競馬 - サラ系2歳未勝利 結果 - スポーツナビ
【２歳未勝利】（小倉１Ｒ） | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
３つ目となる限定戦は鞍上の言うとおりパティオが１番人気に応えての順当勝ち。レースはテイエムオイチが逃げて
キリシマガールなどが追う展開。その次に佐賀・山口勲騎手のクリノマキバオー、追い込み一辺倒だったマサシが
以前より前目につけた以外は人気のコウエイライトやパティオは中段に控える競馬となりました。最後の直線に向き
テイエムオイチが抜け出したところにパティオが追い込み、最後の最後でまんまと差しきりました。連れて上がって
来ていたコウエイライトが２着入線、先行して頑張ったテイエムオイチはクリノマキバオーにも抜かれ４着に。
前走でスタート直後挟まれる不利がありつつも直線ですごい脚を見せていたパティオがここは抜きん出ていました。
前走パティオに先着していたマサシは結果的に先行したのが良くなかったか。脚質は差し・追い込みタイプかも。
前２走で自ら動き競馬を作る形で惜敗していたコウエイライトは今回パティオを気にかけつつの位置での競馬、
よく追い込んではいるものの、結局道中後ろにいたパティオに抜かれる形となってしまった。今回は戦法変換が
逆に仇になってしまったか。色々と競馬のやり方を変えてはみるものの勝ち切れないのはもったいない。
クリノマキバオーはスタートで後手を踏む競馬が続いていたが今回五分に出れて、あとは持ち前のスピードを活かし
粘りこむ競馬ができたのは収穫。同様に逃げ切れはしなかったもののテイエムオイチは次で変わってくるだろう。
パティオの勝利は色々と貴重な勝利でした。
http://uma-jin.net/news/news2010081402.html
管理する高市圭二調教師はJRA通算200勝を達成。実は昨年暮れに199勝目を挙げてからここまで140戦して
一度も勝てないという足踏み状態が続いており、今年に入ってはまだ未勝利の状態だったんですよね。
手綱を握った鈴来直人騎手も昨年11月にアプローズヒーローで勝利して以来の勝ち鞍で、今年初勝利となった。
昨年はその１勝のみ、一昨年は未勝利で終わっており、ここ３年で見るとこれでやっと２勝目という貴重な勝利。
ついでに言えば馬主・山本武司氏にとっても今年JRA初勝利であり、様々な喜びが重なった勝利となった。
皆さん喜びもひとしおだったことだろう。関東馬にとっても夏の小倉は鬼門で、昨年は未勝利だったそうで。
http://blog.goo.ne.jp/sencho7/e/b5f934da9f292527b21714b91ec71462
パティオは関東馬。夏小倉で関東馬が最後に勝ったのは、2008年の8週目9Rの八幡特別（勝ち馬フィクシアス）だったので、去年は1勝も出来ておらず、今年も1回開催未勝利だったため、291連敗中でした。当然、すべてのレースに関東馬が出走しているわけではないので、厳密にこれだけの連敗はしていませんが、それほどの期間勝てていなかった、ということ。
美浦から小倉への遠征はタイヘンでも、小倉は滞在できるので、広々した新潟よりも小倉に適性がありそうな小倉滞在の関東馬がポツポツ勝っていても不思議ではないのにね。夏新潟で関西馬が毎日のように勝っていることとは全く対照的です。
そんな貴重な1勝でもありました。
パティオはずっと小倉に滞在して調整されてきました。高市調教師にとっても期待馬であったことが伺えます。
九州産馬限定未勝利戦ほか 今週の２歳馬出走情報 - 座布団が行司にクリーンヒット
父キャプテンスティーヴ母ローブモンタント（母父リアルシャダイ）熊本・村山光弘牧場の生産馬。母は94年の
クラシック戦線を賑わせた馬だったが、これまで北海道で９頭の産駒を出しながらも中央未勝利が続いていた。
この年になって熊本に移動することになり、移動して初めての仔がついに中央での初勝利を挙げるというのも
不思議なものですね。九州１歳市場でJRAに購買され、宮崎育成牧場で育成されてきました。九州産馬がJRAに購買され
ブリーズアップセールに出てくるようになったのもここ数年のこと（それ以前はアラブ時代まで遡る）。
同じくJRA育成の九州産馬ネオスペチアーレや、このパティオの今後の活躍が九州の馬産にとっても大きな意味を
持ってくると思います。とりあえず今回は勝ちましたが、条件的にはもっと長い距離、ダートでもいいと思う。
ひまわり賞は先に勝ち抜けた２頭が少々強そうですが、夏の小倉以降に別条件で花開きそうな予感がします。
これはパティオに限らずここまで限定戦を走ってきた他の馬たちも同様で、小倉の結果で簡単に結論を出さず
今後様々な条件のレースを試してみてほしいと思う。そうして適条件を見つけていった馬たちもいますからね。
