座布団が行司にクリーンヒット

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佐賀記念はスマートファルコンが勝利

2月11日(水・祝)「佐賀記念(佐賀)スマートファルコン危なげなく逃げ切り」他 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
http://www.keiba.go.jp/furlong/highlight/2009/090211-01.html
佐賀記念、スマートファルコンが重賞3連勝 | 競馬ニュース - netkeiba.com
スマートファルコンは強かった、このメンバーの中では一つ抜けていた。横綱相撲でしたね。
しかしそれ以上に他馬・他騎手が情けなかったように思う。なぜあそこまで楽に逃げさせてしまったのだろうか。
当初は同厩舎のエイシンロンバードが逃げて番手につけるのかと思いきや…エイシンロンバードが立ち遅れてしまい
(この馬は元々こういう出遅れ癖のある馬だった)、代わりにスマートファルコンが楽にハナに立つと
無理して先頭に立つ必要の無くなって控えるしかなくなってしまった。ロンバードはこの時点でおしまい。
あとはクリーン、ロードオブザダイス、サカラートと人気のJRA勢がすべて前目につける形に。
この時点で嫌な予感はしていたのだが結果としてあとはこのままゴールに流れ込むようになってしまった。
スローペースに落とした岩田騎手と逃げ切ったスマートファルコンは偉いのだが、他馬はなぜどれも
鈴をつけにいかなかったのか。一番それが可能だったのは2番手につけていたクリーンの武豊騎手だったはずだが
そのまま控え、さらにロードオブザダイスのデムーロ騎手よりも仕掛けが遅れ結局3着に終わってしまった。
クリーンが大型馬で器用な方ではなかったとはいえ、もう少し何か工夫はできなかったのだろうかと思う。
地方馬だが、チャンストウライはレースの流れ的に得意のマクリ脚が不発。それ以上にやはり去年よりも
調子を落としていたようにも思う。次は名古屋大賞典あたりで本調子に戻ってくるかもしれない。
ワンパクメロはこの馬なりに頑張った6着、ここらが限界なのだろう。やはり全国レベルのペースに慣れていない。
このまま地元で走り続ければこれまで通り勝ち続けはするだろうが、今後も交流重賞では厳しそうだ。
上位人気通りには決まったが1,3,2番人気の順で今回も少し崩れた。やはり一筋縄ではいかないレースである。
今年は珍しくJRA勢が4着まで独占することになった。JRA枠が増えた影響もあったようだ。
http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON15192
スマートファルコンの次走は黒船賞名古屋大賞典を予定、ここの陣営も方針がまったく崩れないな。
現実路線をとやかく言うつもりはない。どうせなら色々な競馬場を巡ってレースを賑やかにしてほしい。
http://mainichi.jp/area/saga/news/20090212ddlk41050249000c.html
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/76707
さて、今回の佐賀記念は7年振りに売り上げ記録を更新したそうだ。去年はJRAの雪による順延に泣いたが
今年はJRAからいい騎手が集まり、JRA枠が増えていたことも影響していたのかもしれない。あと交流重賞というのは
売り上げが伸びるには普段JRAしか買わないような人も買ってもらえるような、レースの「分かりやすさ」が
必要なのかもしれない。今回はスマートファルコンという一つ頭の抜けた馬がいて、JRAを中心にそれに対抗する
馬たちが鎬を削るという構図になっていた。軸馬がはっきりしていたので馬券が買いやすかったのだろう。
当日の佐賀競馬場は確かに人が多かったが、特筆すべきほどの人は入っていない。やはり場外や電話・ネット投票の
売り上げが伸びたということだろう。今後もこちら方面への売り上げ増加作戦が必要になってくる。
そんな好調だった佐賀開催ではあるが、同日の浦和開催の1日の売り上げに比べれば半分以下だったようだ。
格の違いをまざまざと見せ付けられるなあ(苦笑)。