座布団が行司にクリーンヒット

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佐賀記念出走予定馬発表&どこよりも早い佐賀記念予想

http://sagakeiba.net/race/tokube/sagakinen.htm
http://www.keiba.go.jp/dirtrace/race_horse090211.html
出走登録馬が発表になりました。回避の可能性がある馬もいますので、それを考慮に入れつつ登録馬の短評を。


どこよりも早いかもしれない佐賀記念予想 - 座布団が行司にクリーンヒット(06年度予想)
佐賀記念予想 - 座布団が行司にクリーンヒット(07年度予想)
08年度佐賀記念予想 - 座布団が行司にクリーンヒット(08年度予想)
基本的に傾向は変わっていないようだ。そのまま文章を流用してもいいようだ(笑)。

馬場状態 1着 2着 3着
01 やや重 6枠6番ミツアキサイレンス笠松 1枠1番ハギノハイグレイドJRA 7枠9番トーホウダイオー(JRA
02 6枠8番ミツアキサイレンス笠松 2枠2番マンボツイストJRA 1枠1番イエロードリーム(新潟)
03 やや重 7枠9番エアピエール(JRA 5枠5番クーリンガーJRA 1枠1番ミツアキサイレンス笠松
04 2枠2番クーリンガーJRA 4枠4番オペラキッス(佐賀) 1枠1番ミツアキサイレンス笠松
05 2枠2番マルブツトップJRA 6枠7番クーリンガーJRA 8枠12番ブラックコンドルJRA
06 8枠10番マイネルボウノットJRA 7枠8番ドンクールJRA 6枠6番オンユアマーク(佐賀)
07 4枠4番サイレントディールJRA 5枠6番クーリンガーJRA 8枠11番キングスゾーン(愛知)
08 3枠3番チャンストウライ(兵庫) 6枠8番クーリンガーJRA 8枠12番マコトスパルビエロJRA
地方馬の健闘が目立つ

ダートグレード重賞となってJRA勢が上位を独占したのは05年の一度のみ。川崎記念フェブラリーSに囲まれて
レベルの高い出走馬が集まらないのがその原因で、1〜3着独占は難しい。基本的にJRA勢有利ではあるが。

佐賀が得意な馬を選べ

ミツアキサイレンスクーリンガーに代表されるような、何度も同じコースで好走する馬。
今年その可能性があるのはチャンストウライだけだが果たして・・・?

勢いで選べ

クーリンガーはその臨戦態勢が毎年衰えを感じさせなかった。近走で負けたとしてもそこそこ走っていた。
ミツアキサイレンスも最後の佐賀記念挑戦時はちぐはぐさを感じたし、マイネルボウノットサイレントディール
勝った時は勢いがあったが連覇を狙った翌年はいずれも大敗が続いていた頃だった。近走充実感がある馬から。
勢いがあれば準オープンを勝ったばかりのような馬でも問題ないだろう。実績あっても近走が悪い馬は消し。

枠順

佐賀コースは基本的に最内枠の連対率はそう高くない。しかしこれが佐賀記念となると違うようで、
内で蓋をされて身動きが取れなくなるような状況にならない限りは1枠2枠でも大丈夫なことはデータで証明済み。
内枠の馬は逃げるか、控えてもJRA勢くらいの能力ならば道中マクって行って先行争いに絡むことが可能だからか。
スタート直後向こう正面の直線を走ることもあり、枠順で有利不利は感じられない。

人気順 斤量 1着馬の位置取り 2着馬の位置取り 3着馬の位置取り
01 2、1、3 57、56、56 [8.8.8.6] [3.3.2.2] [6.5.3.3]
02 2、1、11 58、56、55 [6.6.2.2] [5.5.1.1] [4.3.3.3]
03 4、3、2 55、57、57 [3.3.3.1] [2.2.2.2] [5.6.5.5]
04 1、4、7 57、56、58 [3.3.1.1] [9.9.7.5] [6.4.5.3]
05 3、2、1 56、57、56 [1.1.1.1] [3.3.2.2] [5.5.3.3]
06 1、3、5 56、58、56 [2.2.2.1] [6.5.3.3] [1.1.1.2]
07 4、1、6 57、57、56 [7.7.1.1.1.1] [3.3.4.2.2.2] [4.4.5.6.6.6]
08 2、5、1 56、57、56 [9.7.8.7.2.1] [3.3.4.4.3.3.] [1.2.1.2.1.2]
人気は順当

