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パウエル投手の開幕時からのソフトバンクホークス入団が決定したことについて

私はこれまであえて何も言及してきませんでした。中身がさっぱり見えてこなかったからです。
一応オリックスソフトバンク両者の主張があったわけで、一体どちらが正しいことを言っているのかと。
私はホークスファンですから基本的にはこっちの主張を信じたい気持ちはありましたが、それは置いといて。
しかしどうやら今回の結果を見ると、落ち度はオリックスの方にあったように思えてきましたね。
続々JP問題(解決編) Best Play!鷹馬日記/ウェブリブログ
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/baseball/news/CK2008022802091091.html
この中日スポーツの記事が一番詳しく書いてあるように思う。

コミッショナー代行は、パ・リーグが二重契約と判断したことが間違いと当初から考えていた。

これは本当にその通りで、パ・リーグがどちらの顔も立つようにと玉虫色の判断を下したのが大きな間違い。
このせいで両球団の契約がともに正しいことになってしまった。

オリックスと契約交渉をした経験を持つ米国の代理人は、今回も通常の手順を踏んでいた。だが、ソフトバンクは球団職員ではないブローカーとも称される人物を通じてパウエル側と交渉を続け、電撃的に契約合意にこぎつけた。
(中略)
コミッショナー事務局の関係者は「もしパウエルに米国で裁判を起こされたら負ける」と危機感を抱いていた。オリックスの提訴を受けた根来代行は両球団だけでなくブローカーと称される人物からも事情を聴くなど独自の調査をした。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20080227055.html

根来代行が「理由もなくこのような裁定を下した」という批判があるが、そうではないようだ。
今回のソフトバンク側の「ブローカー」のやり方は確かに強引ではあったが、違反行為を犯してはいないのだ。
「裁判なら負ける」というのも根拠があってのことで、事実上のソフトバンク側勝利の判断に至ったのだろう。

紛争の発端は、オリックスのパウエル投手との契約に詰めの甘さがあったことだ。球団と同投手の言い分には相違があるが、合意から契約までの過程で、他球団に付け込まれるすきがあったということだろう。
 ソフトバンクは既に他球団が獲得を発表した選手を横取りしたと見られても仕方がないが、紛争になっても勝算ありと踏み、確信犯的に割り込んだとみられる。

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2008022700832

この時事通信の記事が一番分かりやすく本当のことを言っているのかもしれないな(笑)。
ただこれが「悪しき前例」になるかどうかは今後の議論によって変わってくるでしょう。


スポーツナビ|パウエルはソフトB入団へ 根来代行が小池会長へ指示 - 昨日の風はどんなのだっけ?
西日本スポーツをはじめとしたホークス番のいる所の記者は当然自分の意見として「ソフトバンク側が正しい」と
言っている記事はありました。しかし全体的に見れば大人しかった…というか、「どちらが正しい」
というようなことは報道されず、「原因の究明を待ちたい」というような感覚だったように思います。
そして同時に「今後のためにも外国人選手獲得の際の枠組をしっかり決めないと」というような言い方でしょうか。
下手すればソフトバンクの方が(契約違反という意味で)悪者になっていたかもしれませんしね(苦笑)