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JRAが騎手免許試験の一部を見直し

JRA、騎手免許試験の一部見直しを発表 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
http://www.sanspo.com/keiba/news/090806/kba0908060502000-n1.htm
http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON16768
騎手免許試験が変わったと言いますが…:馬の写真with余計な一言:So-net blog
マスコミや媒体によって評価が分かれるんだよなー。地方騎手のJRA移籍が難しくなった、門戸がより開かれた、
どちらも書かれてるんですよね。実際の所どうなのか一度試験を受けてみた騎手に聞くまでは分からないような。
これまで地方競馬の騎手がJRAの騎手試験で最も難関だったのが一次試験。ここには馬学や衛生学など、競馬学校
卒業した若い学生の頭ですら難しい内容の試験が並ぶと言います。当時既にJRAでも大活躍していた安藤勝己騎手が
試験を受けたところ不合格となり、それがきっかけで「過去5年間に中央競馬で年間20勝以上の成績を2回以上挙げた
騎手は1次試験を免除」という、いわゆる『アンカツルール』が設定されることとなった。『アンカツルール』で
試験に合格したのは安藤勝己騎手、小牧太騎手、岩田康誠騎手、内田博幸騎手の4人。一方自力で一次試験を突破し
合格したのは赤木高太郎騎手、柴山雄一騎手、安藤光彰騎手、鷹野宏史騎手の4人。一応、同数ではある。
今回の改正でこの『アンカツルール』がほぼ消えることになる。5年間が3年間に短縮され、仮にこれを達成しても
「実地騎乗技術試験の省略(代わりに技術に関する口頭試験を実施)」のみで他の地方騎手と同じ試験を受けること
になった。その試験と言うのが「中央競馬の騎手として必要な項目を中心とした内容の試験」というもの。
それまで最大の難関と言われてきた一次試験の内容ではなくなるらしい。
ここまで書いてきても、ぶっちゃけて言えば騎手試験が簡単になったのか難しくなったのかの判断はできない。
難し過ぎる一次試験が無くなることは朗報だろうが、「中央競馬の騎手として必要な項目を中心とした内容の試験」
というのがどんな内容なのかどれくらいの難易度なのかは、一度誰かが受けてみなければ分からないのだから。
結論は次の騎手免許試験で地方騎手がどれだけ合格するかにかかっているとしか言いようが無い。
ただし一つ言えることは、今後かつての安藤、小牧、岩田、内田騎手のように中央での騎乗機会を得ようと遠征する
騎手は減っていくだろう。『アンカツルール』に当てはまっていた吉田稔騎手はなぜか合格できず、最近では
ほとんど中央遠征をしなくなり対象外になってしまっているし、今回の変更で『アンカツルール』のうまみは
ほとんど消えてしまったからだ。地方騎手に中央が荒らされることは少なくなるだろうが、今後JRAの騎手試験を
受験する地方騎手は激増する気がする。仮にそうなった場合、JRAは基準に達した騎手全員を合格とするだろうか?
結局はJRAのさじ加減一つでどうにでもなるのではないのか?と。その辺の疑問は残ったまま。
とりあえず一度言ったように、まずは改正後の新基準でどれくらいの合格者が出るのかを見てみるしかないだろう。