http://www.keiba.go.jp/topics/2011/0111.html
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110125ddlk41070515000c.html
山口勲騎手が佐賀競馬の年間最多勝記録を更新 - 座布団が行司にクリーンヒット
『2010年 第43回日本プロスポーツ大賞』新人賞に清水裕一騎手が選出 - 座布団が行司にクリーンヒット
山口勲騎手「無事に3000勝できたら」/NARグランプリ | 競馬ニュース - netkeiba.com
先日NARグランプリの表彰式が行われ、全国リーディングを獲得した山口勲騎手と新人賞を獲得した清水裕一騎手が
佐賀から参加しました。しかし「最優秀勝利回数騎手」で表彰を受けたのは大井の戸崎圭太騎手で、
山口騎手が表彰されたのは「殊勲騎手賞」としてでした。これはどういうことなのか、というと…。
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今回、佐賀の山口勲騎手が殊勲騎手賞を受賞しました。もうご存知の方も多いでしょうが、去年、地方競馬のレースで最も多くの勝ち星を挙げたのは山口騎手でした。同騎手は294勝をマーク、288勝の戸崎騎手に6勝差をつけて地方競馬リーディングジョッキーの座に就いたんです。
では、どうして戸崎騎手が最優秀勝利回数騎手賞を受賞したのか?それは、戸崎騎手がJRAのレースで22勝を挙げ、地方と合わせると310勝で山口騎手を上回ったから。つまり、地方競馬所属の最多勝ジョッキーは戸崎騎手だった、ということです。
この2人の成績はどちらも賞に値する立派なもの。ですが、地方だけの勝ち星では戸崎騎手のような人が受賞できませんし、中央・地方を合わせた数字にすると、中央での騎乗機会がほとんどない山口騎手のような人が対象外となってしまう可能性があります。山口騎手に殊勲騎手賞を授与したのは、NARグランプリのファインプレーと言ってもいいでしょう。九州の地方競馬所属騎手が全国リーディングでトップに立ったのは、1985年の有馬澄男騎手(当時中津、現兵庫)以来25年ぶりの快挙。これを表彰しないわけにはいきませんよね。
地方競馬のみでのリーディングは間違いなく山口騎手ですが、「最優秀勝利回数騎手賞」はJRAの成績も含めるので
JRAで22勝している戸崎騎手が獲得したのでした。しかし上記にもある通り九州の騎手がリーディングトップに
立ったのは25年ぶりの快挙。佐賀(と荒尾)と南関東ではレース数からして圧倒的な差があります。
レース数の多い南関東の騎手がリーディングを獲得してきた流れを山口騎手が止めたのです。勝率もすごい。
それでも高知の赤岡騎手の方が勝率が高いのですから恐れ入ります。今年は鮫島克也騎手が長期間佐賀におらず
さらに山口騎手の荒尾参戦の本格化したことも要因の一つでしょう。荒尾では騎乗制限があるのでそこまで
沢山は乗れないのですが、コツコツと勝ちを積み重ねていった結果ですね。おめでとうございました。