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地方競馬の存在意義(特に地方)


画像を見ると、人口の多い地域(関東・中京・関西)はやはり強いなぁという印象。地方は辛いよ。
(注:画像は2年前のデータです)
http://www.asahi.com/sports/spo/OSK200804270001.html
名古屋競馬の「ミニ場外特区」は今のところ大成功。しかしそれは土台があるからですよね。
絶対的な人口、競馬人気などと言った地盤が。その点、やはり地方は厳しいものがあります。
それでも競馬場を存続させたいというのは、決して競馬ファンだけの自慰行為などではありません。
地域経済を鑑みるとどうしても競馬場を存続させなければならない理由もあるのです。

苦しみながらも地方競馬の存続を模索する理由は何か。地方競馬を主催する自治体でつくる地方競馬全国協会(東京)の担当者は「廃止するには職員の雇用問題などを解決しなければならない。残しておいて、もしも事業がうまくいく時が来れば、地方の財源の確保に役立つという期待があるのでは」と話す。

競馬場が廃止になれば同時に噴出すのが解雇された人々の雇用問題。
一つの競馬場に職員、騎手や調教師・厩務員などの現場の人たち、競馬場で働く人たち、警備員、その他諸々、
これら大量の人々が路頭に迷うことになるわけです。また間接的に競馬で稼いでいる人たちもいるでしょう。
競馬に来るお客を相手にする商売、駐車場などの運営、タクシー、バス・電車など交通機関……多岐にわたります。
さらに競馬場が廃止になれば多くの人々がその土地を離れることになるでしょう。そうなれば自治体は人口減少、
税収入の低下……大きな産業が一つ無くなることの影響は凄まじいのです。ここに競馬場を簡単に廃止にできない
理由があると思います。多少の赤字があっても存続させていた方が全体的に見ればまだマシだと。


また、方法如何によっては黒字にできうるのです。というか、今までの経営があまりにも杜撰すぎでした。
規模が大きいので黒字になればその額も大きい。単に額面だけの黒字ではなく、地域全体に好影響を及ぼすのです。
競馬場や厩舎の景気が良くなればそれだけ雇用も増進するわけですし、相互に効果が出るのは間違いない。
今の地方競馬でも黒字の所はとにかく賞金の削減や人件費カットで無理矢理に黒字にさせているだけに過ぎません。
ただ赤字だ黒字だと騒ぐだけではなく、他へ及ぼす影響まで考えて存廃論を論じなければならないように思います。
さらに言えば生産界への影響も考えると、特に九州や北海道の競馬場は他所への影響が大きいということです。
そのあたりをよく考えているオーナーの一人が竹園氏なんだろうなぁ。
現在の荒尾は竹園オーナーの力で持っていると言っても過言じゃないと思う - 座布団が行司にクリーンヒット