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2012九州1歳市場が開催される

2012Julyセール上場馬 by馬市.com
九州トレーニングセール&1歳市場について〜馬市ドットコム
6/4九州1歳市場2012 上場予定馬発表 - 座布団が行司にクリーンヒット
売却率などは例年並ですが、平均価格が少し高くなってくれました。2頭ほど高額馬が出てそのお陰ですかね。
今年もJRAが1頭購買、恒例となりつつあるのは有難い。熊本・本田土寿牧場生産の父ケイムホーム母マヤノビジュー。
しかしJRAケイムホーム産駒好きだな〜。確かに早い時期に勝ち上がる率は高いのだけど、上のクラスとなると
苦戦している印象が強い。まぁJRAとしては勝ち上がり率重視なのかもしれない。JBBAの種牡馬でもありますからね。
この馬や、ミッキーコマンドの仔(父ザール)などは複数人が競りに参加し、値段も上がって見ていて面白かったです。
今回は牡馬より牝馬の上場が多かったのですが、少ない牡馬の方が高く売れて牝馬は安く、しかも売却頭数も少ない。
生産者というのは牝馬が産まれるとあからさまに嫌がるそうですが、この結果を見ると頷ける気がします。

柏木務鹿児島県軽種馬協会会長からは、「今年の2歳TSの平均価格が、1歳市場と変わらなかったので、その点を危惧していた。やはり購買者からは2歳まで待とうという雰囲気が感じられた。九州以外の種牡馬の産駒も上場しており、売却頭数、総売上額ともに物足りなかった。」とのコメントがあった。

http://www.jbis.or.jp/seri/2012/11F2/

柏木氏の仰るとおりで、今年の九州トレーニングセールでは佐賀県馬主会の参加で売却頭数こそ増えたものの、
全体的に価格が安く抑えられてしまいました。1歳馬を買えば2歳まで購買者側が育成費用等を負担するわけですから、
購買者の心境としては「2歳でこれくらい安く買えるのなら1歳の時点で買わなくてもいいのではないか」となってしまう。
1歳市場は資質馬の先物買いという側面があるが、リスク面を考えると購買者は2歳セールの方に目を向ける。
それで2歳セールにおいて2年間生産・馴致・育成してきただけの費用分が価格に上乗せされているかといえば、
ここ数年の九州トレーニングセールでの価格帯を見るとそうは思えない。
九州トレーニングセール2012開催される - 座布団が行司にクリーンヒット
↑でも書きましたが、もっと値段が競り上がる工夫をするべきでしょう。佐賀県馬主会が新たに導入した補助馬制度は
現況恐らくですが、事前に「どの馬主が、どの馬を、いくらの値で買いたいか」が既に話し合われているのでは。
要するに最低入札価格が談合されているようなもので、これでは価格は上がりません。地方競馬でもありますし、
馬主の皆さんとしては出来るだけ安く買いたいというのは分かるのですが、生産者も生活があります。
公平を期すためにもセールにおいてはまずそれぞれの馬主名義で競り、様々な条件をクリアして佐賀競馬に入厩する
となった時に初めて補助金を出すようにすればいいのではないでしょうか。補助はかなりの額が出されるわけですし、
佐賀競馬馬主会と生産者組合とでその辺り協議していく必要があるのではないかと、私は思っています。