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裁定委員会外部委員に岡部幸雄氏などが新たに参加

http://jra.jp/news/200906/060805.html
以前からレースにおける失格、降着、走行妨害などに際して裁定する裁定委員会委員がJRAの職員ばかりで
騎手経験者、現場関係者が参加していないのは正しい判断ができないという批判がありました。
今回、騎手経験者である岡部幸雄氏が参加することはこの批判を受け流したいJRAの意図がある気がします。
岡部氏の騎手としての実績は文句のつけどころがありませんし、現役騎手や調教師にも厚い信頼があります。
これまで岡部氏の名前は何度も上がっていましたが委員にはなっていませんでした。委員は場合によっては
どうしても裁定において騎手・調教師と対決しなければならない場合がありますから、本人が嫌がっていたという
可能性もあります。しかし今回はJRAや現場の人たちの声に推された格好で岡部氏も引き受けたのかもしれません。


ただ岡部氏が裁定を行う外部委員とは、不服申し立てが行われた場合のみであることは忘れてはなりません。
普段の裁定には参加できません。今まで通りJRA職員のみの委員が行います。不服申し立てとは、裁定に対して
納得ができなかった場合に騎手や調教師がJRAに対し改めて訴える申し出のことです。1年に1度あるかないか
くらいの頻度だったはずです。ですから岡部氏が完全に裁定委員に参加したというわけでは全くありません。
しかも不服申し立てによって裁定が取り消されたことなどは過去にほとんど無かったはずです。調べたわけではなく
記憶のみなので何とも言えませんが、ほとんどの申し立ては棄却されています。岡部氏が委員になったことで
不服申し立ての頻度や内容が変わるかどうかはまだ分かりません。「岡部さんなら分かってくれる」ということで
申し立てが増える可能性もあれば「岡部さんとは争いたくない、元々どうせ無理だ」と減る可能性もある。
しかし将来的にはいつかJRAも通常の裁定委員会に騎手経験者を入れることもあるかもしれません。その段階を
踏んでいると思えば今回の件も一歩進んだと考えていいのかも。それがいつになるかは定かではありませんが。