座布団が行司にクリーンヒット

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福島・開成山特別で内田博幸騎手と吉田豊騎手がリアル騎馬戦を披露

http://jra.jp/JRADB/asx/2008/03/200802030209h.asx(レース映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2008/03/200802030209p.asx(パトロールビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=FCZn4itTFMo
勝った内側青い帽子6番のシグナリオが内田騎手、2着の黄色い帽子8番ショウナンラヴァーが吉田騎手です。
最後の直線の攻防で逃げ粘るシグナリオに内田騎手の右ムチが入り、馬はそれによって左側に流れる。
そこに追い込んで来ていたショウナンラヴァーとぶつかり、仕返しをするように吉田騎手が肘打ちのごとく
内田騎手の方へと競りかかり、馬体がというより騎手同士がタックルしあっているようにも見えますね。
審議にはなりましたが結局到達順位のまま確定。内田騎手が外から差して伸びてくるショウナンラヴァーに気付いて
わざと右ムチをくれたのかどうかまでは分かりませんが、最初に仕掛けたのは間違いなく内田騎手の方。それに
対抗してやり返す吉田騎手も凄いよな(笑)。これくらいのインファイト地方競馬ではよく見かける光景ですが、
JRAではあまり見られないように思いますね。なかなか面白い試合でした。危ないから止めた方がいいと思われる方
もいるでしょうが、もちろんやり過ぎは落馬事故に繋がる恐れもありますし基本的にはいけないことですが
個人的にはこれくらいの騎手の駆け引き・ぶつかり合いはいいんじゃないかと思います。面白いもん。
お互いに騎手同士が、事故になるか制裁を食らうか「どこまでやれば危ないか」というのが分かってますからね。
むしろいきなり斜行して後続馬に迷惑をかけることの方が大事故に繋がることが多い。


ここ最近、今年のオークスを皮切りにパイロットビデオを見返すことが多くなってきた気がします。
オークスの後に批判や問い合わせが多かったのか、JRAが制裁に関する特別ページまで作りましたしね。
JRAが公式サイトで走行妨害と制裁について詳しい解説 - 昨日の風はどんなのだっけ?


この日はこの開成山特別以外にも、落馬寸前で粘って勝った津村明秀騎手の騎乗があったり、
http://www.sanspo.com/keiba/news/080622/kba0806221447017-n1.htm
明らかな斜行があったのに不可解な判定があったり、
はてな
先週はフェアプレー賞14回の藤田伸二騎手が12年ぶりに騎乗停止になったり、
http://www.daily.co.jp/horse/2008/06/15/0001138970.shtml
鳥の群れに驚いた馬が騎手を振り落としたり………。
ジューンステークスでコスモテナシャスが鳥の群に驚き大斜行 騎手落馬で競走中止 - 座布団が行司にクリーンヒット


できればやはり、あまりパイロットビデオを見たくなるようなレースはあってほしくないものだ。