座布団が行司にクリーンヒット

九州産馬、佐賀競馬、地方競馬、アビスパ福岡を応援しています

移籍初勝利のポップロック いくつか種牡馬オファーを受ける

ポップロックがアイルランドデビュー - 競馬ニュース : nikkansports.com
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/08/01/01.html
少し遅くなりましたが、初勝利おめでとうございました。児玉敬厩舎としても初勝利だったようです。
競馬ブック』で何度か記事が載っていました。当初から引退したばかりのキネーン騎手が児玉師のサポートに回り、
ずっと調教などもつけてきました。そこで実際に乗ってみた感触の感想は「アイルランドでも通用する」と
いうことだったそうで、児玉師としても自信を持って出走にこぎつけることができたそうです。今回は一般戦でしたが
今後は準重賞、大目標のG1アイルランドセントレジャーに向けて調整を進めていくとのこと。今回はレース前から
地元では「メルボルンC2着馬が走る」と話題になっていたそうで、地元の種牡馬エージェントなどもたくさん
見に来ており、勝利後には5件ほど種牡馬オファーが届いたのだそうだ。既にこの時点でポップロック
アイルランド移籍は成功と言っていいと思うのだが、さらなる勲章を目指してもう少し現役は続けることになった。


実は児玉師、欧州での開業直後はまったく成績を残すことができず、日本に一時帰国しなければならない事態に。
日本でエージェントをしつつ、馬集めやコネ作りに力を注いできたところに、ポップロックコスモバルクなどの
アイルランド移籍の話にこぎつけ、再挑戦の舞台が整ったとのこと。ずっと助言を受けていたキネーン氏からは
「このまま競走馬エージェントの仕事を続けろ、欧州で調教師なんて金がかかるだけだ。」と言われたそうだが
師はどうしても夢を諦めきれず、エージェントの仕事もあくまで調教師の仕事のためのものに過ぎなかったと。
帰国して仕事をしていた時に知り合ったのが岡田繁幸氏で、児玉師がアイルランドで厩舎を開き馬を集めていること、
ある程度強い馬がほしいことなどの話を聞きいていた。岡田氏としてはコスモバルク種牡馬にしたかったが
日本では無理そうだということで欧州移籍を考えるようになったそうで、その年の忘年会で突然、サプライズ的に
コスモバルクアイルランド移籍を発表したのだった。これには児玉師本人も大変驚き、感謝したという。
http://www.netkeiba.com/news/?pid=column_view&no=13739
“競馬場通り”の住人:コスモバルクのこと、ポップロックのこと
さらに岡田氏から吉田勝己氏を紹介され、吉田氏も考えに同調、ポップロックの移籍も実現することになった。
児玉師は、日本で種牡馬になれなかった馬にチャンスを与えるためにもポップロックをまずは成功例にして、
今後はそういった日本馬の海外移籍をもっとサポートしていきたいという考えのようだ。その一環の例が
ステキシンスケクンやセイウンヒーローなど。今は児玉師も馬主の権利を保有して自分で走らせる形のようだが
もっと支援の輪が広がり、厩舎経営が成り立つくらいまでにはなってほしいところだ。
ポップロックのほかに複数の日本馬が愛国・児玉敬厩舎に移籍 - 座布団が行司にクリーンヒット