サマーチャンピオンの出走予定馬が確定 傾向と対策 - 座布団が行司にクリーンヒット
http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/DebaTable/DebaTableController.jpf?k_babaCode=32&k_raceNo=11&k_raceDate=2009%2F08%2F17
今回のハンデを見て「もっと地方馬の斤量を軽く、中央馬を重くしてもいいのでは」と思われるかもしれないが、
色々と問題もあるのですよね。まず地方馬の斤量を軽くし過ぎると主な騎手が騎乗できなくなってしまう可能性。
今回ベテランの山口勲騎手はなんとか52kgでも出走できたが、これ以上軽くすると主戦騎手のほとんどが
騎乗できなくなり、全員若手騎手に乗り代わりになってしまう(それはそれで面白そうではあるが)。
では中央馬をもっと重くすればいいかといえば、60kgを超えれば間違いなく自重する陣営が多発してしまう。
そうなるとJRA勢で最も実績がある馬、G1やG2を勝っている馬でも最大で59kgに設定せざるをえなくなる。
別定の時代とあまり変わらないように見えるが(G1馬は59kg)、それはハンデ戦。地方馬はのきなみ軽くなったし
その馬のその時の勢いなどである程度斤量に差をつけられる点では以前と違っていると思う。
年 | 馬場状態 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|---|
01 | 重 | 6枠6番トシザミカ(JRA) | 3枠3番ノボリユキオー(JRA) | 5枠5番シュウタイセイ(笠松) |
02 | 良 | 1枠1番フジノコンドル(笠松) | 6枠7番ミスイロンデル(JRA) | 7枠9番レイズスズラン(JRA) |
03 | 良 | 8枠11番ロングカイソウ(JRA) | 6枠6番カシノオウサマ(佐賀) | 6枠7番ツルマルザムライ(兵庫) |
04 | 良 | 3枠3番ニホンピロサート(JRA) | 8枠11番インタータイヨウ(JRA) | 7枠10番カシノオウサマ(佐賀) |
05 | 良 | 5枠5番アグネスジェダイ(JRA) | 6枠6番ヨシノイチバンボシ(愛知) | 3枠3番ワンダーハーブ(JRA) |
06 | 良 | 4枠4番メイショウバトラー(JRA) | 8枠11番メイショウボーラー(JRA) | 5枠5番ワンダーハヤブサ(JRA) |
07 | 良 | 2枠2番キングスゾーン(愛知) | 5枠6番オフィサー(JRA) | 5枠5番ムーンバレイ(愛知) |
08 | 不良 | 3枠3番ヴァンクルタテヤマ(JRA) | 6枠8番ダンツキッスイ(JRA) | 6枠7番キングスゾーン(愛知) |
年 | 人気順 | 斤量 | 1着馬の位置取り | 2着馬の位置取り | 3着馬の位置取り |
---|---|---|---|---|---|
01 | 2、1、3 | 54、56、56 | [2.2.2.1] | [1.1.1.2] | [5.5.4.4] |
02 | 4、6、3 | 57、52、57 | [1.1.1.1] | [2.2.2.2] | [10.9.3.3] |
03 | 2、6、8 | 55、56、56 | [1.1.1.1] | [4.4.4.2] | [6.6.6.3] |
04 | 1、2、5 | 57、56、56 | [6.6.4.1] | [5.5.3.2] | [8.8.8.3] |
05 | 1、3、4 | 54、57、56 | [1.1.1.1] | [2.2.2.2] | [11.11.8.5] |
06 | 1、2、4 | 55、59、56 | [5.4.3.1] | [3.3.2.2] | [4.5.6.4] |
07 | 1、2、5 | 55、55、55 | [2.3.1.1] | [10.10.7.7] | [7.7.4.6] |
08 | 1、2、5 | 57、54、56 | [1.1.1.1] | [3.3.3.2] | [2.2.2.3] |
年 | 1着、2着、3着馬の騎手 | 1着馬の前走 | 2着馬の前走 | 3着馬の前走 |
