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マイソールサウンドが稼いだ賞金でタイに図書館が立っている

http://www.sankei-kansai.com/2009/11/16/20091116-017049.php

八尾ロータリークラブの佐野清さん(75)は、タイの奥地の小学校に平成17年から毎年、図書館を贈っている。チェンマイのバァーンハイトン小学校から始まった寄贈は今年で5カ所目。今月18日に首都・バンコクから北東に飛行機で50分、さらに車で山道を1時間というノンカイ村の小学校で贈呈式を行う。「きっかけは、実は馬なんです」と佐野さんは、はにかんだ。
(中略)
“馬”とは、佐野さんの持ち馬だった競走馬「マイソールサウンド」。13年の中京競馬場でのデビュー戦(新馬戦)で優勝。17年の阪神大賞典まで重賞5勝をあげ、引退後は京都競馬場誘導馬となった。
 「よく走ってくれたので、その賞金の有効な使い道は何かないかと考えていたら、バンコクのスラムで出会った子供たちの顔が浮かんだんです」

我ながら単純ですけどこういう話を聞くといいことだな〜って思いますよね。競馬は悪だと言われることが多いけど
ちゃんと社会の役に立っているんだぞと。公営競技は昔から売上金の一部を公共施設などに寄贈してきました。
競輪・競艇・オートなどのマークがついた公園の遊具や学校の備品、車椅子や障害者用車などを街中で見かけた人も
多いかと思います。同じようにJRAも様々なところに寄付・寄贈を行ってきていますし、馬主会や生産者組合なども
社会福祉に寄与してきました。佐賀競馬でも先日のチャリティーオークションの売上げを鳥栖市社会福祉協議会
寄付していましたね。こういうことを競馬ファンや一般の人たちも少しだけでいいので知っておいてほしいと思う。
というか、度が過ぎない程度に寄付・寄贈の実績を競馬界全体でもっと広く公表してもいいんじゃないかなぁ。


寄付の話で思い出したのは馬主・山本英俊オーナーのこと。12月号『サラブレ』にインタビュー記事がありました。
所有馬タイガーマスクが走るたびに賞金の一部を児童養護施設などに寄付すると発表し話題になりました。
山本オーナーの馬で一番有名なのがカジノドライヴですが、アメリカで勝った唯一の重賞ピーターパンSの賞金を
地元の子供が預けられている施設に全額寄付してきてしまったそうです。馬主免許は2004年に取得したばかりながら
良血馬の購入や積極的な海外遠征などで一気に有名になった山本氏、次はどんなことをやってくれるのだろうか。
*1

*1:余談だが、レッドディザイアの「東京サラブレッド倶楽部」は、山本オーナーの奥さんが「ユーワサラブレッドクラブ」から経営権を買い取りリニューアルしたクラブ法人で、現在は西川哲氏を代表として活動しているが山本英俊オーナーも様々な面でバックアップしているそうだ。(『サラブレ』12月号より)