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障害界の鉄人 田中剛騎手が引退

田中剛が31日引退式、障害にもっと関心を - 競馬ニュース : nikkansports.com
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/race/news/CK2009101602000093.html
http://www.sanspo.com/keiba/news/090731/kba0907310508005-n1.htm

精密検査の結果、頸椎に異状が判明。主治医から「(障害)騎手として限界にきている。生命の危険もある」と強く断念を促され、引退を決意するに至った。

落馬負傷で体がボロボロだったと聞きます。改めて障害騎手は常に生命の危機と隣り合わせなんだと感じます。
”剛健”田中剛さん!! ( 写真 ) - 私、写真人です! - Yahoo!ブログ
こちらの写真、手術跡、傷痕が生々しく痛々しい…。見るにつれて落馬の壮絶さが伝わってきますね。
今後は調教師を目指すそうです。障害馬を「作る」ことができる調教師というのは意外に少ないそうで、
是非とも調教師試験を合格して貴重な障害調教師として活躍してほしいと願っております。


そんな危険の多い障害レースですが、日本競馬では華やかな平地重賞の影で地味な存在として扱われがちです。
平地重賞よりも障害重賞は賞金が安く、実情もあまり報じられない。そのもどかしさを感じる騎手も多い。
【Sports Watch】競馬会の実情を赤裸々に告白… 障害レースへの熱い思い - ライブドアニュース
2分半にかける思い | 金子光希オフィシャルブログ「そらとぶおにいちゃん」Powered by Ameba
九州産限定戦や地方競馬もそうですけど、知れば知るほど面白い世界というのがあるんですよね。
障害も、競馬ファンの多くがもっと知ろうとすればレースが面白くなるし、馬券も買いたくなる。
JRAやマスコミももっとプロモーションをしてくれてもいいんですけどね。しかし現状はどんどん賞金を安くしたり
隅っこに追いやるばかり、これでは逆に盛り下がるばかりだ。せめて障害重賞はメイン競走にして地上波に映すよう
するべきだと私は思いますけどね。その辺の平地特別戦をメインにするよりマシでしょう。メインに近づくにつれて
売り上げも伸びるし、多くの人に見てもらえる。障害はつまらなくなんてないです、絶対に面白いんですから。


少し前の『Gallop』で障害特集が組まれていましたね。出津、菊池、白浜、高田の4人の障害ジョッキーたちが
集まって語り合っていました。かなり面白かったのですが、中でも4人の意見が一致したのは「西谷は上手い」
ということ。「東の横山義行、西の西谷誠」なんてことも書かれていましたが、なるほどな〜と思いましたね。
あと障害レースは平地と違い「騎手の特性が出やすい」とのこと。騎手が自ら展開を作れることができる、と。
というのも障害では強い馬に乗れば前から行っても後ろから行っても割とどんな位置からでも勝負ができるから、
自分の思い通りに競馬が出来て騎手としては騎乗がとても楽しい、という話でした。あと競馬場・コースによって
面白い・楽しいコースと平凡なコースと分かれていて、やはりたすき・バンケット・起伏が激しいコースの方が
実際に乗っていても楽しいのだそうだ。最近では新潟の改装、中京も次回改装されて、置き障害と直線ばかりの
障害コースになってしまうようだが、あんなコースでは面白みもないよなぁ。ほんとJRAは障害に関しては色々と
選択を誤っている気がしてならない。騎手も面白くないのなら見ている方も面白くないに決まってる。