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岡部幸雄氏が参加した「不服審理委員会」 実際には不服申し立てができない?

http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20090612003.html

橋口師の怒りは、この日になって少しだけ収まった?事の発端は中京日曜11Rで管理馬ルミナスハーバーの1位降着だった。聞くところによると、被害馬の陣営も騎手も驚いたという判定だ。


 火曜の朝、橋口師は<JRAが不服審理委員会(元騎手の岡部幸雄氏らを起用)を創設>の記事に奮い立った。トレセン業務は月・火が休みで、水曜の業務開始と同時に公正室へ。「(保証金)10万払ってでもやる。岡部さんに審理してもらいたい」。騎手経験者なら理解してくれると橋口師は仏頂面のまま。一夜明けたこの日、菱田は「どうなりました?」と聞くと「不服申し立て期限はレース後2日までだって。月、火と業務は休みなのに2日までというのも変だろ」と首をひねった。「勝利をはく奪された心境。悔しさをエネルギーに?もちろん、見とれという気持ちだ」。熱いハートこそが大御所の原動力なのだろう。

これ事実なら大問題ですよね。降着云々はとりあえず置いといて、不服申し立て期限はレース後2日までという
規定になっているのに、トレセン業務と公正室は月曜日火曜日が休みなので実質的に申し立てが不可能だという点。
これが本当ならばJRAは岡部氏起用も不服申し立て制度自体も見せ掛けだけということになるわけです。

第150条
(中略)
2 前項の規定による不服申立ては、当該裁決のあった日の翌日から起算して2日以内に保証金100,000円を添え、次に掲げる事項を記載した書面をもってしなければならない。
(後略)

http://www.jra.go.jp/company/law/law07.html

主に土・日に競馬開催があるため、JRAの職員の主な休日は月・火曜。平日の水・木・金は、「平常業務」として、それぞれの所属部署で競馬開催のための準備や組織管理の仕事を行います。

http://jra-saiyou.jp/works/regular.html

つまりレース開催日が土曜日にしろ日曜日にしろ、その日のうちに申請しなければ不服申し立ては受理しないと
いうことなのだろうか? それもまた乱暴な話だ。しかし過去に不服申し立て制度を利用した調教師や騎手は
存在するんですよね。94年に制度化されてから、ネットで見つけられたのはこれだけでしたが探せばまだ
あるかもしれません。これを見ると過去には月曜日も火曜日も申し立てを行うことができたようだ。


http://www.keibanihon.co.jp/free/2000/2000_08.htm
00年8月、坪正直調教師が申し立て、棄却。これが初めての不服申し立て。月曜日に申し立てを行っている。
http://www.keibanihon.co.jp/free/2003/2003_02.htm
03年2月、高市圭二調教師と蛯名正義騎手が連名で申し立て、棄却。これも月曜日に申し立てている。
http://www.keibanihon.co.jp/free/2003/2003_08.htm
03年8月、村田一誠騎手が申し立て、棄却。こちらは火曜日に申し立て。
競馬ブックコーナー
http://www.keibanihon.co.jp/free/2004/2004_9.htm
04年9月、大久保洋吉調教師が申し立て、棄却。申し立てを行った日は不明。
競馬ブックコーナー
http://www.keibanihon.co.jp/free/2004/2004_10.htm
04年10月、高橋義博調教師が申し立て、棄却。申し立てを行った日は不明。


一般的にトレーニングセンターは月曜日が「全休日」であるということは競馬の知識として知っていましたが
トレセンの業務は火曜日も休みなんですね。しかし過去に申し立てを行った人たちは実際にいるので、
休日であっても文書の受付だけは行っていてそれを橋口弘次郎師が知らなかった可能性もあるわけですが……
それとも近年になってからJRA職員の休日が月曜日・火曜日となり、「2日以内」としている制度がそれに
追いついていないとか? この辺りはファンからは全く見えない部分ですから想像すらつきません。
橋口師はどうして不服申し立てを行うことができなかったのか。


そもそも「不服申し立て期限はレース後2日まで」というのも短すぎる気がします。JRAが出来るだけ申し立てを
受けたくないという気持ちだけはビシバシ伝わってきますね。大体、申し立てを受けても棄却ラッシュでしょうが。
裁定委員会外部委員に岡部幸雄氏などが新たに参加 - 座布団が行司にクリーンヒット
上で書いた申し立て一覧を見ても分かりますが↑こちらでも書いた通り、岡部氏が今回の件で裁定委員会に直接、
深く関わることになったわけではありません。ただし今回の橋口師のように「岡部さんに審理してもらいたい」
という関係者が今後どんどん増えていく可能性はあります。JRAはその前に、トレセン業務休日と不服申し立て
受理期限に関して関係者にもっと説明しなければならないでしょう。まさかJRAが大ポカをやらかしているのか、
もしくは意図的に「不服申し立ては実質不可能」にしている…なんてことは思いたいところですが。「公正競馬」
を高らかに謳っているJRAがまさかそんな……ねえ。報じたスポニチががもっと詳しく調べてもいいのでは。
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