02年のイエロードリーム以外はほぼ7番人気以内での決着。特に1、2着は5番人気以内で決まっている。
JRA馬は1番人気よりも2〜4番人気の馬を頭に据えた方がおいしい。地方馬も基本的には上位人気馬が来ている。
1・2・3番人気がそのまま来ることはほとんど無い。あっても着順が入れ替わると考えた方がいいだろう。

先行有利、差し馬はマクれるかどうか

間違いなく先行馬有利、差し馬もさすがに最後方からでは届かないので道中は中段付近につけておきたい。
ただしテンを奪うような逃げ馬は苦戦傾向。先行馬か、差し馬はマクれるかどうか。マクリが特に有効。
2周目向こう正面から3コーナーにかけてスピードに乗っていけるかどうかが鍵。

1着、2着、3着馬の騎手 1着馬の前走 2着馬の前走 3着馬の前走
01 川原正一デムーロ藤田伸二 2500m東海GC・1着 1800m平安S・2着 1800m平安S・3着
02 川原正一武豊、宮下康一 2500m名古屋GP・1着 1800m平安S・2着 2100m川崎記念・9着
03 武豊和田竜二川原正一 1800m平安S・9着 1800m平安S・2着 2500m名古屋GP・3着
04 和田竜二山口勲、東川公則 1800m平安S・2着 1400m A2戦・2着 2500m名古屋GP・10着
05 安藤勝己和田竜二武豊 1800m平安S・13着 1800m平安S・5着 1800m平安S・2着
06 後藤浩輝福永祐一、安東章 1800m平安S・8着 1800m平安S・13着 2000m由布岳特別A1・1着
07 武豊和田竜二安部幸夫 芝2400m日経新春杯・11着 1800m平安S・11着 2100m報知AC・5着
08 下原理、和田竜二、川野幸治 2500m名古屋GP・3着 2500m名古屋GP・6着 1800m平安S・3着
休み明けは×

好走馬はすべて12月終わりから1月にかけてレースを消化しており、長期の休み明けは不安材料。

前走

JRA勢は基本的に平安S組が中心だが、平安Sとでは着順の逆転現象が起こりやすいので注意したい。
その他、名古屋グランプリ組は信用できる。


現段階での予想
スマートファルコン
ロールオブザダイス
チャンストウライ
△クリーン
サカラート
×ワンパクメロ
以下各馬短評。

JRA所属馬

エスポワールシチー(回避)

http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON15017
現在マーチSフェブラリーSなどと天秤にかけている状況。トパーズSまでの4連勝は非常に勢いがある。
平安S2着と好走している点と、とにかくハナに立ちたいという脚質がどう出るか。距離不安も否めない。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=11539

サカラート

捲る脚がある点は○。平安Sも休み明けの一叩きと考えれば度外視していいが、果たしてどこまで復調しているか。
昨年10月の白山大賞典3着の頃から考えればまだ衰えてはいないとも思えるが…。

サンライズバッカス(回避)

G1馬が登録してきちゃったよ…という印象。フェブラリーS2勝目を狙いに行かないのだろうか?
http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON15014
どうやらフェブラリーSは賞金面で出走が微妙のようで、出走できなければ佐賀記念に来るようだ。
12月のジャパンカップダートでも好走、平安Sでの負けはむしろプラス。不安材料は後方脚質だけだが、捲れれば。

スマートファルコン

早くから平安S川崎記念フェブラリーSを捨ててここに照準を合わせている点、基本的には逃げ馬だが先行でも
前走のような差しでも競馬できる自在性、いずれも高評価。不安点は前走が1400m戦というのがどう出るかだけか。

