座布団が行司にクリーンヒット

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平成21年度優秀障害騎手賞は五十嵐雄祐騎手

http://www.jra.go.jp/news/201001/010402.html
あまり報じられていないが、障害界では大きく歴史が動いたと言っても過言ではないことが起きている。
これまで3年連続で障害リーディングを獲っていた「西の天才」西谷誠騎手らを退け関東の若手・五十嵐雄祐騎手が
初の障害最多勝騎手になったのだ。五十嵐騎手は14勝でリーディング、2位の熊沢重文騎手は13勝、3位は
西谷誠騎手の11勝と続く僅差の勝負だった。障害レースは平地に比べレース数が少ないので、その年に「確変」を
起こせば狙って取れないものではないように素人目には思える。しかし過去の障害リーディングを見ても分かるが
過去20年ほどで星野忍騎手(現調教師)2回、北村卓士騎手3回、田中剛騎手3回、熊沢重文騎手4回、そして
前述の西谷誠騎手が史上初の3年連続リーディングと、同じ騎手が複数回リーディングに立つことが多く(それでも
平地よりは独占されていないが)良い馬を乗せてもらえる下地がなければそうそう獲れないものではあるのだ。
では今年の五十嵐騎手はいかにして最多勝利することができたのか。それは、未勝利やオープンで稼いだ点にある。
15勝のうち重賞勝ちは新潟ジャンプSエリモマキシムで制した1勝だけだった。それ以外はすべて未勝利かOP競走。
中山大障害にはリーディングなのに騎乗すらなかったのだ。それではなぜ未勝利やOPでいい馬が巡ってきたのか。
それは恐らくこれまで障害界を引っ張ってきた田中剛騎手の負傷による長期離脱そして引退、同じく怪我で長く
戦列を離れることになった「東の天才」横山義行騎手などに本来回ってくるはずだった美浦所属の有力馬を
宛がわれたからではないだろうか。さすがに重賞以上となると他のベテランや実力騎手に回ってしまったのかな。
14勝のうち1番人気での勝利は一度だけで、他はほとんどが2〜4番人気での勝利というのも特徴的。
今後の目標はもっと大きなレースでの騎乗機会を増やしていくことだろう。平場での勝利に重賞も加われば最強だ。
京都8Rの競走中止について | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
…しかし残念ながら落馬骨折のアクシデントで休養に入ってしまった。新年早々ついてない。