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敬老の日に9歳牝馬コウエイトライが阪神ジャンプステークスを制す

9月20日阪神競馬第8R阪神ジャンプSをコウエイトライ(牝9歳、栗東・山内厩舎)が制し、障害重賞8勝目を挙げた。これは、グランドマーチス(74年秋、75年春・秋の京都大障害、74、75年春・秋の中山大障害)、バローネターフ(77年春・秋、78年秋、79年春・秋の中山大障害、77年春・秋の東京障害特別)の2頭を抜いて、障害重賞単独最多勝記録となる。
また、同馬は06〜08年に阪神ジャンプSを3連覇しており、このレースは4勝目。これまでの同一重賞最多勝記録は、JRA平地重賞ではセカイオー(鳴尾記念、56〜58年)、シゲルホームランセイユウ記念、93〜95年)、タップダンスシチー金鯱賞、03〜05年)、エリモハリアー函館記念、05〜07年)、障害競走では、バローネターフ中山大障害・秋、77〜79年)、カラジ(中山グランドJ、05〜07年)と、コウエイトライ自身も含めて8頭が記録した3勝で、今回の勝利で同一重賞4勝目のJRA新記録も樹立したことになる。

http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON20240

【阪神JS】(阪神)~9歳牝馬コウエイトライが障害重賞連勝 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
トライ障害重賞8勝&同一4勝/阪神JS - 競馬ニュース : nikkansports.com
2010年9月20日の競馬ニュース〜コウエイトライが大記録を更新 - 昨日の風はどんなのだっけ?
長年手綱を握ってきた小坂忠士騎手のコメントと競馬ブックのレース短評が一致していました。「すごいの一言」。
私も、もはやこれ以上言うことはないと思います。すごい。ただただ凄い。
この年齢で2年前に自身が築いたレコードタイムと同時計で走りきったのですからね。
コウエイトライが新潟ジャンプステークスを制す - 座布団が行司にクリーンヒット
前回復活勝利を挙げた新潟JSの時も書きましたが、これでタイ記録ではなく単独トップの記録、しかも二つの
JRA新記録を同時に達成。これまでの戦績も十分なものでしたが、これで記録と歴史にも残ることになるわけです。
さらに恐ろしい(笑)ことには彼女の今の状態を見ると衰えを感じない。障害界はカラジなどもそうだったように
平地よりも息の長い活躍ができる分野と言われています。この調子なら来年以降も自身の記録を次々と塗り替えて
行ってしまいそうです。繁殖には上がらないのか、中山コースには挑戦しないのかなどいくつか気にかかる点は
ありますが、小坂騎手も言っていたようにまずは引退まで無事に怪我せず走り続けていってほしいと願うばかりです。
次走は東京ハイジャンプの予定。これまで2着4回と惜敗が続くJG2で結果を出すことができるでしょうか。


以前、馬主兼生産者である伊東政清氏がインタビューで言っていました。「コウエイトライには色々と教えられた」。
「生産で成功するには、目先に囚われずずっと先を見据えた配合を何代も前から行っていかなければならない」と。
ダンツビューティの血統がこれからどこまで伸びていくのかとても楽しみです。