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松永幹夫調教師が引退を決意した理由

http://www.sanspo.com/keiba/news/091019/kba0910190506007-n1.htm
ディザイア「鼻差」ブエナに雪辱/秋華賞 - 競馬ニュース : nikkansports.com
さすが現役時代「牝馬の松永」と呼ばれていた男、調教師としての初G1制覇も牝馬によるものでした。
夏には小倉記念ダンスアジョイで、北九州記念サンダルフォンで制し小倉ターフ賞を手にしていた松永師。
このG1制覇でますます評価が上がっていくでしょう。誰しもが認める「いい人」。人間関係がモノを言う競馬界で
下世話な言い方だが馬集めにはこれからも苦労しないように思う。師匠の山本正司氏の「遺産」をそのまま
受け継いでいるのも大きいだろう。松永騎手が引退を決意したのは「若くて元気なうちに調教師になりたかった」
というコメントや山本師が定年により厩舎が解散するということも理由の一つではあっただろうが、
引退の理由として以前このようなことを東京スポーツ系列紙の記事で言っていた。

「38歳での引退」
十数年前に引退間際のベテランジョッキーに対して若手が「頑張れ、頑張れ」ってちゃかしていて…
あの風景がすごく嫌だった。だから自分で勝ち星を伸ばせないと思った瞬間、引退することを決意しました。

傍から見ていると衰えなんてまったく見えなかったのですが、本人にとっては納得できないものが出てきたのかな。
今となってはあのタイミングでの引退はベストだったんだなと思います。師の後を受け継ぐことができたこともだが
1000勝で調教師試験の一次試験が免除となる規定が廃止されていたにも関わらず調教師試験に一発で合格。
ヘヴンリーロマンスで天覧競馬の天皇賞(秋)を制したり、現役最終騎乗の阪急杯ブルーショットガンで勝ったり
やはりこの人は何か持っている人だなと感じずにはいられません。メガスターダム種牡馬入りのために奔走した
話なども含め、大好きな方です。これからもどんどん大きなレースを勝って活躍してくれることを祈っております。