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コスモバルクに続きポップロックもアイルランドに移籍して現役続行

http://jra.jp/news/201002/021903.html

重賞2勝馬ポップロック(牡9歳、栗東・角居厩舎)が、18日付で競走馬登録を抹消し、アイルランドへ移籍することになった。現地では、日本人調教師の児玉敬厩舎に所属する予定。

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20100219-OHT1T00225.htm

角居師は「切れるタイプではないし、向こうの方が活躍の場があると思います。オーナーサイドの意向で児玉調教師(アイルランド初の日本人トレーナー)のところに行くことが決まりました」。現在は宮城県山元トレセンに放牧中

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/02/20/16.html

そんなバルクは、今はビッグレッドファーム鉾田にいますが、今月下旬には鍋掛牧場に移って検疫に入り、そしてアイルランドへと飛び立ちます。日本人でアイルランドの調教師である児玉敬師の下で約1年、戦っていくことになります。児玉師は
アイルランドでは、8歳9歳での現役馬は多くいますし、G1はハイレベルなのは確かですが、G2、G3レベルならバルクで十分通用します。特に、スローペースが当たり前の向こうの競馬なら、バルクの競馬をしていけば十分楽しめると思いますよ」
と話しています。そして、
「もし叶うなら、ヨーロッパのシーズンオフに入って、日本に戻ってくる前に、日本か香港のビッグレースにバルクを出したいですよね」
と、夢を語って頂きました。

http://plaza.rakuten.co.jp/dailykeiba/diary/201002120000/

バルク10着アイルランド移籍へ/有馬記念 - 競馬ニュース : nikkansports.com
http://www.sanspo.com/keiba/news/100218/kba1002180502002-n1.htm
海外G1での実績はあるのに日本での種牡馬オファーがないというのはコスモバルクと同じ境遇。
ポップロックアイルランドでの現役続行は岡田氏に共感した吉田氏が乗っかったんじゃないかなと思うのです。
あるいは早い段階でこういう馬たちをアイルランドの児玉敬師の下に送ろうというような話はあったのでは?
何にせよ、いい考えだと思います。どうせこのまま引退しても日本で種牡馬にはなれないし、だからと言って
日本で現役を続ければ「レースのレベルが低くなる&出走枠を奪うな」と文句を言われるだけですし。
コスモバルクは今年1年間のみの移籍で、結果がどう転ぼうとも引退、日本に戻して乗馬にするというのが
現在の岡田氏の考えのようですが、あわよくば種牡馬オファーがあるかもしれないと期待するのはファンとしての
想いというもの。ポップロックも同様にアイルランドでG1とは言わずともG2・G3のどれかでも勝って、オファーが
来てはくれないかと願わずにはいられないのです。もしくは児玉師の言うようにアイルランド以外の香港などで
勝ってきてくれればなおいい。重賞勝ちクラスの馬が欧州に本格的に移籍するのもほとんど例のなかったこと。
サンツェッペリンがシンガポールに移籍 - 座布団が行司にクリーンヒット
シンガポールとともに重賞レベルの馬の海外移籍のモデルケースとなってほしい。成功すれば今後日本にいても
種牡馬になれず乗馬になるしかないような馬、日本の馬場が明らかに合わなず新天地を求めている馬などの移籍が
どんどん増えていくかもしれない。そういう意味で岡田・吉田氏という日本の生産・競馬界を引っ張る存在である
お二人がこの決断を下してくれたことはさすがだと思う。……ついでにもう何頭か連れていけばいいのに(笑)。
現在成績的にくすぶっている重賞クラスの馬で、明らかに海外の重い芝向きだろってのは何頭かいますからねぇ。
デルタブルースも引退していなければ同行できたかもしれないのになぁ。あのメルボルンカップでポップより上の
1着という輝かしい実績。今回移籍する2頭は父がザグレブ、エリシオと欧州関係の血統だけど、デルタブルース
ダンスインザダーク産駒。欧州で注目を浴びつつあるサンデーサイレンスの血統ということでむしろ目に留まる
ことがあっただろうか。引退してもう半年、既に去勢されてしまった現在となっては虚しい話だが…。
(追記)

コスモヴューファーム社長の岡田繁幸氏から申し出があったもので名義も変更される。同馬は18日付で競走馬登録を抹消。角居師は「日本国内のポップロックは、これで抹消となります。岡田さんの名義でアイルランドに向かいます。日本の馬場では切れないし、血統面を考えても向こうの方が活躍する場所があると思う」と話した。

http://www.daily.co.jp/horse/2010/02/20/0002726291.shtml

岡田氏の方から誘いがあったようだ。コスモバルクの僚馬的存在を探していたのかな。