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今年の日本のセリ市における海外バイヤーの動き

オータムセール2009結果一覧(1歳、高額順) 2009年10月20日(火)-23日(金)開催分
先日行われたHBAオータムセールの購買者に「CHOO THIAM HUAT」や「MR.JAYVEN SEE」という名が見える。
http://www.turfclub.com.sg/DesktopModules/AdvancedArticles/ArticleDetail.aspx?ItemId=4573&ModuleId=1138&TabId=85&PortalId=0
シンガポールターフクラブで日本のセールに参加したシンガポールの関係者の記事を見つけた。二人の名が見える。
日本産馬ジョリーズシンジュやエルドラドの成功でにわかに日本産馬の評価が高まっているという。
もう一人TABART MICHAELという名が見える。ぐぐってみると同一人物かは分からないが日本在住のオーストラリアの
競馬ジャーナリストだという。あるいはどこかの外国人馬主の代理人として馬を購入した可能性もあるのかな。


今年のセリ市で参加した外国人馬主を振り返ってみると、サマーセールではG.C Mackieという名が見えるが
この人物の詳細は分からない。HBAセレクションセールではジョリーズシンジュでおなじみのK.Cタン氏が2頭購入。
タン氏日本で馬主申請へ/セレクションS - 競馬ニュース : nikkansports.com
http://www.sanspo.com/keiba/news/090716/kba0907160504008-n1.htm
タン氏は日本でも馬主申請をしているそうだ。他にもエルドラドをセールで見出したシンガポール在住の
大谷正嗣氏が国内非居住馬主申請中のようだ。この二人の名前は上のシンガポールの記事にも載っている。


またダーレージャパンが他牧場から生産馬を購入する動きが目立った。
http://www.daily.co.jp/horse/2009/07/16/0002129643.shtml
シェイク・モハメド殿下がJRA馬主申請を済ませているという報道もある。
ダーレーは他のどの有力外国人馬主よりもいち早く日本進出計画を進めており、この動きは当然といえば当然か。
しかしJRAが外国人馬主認可を発表してから表立って名前が出てきているのはダーレーとシンガポール勢くらいで
他には韓国・中国馬主の名を聞いたことがある程度で、外国人馬主の動向はここまであまり活発ではない気がする。
もちろん報道されていない部分も沢山あるだろうがセリ市でも以前よりは外国人の名前が見えるようになった程度で
まだ大幅に購買者が増えたとも言えない。動きがさっぱり分からないのは少々不安ではあるが、とりあえず様子見
という外国人馬主も多いということだろうか。日本もまだ生産界からして完全に外国人馬主を取り込む体制が
整っているとは思えないし、今後は本気で外国人向けにセリ市の体制作りをしていかなければならない時期に
さしかかっている気がする。上場馬の資料から何から何までまだ完全な日本語ばかりだと聞くしなぁ。
せめてセリ市の公式サイトで英語の上場馬一覧表くらい作れないものだろうか。販促の面で立ち遅れているよな。