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第54回九州ダービー栄城賞 エスワンスペクターの仔エスワンプリンスが制す

http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2012%2f06%2f01&k_raceNo=12&k_babaCode=32
http://www.chihoukeiba.jp/nar/meta/vod/32/2012/06/01/322012060112.asx(動画が開きます)
【九州ダービー栄城賞】(ダービーWeek・佐賀)〜エスワンプリンス圧勝 | 競馬ニュース - netkeiba.com
逃げたアマクサボーイを前に置きつつ、二番手で競馬を進めたエスワンプリンス。向こう正面でダイリンウィークが
詰め掛けたもののそれくらいでは動じず、楽々と先頭に立つとそのまま勢いは衰えず終わってみれば8馬身差の大勝。
これで8戦7勝(2着一回)という成績で、佐賀のこの世代では間違いなく最強。次は全国の舞台でしょう。
アジュディケーティングエスワンスペクター(母父シャンハイ)という血統。母は佐賀競馬所属として初めて
交流重賞エーデルワイス賞)を制した名馬でした。まさに地方競馬ダートの為に生まれてきたような配合。
母のように佐賀代表として大きなレースを勝ってほしいものです。それだけの能力はあると思います。


そういえば荒尾競馬場の廃止に伴い、今年から荒尾ダービー(九州皐月賞)が無くなったため、
「九州三冠」の概念が無くなってしまったのが残念です。とは言っても、もう数年前から荒尾ダービーでも
「九州皐月賞」の副題は取り外され、九州菊花賞ロータスクラウン賞と名が改められて長い年月が経ちます。
しかし、カシノオウサマ以降「九州三冠」の概念は存在していましたし、今後も続いてほしいと願っています。
クラシックの三冠レースというのはやはり、その競馬場・地区における大きな存在であり、象徴だと思うのです。
伝統的な格式であり、競馬場を盛り上げる「お祭り」の一つとして、無いよりもあった方がいい。
過去にただ1頭カシノオウサマしか達成されていない程に難しく、「九州三冠馬」の栄誉はそれだけに誇り高い。
今年は荒尾競馬場の廃止のドタバタもあったのでしょうが、来年以降は荒尾ダービーに代わる九州三冠の第一冠を
創設してはどうだろうか。重賞を新設するまでは難しいでしょうから(そうなれば最高ですが)、
せめて現状の3歳重賞・飛燕賞に「九州皐月賞」という副題を付けてはどうだろうか。
九州三冠、今や「佐賀三冠」となってしまうかもしれないが、概念自体をこのまま自然消滅させてしまうのは
あまりにも忍びないと思う。それは個人的感傷だけでなく、三冠馬誕生により佐賀競馬が盛り上がるきっかけになり、
それが売上げ向上にも繋がるのはずで、絶対に存在した方がいいと思うのですが…。