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エスポワールシチー BCクラシックに挑戦

エスポワール、BCクラシック挑戦が決定 - 競馬ニュース : nikkansports.com
BCクラシック挑戦がもし実現すれば非常に楽しみではあるのだが、近年はこういう欧州・米国の大レース遠征に
関しては「言ってみただけー」という例も少なくなく、実際に遠征するのか?という疑問がついて回ります。

リーダーズCは、通常の登録でも1000万円近い費用が必要だが、種牡馬登録や産駒登録がない場合はクラシックで最大100万ドルの追加登録料が必要となる。

http://www.sanspo.com/keiba/news/100305/kba1003050505010-n1.htm

ブリーダーズカップに出走するためには登録料が必要となります。事前に種牡馬登録、産駒登録をしておけば
登録料は不要ですが、日本で生まれたエスポワールシチーが当歳の段階でBCへの産駒登録をしていたというのは
あまり考えられないのでは…と思うのですが。もししていたのなら幾千世牧場すげえ!ですけど。
ゴールドアリュールは社台SSに繋養されているので、社台のことですからもしかしたら種牡馬登録は
されている可能性はありますね。かつてサンデーサイレンスブライアンズタイムなどといった種牡馬
登録していたそうですし、とりあえず登録だけはしておこう、というのがあったかもしれません。
私の記憶では、種牡馬登録料はその種牡馬の種付け料1回分だったかと。そして種牡馬登録が無かった場合は
総賞金額の20%を支払わなければ出走できないと(パーセンテージは年によって前後しているかも)。
BCクラシックの総賞金額は500万なので、支払額は100万ドルと。ちなみに産駒登録は500ドルで可能だそうで
登録が無い場合の支払額は総賞金額の10%前後、クラシックならば50万ドルくらい。それでも高額ですよね。
(近年は登録料の改正などが行われており現在は違っているようです。詳しくはコメント欄の書き込み参照。)
この追加登録料があって、アメリカでも南米産馬など米国産以外の有力馬などはこぞってBCを回避することが
多いですし、海外からもそこまで多くの遠征馬は来ていません。当時アメリカ国内で実績を挙げていたチリ産馬の
リドパレスジャパンカップに来たのはこのためだったそうで。このあたりの追加登録料などの詳細をマスコミが
しっかり調べておいてほしいところなのだが…。だから過去にブリーダーズカップに遠征した日本馬はすべて
米国産馬なんですよね。アグネスワールドタイキブリザードパーソナルラッシュカジノドライヴの4頭。
種牡馬登録・産駒登録どちらもしていた可能性はあります。エスポワールシチーがどこまで登録しているのか、
そして出走にはいくら支払う必要があるのか、またクラブがそれだけの額を支払うつもりがあるのか、
このあたりがまだ不透明なので本当に遠征するのだろうかという気持ちが晴れないままではありますね。