座布団が行司にクリーンヒット

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カシノストライカーが初勝利

競馬 - サラ系3歳未勝利 結果 - スポーツナビ

阪神ダート1200mに出走したカシノストライカー、鞍上の高野容輔騎手がスタートからおっつけて先頭に立とうとするが
トウショウパルスも負けじと譲らず、結局こちらがハナを制することに。そのままの位置取りで4コーナーを回り
最後の直線に入ってもカシノストライカーはしぶとく粘る。先行集団につけていた人気のフィールドシャインや
キクノフェーデなどが追い詰めるが、ここで二枚腰の粘りを見せて、なんとそのまま押し切って勝ってしまいました。
本当にジリジリとよく粘りましたね。いい根性しています。これまでは出脚があまり良くなく大敗が続いていました。
しかし前2走あたりから先行力が付き始めタイム差も徐々に短縮、それでもまだ勝ちタイムとの着差が1秒以内の
競馬をしたことがなかったため私はもう少しかかるのではと思っていたのですが、なんと持ちタイムを1秒も短縮し
今回の勝利となりました。相手に恵まれたのもあったでしょうが、徐々に力をつけてきていたのも事実です。


ストラヴィンスキーカシノリファール(母父Septieme Ciel)という血統。母は九州産馬ながら早い時期に
ダリア賞を勝った快速馬。お腹にいる内に九州に連れてこられて産まされた仔で、母母ローズへレンは
半兄がアレミロード、近親にケイアイガードがいる良血。カシノリファールのこれまで仔は霧島賞馬カシノヨウスケ、
カシノハーバー(1勝)、カシノレオン(1勝)などがおり、ストライカーを含め5頭中4頭が勝ちあがっている
ところを見るとさすが良血、そして母の能力を受け継いでいるのかなと。柏木務牧場自慢の血統です。一つ下には
ロドリゴデトリアーノの仔が待っています。九州産馬セレクトセールで4400万もの値がついた馬に勝つのですから
競馬は面白いというか、何が起こるか分からない。大したものですよね。


ちなみに騎乗した高野容輔騎手は4月の中山グランドジャンプメルシーモンサンで勝利して以来今年2勝目。
その前の勝利は半兄カシノレオンでの障害戦勝利でした。ちなみにカシノヨウスケの現在の主戦でもあります。
名前が同じ「ようすけ」だから抜擢されたかどうかは分かりませんが、こちらもそろそろ障害初勝利は近そうです。
http://d.hatena.ne.jp/pondelion232/20100619/1276924636
ちなみに平地競走での勝利はちょうど2年前、同週マーメイドSのトーホーシャイン以来だったそうです。
この時の負担重量は最低の48kg。中山グランドジャンプメルシーモンサンで制した際の斤量は63.5kgとその差15.5kg。
ちなみに『サラブレ』の情報によると86年以降、最大斤量差で優勝経験があるのは田面木博公騎手の18kg差だそうで
1位(最少50kg、最大68kg)、2位が高野騎手、3位が牧之瀬幸夫騎手の14kg(最少50kg、最大64kg)となるのだそうだ。
なかなか貴重な記録をお持ちの高野容輔騎手、これからも平地障害両方で活躍を期待したい。