはり単純に力の差は歴然としていそうで……。

8枠11番キクノアロー

年明け早々から佐賀記念を復帰初戦の目標として調整を進めてきた。昨年のダイオライト記念では
クーリンガーに4馬身差をつけて圧勝している。不安点はやはり長期の休み明け。
いきなり好走されればもうお手上げということで、今回はあえて馬券からは切ろうと考えている。

8枠12番マコトスパルビエロ

この騎手変更に一番驚いているのは川野幸治騎手本人ではなかろうかと思う。佐賀には他にも
山口勲騎手や吉田順治騎手といったベテランがいる中で中堅の川野騎手が選ばれたのは正直不思議。
デビュー当時はまさに彗星のごとく佐賀に現れ、開設記念(現・佐賀記念)をリンデンニシキで制するなど
まさに大活躍したものだが、最近はごく普通の中堅騎手の位置に。下條知之騎手もそうだったけど、
佐賀はデビュー時は活躍してもその後尻すぼみになる若手が多いんだよなぁ、なんでだろう。
そんな川野騎手に巡ってきた久しぶりの大きなチャンス、応援したい気持ちは大きい。
しかし川野騎手云々ではなく、データの上で平安S好走馬は頭では買わないようにしようと思っている。

人気順予想

マコトスパルビエロキクノアロークーリンガーチャンストウライサイレントディール、テンショウボス、
ワンパクメロミツアキタービンザオリンポスマン、エランセ、スペシャリスト、ナリタキセキボーイ


組み合わせ数を無視して3連単フォーメーションならこんな感じかな。
1着:1.2.3.8
2着:8.12
3着:1.2.3.5.7.8.12