ランタス(回避)

名古屋GP3着後に準オープンを勝ったまでは良かったが、川崎記念に出走予定となるといくらなんでも使いすぎ。
そもそも回避の可能性もあるが、出てくるとなればこのローテで中1週はさすがに酷。

ロールオブザダイス(繰り上がり)

http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON15013
平安Sは2ヶ月の間隔が空いての出走で負けていても問題は無い。秋に3連勝した勢いはエスポワールシチー並。
2100mを勝っている分、距離適正面でエスポワールシチーよりも上かもしれない。

エイシンロンバード(繰り上がり)

まず長期休養明けが大きなマイナス。距離も2000mはギリギリな感じで、強調点が見て取れない。

クリーン(繰り上がり)

小田切馬・クリーン JRA史上最高馬体重優勝記録(602kg)を達成 - 座布団が行司にクリーンヒット
ここまで2連勝中で今が一番充実している時なんだなという印象。馬体重は特に問題ないだろう(笑)。

他地区所属馬

チャンストウライ

臨戦過程は昨年より劣るように見えるが、今年はレベルの高いレースを選択してきたからこそ。
前走名古屋グランプリ5着はそこそこ悪くはないし、レコードを出した得意競馬場のコースで連覇を狙う。

アルドラゴン(回避)

兵庫移籍後は交流重賞で活躍を続け、兵庫年度代表馬にも選ばれる。勢いではチャンストウライよりも上だが
ザ石を発症していて出走は経過の様子見という情報も。

イイデケンシン(回避)

全日本2歳優駿勝ち馬で昨年JRA所属時にはサマーチャンピオンで来佐したことがある。
園田移籍初戦は2着、実力的には突然好走ってもおかしくはない。

リスティアダーリン

中央時代はダートで活躍し準オープンまで出世、その後障害を経て笠松に移籍。
東海菊花賞3着や前走の東海クラウン2着など結果を残しつつあるが、東海地区全体で見るとまだ上の下クラス。
やはりキングスゾーンムーンバレイ、あるいは今のオグリシルクくらいの勢いがなければ交流重賞では辛い。

テーマミュージック

格としてはリスティアダーリンと同じくらいか。交流重賞となると少々見劣りする感じ。

九州地区所属馬

テットウテツビ

荒尾代表、08年九州記念勝ち馬。まったくと言っていいほど大崩れしない安定感のある馬。佐賀勢との対戦となった
九州大賞典でも3着に好走。ただしこの面子に入るとワンパクメロなど一度は勝負付けされているだけに厳しい。

ワンパクメロ

現在のところ佐賀競馬及び九州地区最強馬。九州大賞典、中島記念と連勝して望むローテは昨年と同じ。
あとは去年からの成長力と倉富隆一郎騎手の手綱捌きに賭けるしかない。

マリットチャージ(回避)

去年の佐賀記念以来、ワンパクメロに唯一土をつけた馬。マイペースで逃すと非常に怖い存在。
ただ前走エニフに敗れたように同型に競られると少々辛い面もある。今回はJRA勢のペースについていけるかが鍵。

ザオリンポスマン

昨年の佐賀記念ではワンパクメロなどを出し抜いて佐賀勢最先着の4着に検討。しかし正直、近走の調子は以前に
比べ悪くなっており大望は無理。それでも何か雰囲気があるのはこの馬と北村欣也騎手、無欲の追い込みに賭ける。

エニフ(繰り上がり→回避)

JRA時代は1000万下で頭打ちだったが、佐賀との相性は良いらしくB級からコツコツ賞金を稼いでA級昇格。
今のところ前走でマリットチャージを破るなどして4連勝中で勢いに乗る。こちらも逃げ馬でペース次第。

タニノウインザー(繰り上がり)

肥後の国グランプリ覇者。こちらもテットウテツビと同様大崩れしない堅実な馬。今回は胸を借りるつもりで。