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改正競馬法で各競馬場で払戻率の調整が可能に

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120620/rac12062017260001-n1.htm
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120622/CK2012062202000023.html
払戻率を引き下げれば売上げは伸びるでしょうけど、そう簡単な話でもない。購買者に戻ってくる払戻率が低いとなれば
当然他のギャンブルを選ぶ人も出てくるはず。恐らく地方競馬では、他公営競技の様子を見てからになるでしょう。
公営競技が軒並み下げてきたら地方競馬も下げてくるでしょうね。公営競技全体から見ても経営規模が
非常に小さい地方競馬南関東などを除く)は、払戻率引き下げによる効果は大きいはずです。
ですからもし引き下げるとすれば最後の手段として、このままでは廃止になるという時点で、現状を訴えつつ、
打開策の一つとして払戻率引き下げを行うのならファンも納得するのではないでしょうか。経営が改善されれば将来的に
払戻率を元に戻すことも検討されなければなりません。やはりそう安易に引き下げてほしくはないですね。
ただ個人的な感想で言えば、仮に引き下げたとしてもそれで急に馬券の販売額が大幅に下がるとも考えにくいかな。
地方競馬場は固定ファンに支えられている部分が大きく、今さら他の馬券・車券・舟券は買えないという人は多い。
だからこそファンを大事にするためにも、あくまで最後の切り札として払戻率の引き下げは取っておいてほしいものです。

改正法はまた、日本中央競馬会(JRA)などによる地方競馬への資金支援を5年間延長することも定めている。

もう一つ気になるのが、このJRAなどからの資金支援というもの。具体的にどれほどの額なのか、どういったことに
この資金が使われているのかが気になる。JRA公式HPなどにも記載はあっても具体的な使われ方までは書いていない。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2012pdf/20120402044.pdf(注:pdf)
こちらは参議院事務局企画調整室作成、恐らく今回の改正競馬法立法における調査資料で、農林水産委員会調査室の
本島裕三という方が作られたもので、JRA地方競馬の現状を分かりやすくまとめているように思います。
ここでも資金支援の具体的なところまでは見えませんが、地方競馬活性化事業については詳しく載っています。
また生産界への支援についても。そして私は初めて知ったのですが、収支不均衡の主催者はNARへの交付金の一部を
還付できる措置があるそうです。しかし、この措置を使った競馬組合はまだいないという。
このような措置があるのなら荒尾競馬も使ってよかったはずですが、使わなかったということはやはり、
最初から廃止ありきで進められていたということがよくわかりますね。