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西山牧場本場がダーレージャパンファームに売却される

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20081112-OHT1T00219.htm
西山牧場がダーレーJFに売却 - 競馬ニュース : nikkansports.com
西山牧場がダーレーに売却 経営方針転換も再建ならず: 競馬ブログ オケラセラ
独自の配合、自家生産を行っていくのがなんと難しいことかと痛感させられますね…。
馬が売れ、馬が走らなければ牧場は成り立っていかない。単純なことですが非常に難しいことです。
多くの牧場が売れる血統に迎合してしまうのも、生産を続けていくためには仕方の無いことかもしれません。
それでも、先のスエヒロコマンダーイナズマアマリリスの小泉牧場のような例が出ることもある。
西山牧場繁殖牝馬は他の牧場に預託して生産を続けるという。育成牧場などの基盤はまだ残っています。

(日刊スポーツ西山茂行氏のコラムより)
「私事で恐縮だが、本紙既報にあった通り、11月10日をもって西山牧場の生産部門をダーレー・ジャパン・ファームに明け渡し、42年間の歴史に幕を閉じた。
73年に社台ファームを破り、生産者首位に輝いたのが唯一の栄光だった。
筆者が先代の後を継いで10年。その間「西山牧場」とは生産者なのか馬主なのか、ずっと悩み続けてきた。
生産者ならセリに馬を出し、またクラブ法人と提携したりと馬を売ってその立場を守る必要がある。
馬主は自分の好きな血統で、走りそうな馬体の馬だけを買う。このギャップは大きかった。
筆者は結論として「馬主」として生きる道を選択した。」

http://shumatsukeiba.blog59.fc2.com/blog-entry-101.html

自分の好きな血統、やりたいようにやる為には牧場を持つことが逆にしがらみになってしまうこともあるんですね。
これからはただの馬主として、むしろ以前よりも行動の幅が広がるかもしれません。悪いことばかりではなさそう。
生産者欄から「西山牧場」の名前は消えるが、「西山イズム」はこれからも続いていくということでしょう。