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01 | 河内洋、石橋守、安藤勝己 | 1400mプロキオンS・3着 | 芝1200m北九州短距離S・2着 | 1400mサマーC・1着 |
02 | 安藤勝己、福永祐一、幸英明 | 1900m名港盃・9着 | 1700mKBC杯・8着 | 2000mマーキュリーC・3着 |
03 | 小池隆生、北村欣也、岩田康成 | 1600mスパーキング・6着 | 1400m吉野ヶ里記念・1着 | 1400m園田S1・2着 |
04 | 小牧太、秋山真一郎、北村欣也 | 1400mプロキオンS・1着 | 1700mKBC杯・1着 | 1400m吉野ヶ里記念・2着 |
05 | 小牧太、丸野勝虎、赤木高太郎 | 2000m JDD・13着 | 1900m・名港盃・1着 | 1700mKBC杯・4着 |
06 | 佐藤哲三、福永祐一、川田将雅 | 1400mプロキオンS・1着 | 芝1600m・安田記念・14着 | 1800m関越S・2着 |
07 | 安部幸夫、福永祐一、吉田稔 | 1600mスパーキング・2着 | 1200m・北陸S・6着 | 1600mスパーキング・9着 |
08 | 倉富隆一郎、藤田伸二、安部幸夫 | 1400mプロキオンS・1着 | 芝1600m・NHKマイルC・17着 | 1250mオッズパークグランプリ3着 |
固いレース
2007年からハンデ戦になったが人気馬で決着する傾向は変わらない。
この7年間で3着は8番人気以内、連対なら6番人気以内の馬しか来ていない。1番人気が5連勝中。
2着までなら2番人気が4回、3番人気が3回である。ただし1→2→3の順番はまだ一度も無い。
07年に優勝した地方馬のキングスゾーンも1番人気に推されていた。地方馬も人気馬を狙いたい。
JRA勢の中で必ず人気で飛ぶ馬が出てくるのでその取捨が大切となってくる。
先行有利
不良馬場となり時計勝負となった昨年は完全に行った行ったの展開に。そうでなくても佐賀コースは基本的に
先行有利と考えていい。差し馬は「マクリ」ができるかどうかにかかっている。
前走
バラバラなので特に気にする必要は無いが、比較的好成績なのがプロキオンS組で、好走しているとなお良い。
休み明けはやや不調。ここまでの臨戦過程に2〜3戦しているのが望ましい。
インタータイヨウが2走ボケで飛んだり、ニューベリーが間隔を空けて使われて走らなかったりしている。
ニホンピロサート(3番人気6着)も黒船賞(3月)以来の競馬で久々だった。
ヴァンクルタテヤマは2ヶ月ぶりの出走となるがこの程度の間隔なら大丈夫?
最内枠不利
地方の小回りコースは内枠が有利だと思われがちだが、佐賀は昔から内馬場の砂が非常に厚く、
そういう意味ではむしろ外枠の方が有利だった。コーナーでは全馬が大きく外に膨れて回っていた。
過去のデータでも、真ん中あたりの枠、中央より外寄りの枠順の成績がいい。1〜2枠の成績は良くない。
内枠はうまくスタートしないと、外枠の先行馬にかぶされていってしまうことも多いからではないだろうか。
その点では地方騎手は慣れていて中央騎手は慣れていない感じがある。地方馬は大丈夫でも内枠の中央馬は危険か。
その他
過去8年で地方出身騎手が勝ったのは5回で、JRA所属でも小牧太騎手が2勝。地方出身騎手が強いか。
武豊騎手は意外にもまだ2回しか遠征経験がなく2回とも人気で飛んでいる。今回は1番人気でどうなるか。
◎ランザローテ
○キングスゾーン
▲オフィサー
△ヴァンクルタテヤマ
注リミットレスビッド
前走プロキオンS好走ランザローテが頭。初地方コースも昨年のヴァンクルタテヤマもそうだったし大丈夫だろう。
そのヴァンクルタテヤマはちょっと怖くて、少し間隔が空いている点と死に枠の1枠に入ったのが不安。
まあ1枠でもスピードに任せてどの馬よりも前に出ることができれば勝ち切るだろうが。先頭に立てなければ…。
ベテランの域に達しつつあるキングスゾーンだがここまでの臨戦過程は悪くない。得意コースで二度目の戴冠も。
意外と怖いのがオフィサーか。本来なら買いたくないタイプだが佐賀での好走歴があり見捨てられない。
リミットレスビッドも普通なら絶対に買わないのだが、岩田なら何かして来そうな気がするので。
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