座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

落馬で左目を失明した高知・宮川実騎手が復帰

http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100527-634482.html
騎手になるには視力が一定以上なければなれません。騎乗の際そもそも目が悪ければ乗れませんし、記事にあるように
何より距離感が重要になってくるからです。大きなハンデとなる「隻眼」になりつつも宮川騎手は諦めませんでした。

しかし、本人は少しも引退は考えていなかった。「(師匠の打越)先生から、以前に片方の目だけで騎乗している騎手がいたことを聞いていた。このままじゃ終われないし、この悔しさ、はがゆさを復帰して晴らすことばかり考えていました」。リハビリと治療を重ね、3カ月後の8月には調教騎乗を再開し、復帰に備え始めた。今月初めにようやく担当医から完治の証明が出されると、騎手免許を発行する地方競馬全国協会(地全協)が立ち会う中、模擬レースに騎乗。レースでの騎乗にも支障なしと判断され、念願の復帰にゴーサインが出た。

過去に同じような片目の騎手がいたことにも驚きですが、騎手免許は取得後に視力が落ちても騎乗に差支えが無ければ
現役を続けることができるようですね。これにも驚きました。よくゴーサインを出してくれたなと思います。
http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceList?k_babaCode=31&k_raceDate=2010/05/29
復帰初日となる5月29日の高知競馬は宮川騎手の復帰を祝した冠レースが1レースから8レースまで続きます。
出走表を見ると分かりますが、1レースから6レースまでは高知の同僚の騎手たちや厩舎関係者が協賛しており、
7レースは福山の楢崎功祐騎手、8レースはなんと武豊騎手が協賛しています。騎手や関係者の皆さんのこのような
粋な計らいは本人にとっても嬉しいでしょうし、ファンにとっても一緒に復帰を喜びあえるいい日になりそうですね。