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世界を相手に一歩も引かなかった安藤勝己騎手

http://www.sanspo.com/keiba/news/090330/kba0903300502008-n1.htm
http://www.sanspo.com/keiba/news/090331/kba0903310500000-n1.htm
安藤勝がドバイで騎乗停止2日、桜OKへ - 競馬ニュース : nikkansports.com
アンカツは桜花賞に乗れるのか? - 昨日の風はどんなのだっけ?
安藤勝己騎手2日間騎乗停止~ドバイでの「不注意騎乗」で | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
ドバイワールドカップカジノドライヴに騎乗した安藤勝己騎手はあちらで制裁を受けてしまい、騎乗停止2日。
日本では今週土日の開催で消化すれば桜花賞皐月賞などは騎乗できそうな感じです。まずは一安心。また今回の
走行妨害による騎乗停止というのはアンカツ本人からすれば攻めの騎乗によるもので納得していることのようです。

好スタートから序盤は好位を追走。安藤勝は「スタートは良かったが、気持ち良く行くと掛かることがあるので内に入れて抑えた」と振り返ったが、あまり経験のない馬込みでの競馬で徐々に手応えがなくなっていった。安藤勝は「4角ではすでに脚がなかった。残念」と無念の表情。藤沢和師も「厳しい展開だったと思う」と世界最高峰のレースの厳しさを痛感した様子だった。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/03/30/15.html

「ワールドCを勝つには日本馬に何が足りないか?」という質問に、安藤勝己騎手は「正直分からない。先行できて、さらに直線で伸びる馬じゃないと通用しない。ダイワスカーレットが出ていたら? 先行はできたと思うけど、勝てたかは分からないよ」と話していた。

http://www.sanspo.com/keiba/news/090401/kba0904010503008-n1.htm

次に、安藤騎手が、04年にアドマイヤドンで挑んだこと、そして今回のことを踏まえて語ってもらったのだが、「海外の馬は強い。今年はチャンスのように言われていたけど、世界の馬は、日本の馬なんて相手にしていられないでしょうね」アドマイヤドンカジノドライヴ、2回の経験から出た率直な意見だったように思う。
そしてこのレースで、実は安藤騎手は審議の対象となり、加害馬となり、制裁を受けている。そこについては、「処分はくらったけど、仕方ありません。昨年、アドマイヤオーラで散々やられたので、遠慮はいけないと思って乗った結果ですから」
これからの、ドバイでの戦いについては「そのうち、勝てる馬が出てくることに期待したいですね。またこれからも、毎年ここに来られるようになればいいと思っています」と締めてくれた。

http://blog.radionikkei.jp/keibablog/category-835/entry-165441.html

これまでの海外遠征経験の結果、カジノドライヴではレベル的に厳しいと感じたようです。……ドバイ遠征した頃の
アドマイヤドンといえば国内ダート最強を誇った時期だったわけですが、それでもダメだったわけですからねぇ。
適性としては、先行できて、馬群でモまれても影響が少なく、直線で再度伸びて粘れる馬。…そんな馬なら日本でも
最強だろうけども(苦笑)。あと遠征による悪影響をはね除けるメンタル、気性の持ち主でなければならない。
既にドバイで勝ちを収めている日本馬もいます、適性面なども含め考慮し、また来年以降も挑戦していってほしい。


次に走行妨害についてですが、これには安藤騎手の海外に対する強い意識があったからのように思います。
『競馬ブック』で安藤勝己騎手とクリストフ・ルメール騎手が対談 - 座布団が行司にクリーンヒット(リンク先もご覧下さい)
以前『競馬ブック』の企画でルメール騎手と対談した時、JRA所属騎手たちが自分のような地方出身騎手や
海外の騎手たちにやられっぱなしで蹂躙される様子を見て、日本競馬全体のことを考えて危機感を抱いていました。
日本競馬が世界に通じるようになるには競走馬だけでなく騎手全体のレベルアップをしなければならないと
喚起しているように記事を見て思えました。昨年ドバイで外国人騎手たちに「やられて」しまったので、今年は
むしろやり返すくらいの意気込みで望んだのではないでしょうか。結果としては騎乗停止になってしまいましたが
日本人騎手をなめるなよ!という気概があちらにも通じたのでは。そういう心構えを持って今回のドバイに挑んだ
アンカツさん、走行妨害は褒められたことではありませんが、私は同じ日本人としてよくやったと言いたいですね。