座布団が行司にクリーンヒット

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Jpn3サマーチャンピオン テイクアベットが逃げ切り勝ち

http://www2.keiba.go.jp/KeibaWeb/TodayRaceInfo/RaceMarkTable?k_raceDate=2012%2f08%2f15&k_raceNo=11&k_babaCode=32
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/318857
web Furlong 2012【レースハイライト】第12回 サマーチャンピオンJpnⅢ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20120811-OYT8T01166.htm

先行絶対有利の佐賀でどの馬が逃げるのか……そこに注目が集まったサマーチャンピオンでしたが、
人気を背負った隣枠同士の2頭はスタートで大きく明暗が分かれてしまいました。
テイクアベットがスタートに成功しハナに立つ中、トシキャンディは少し躓くような形で出遅れ。
2番手にはラブミーチャンがつけ、次にエーブダッチマン、押してトシキャンディが4番手というような形に。
もうこの時点で大勢は決していました。上位2頭はそのままゴールに雪崩れ込み、追い込んだスーニが3着を確保。
3歳未勝利で佐賀競馬に移籍し、9戦7勝の成績で中央再転入、そこからオープンクラスまで自力で駆け上がり
重賞制覇まで成し遂げたシンデレラストーリーに、佐賀競馬ファンとして応援していたのですが残念な結果に。
前走レコード勝ちの反動か、はたまた佐賀時代を思い出して「このくらいでも勝てるだろ」と流して走ったからか…
などと冗談では言っていましたが、この馬の戦績を見るとスタートで先手を取れなかった理由が分かりました。
この馬が勝ち上がってきた中山ダート1200m、好走歴のある新潟ダート1200m、そして初重賞勝ちを果たした
プロキオンSの行われた中京ダート1400m、それらに共通するのは「スタートが芝」であることです。
スタートが芝でないと上手くスタートダッシュが切れない馬なのでしょう。多くの場合ハナに立てていますが、
スタートが芝でない京都ダート1200mでは人気を背負いながら逃げ切れずに先行して敗れています。
今後交流重賞で走っていくつもりならば、ダートスタートでのダッシュが上手くならなければならないでしょう。
勝ったテイクアベットは見事な逃げ切り。こちらはこれから交流重賞戦線でも面白い存在になりそうです。
2着には2番手追走した笠松ラブミーチャン地方馬最先着。地方短距離馬の中では間違いなくトップクラス。
あとは交流重賞での勝利を何とか手にしてほしいものです。スーニは59.5kgを背負いながら3着は立派の一言。
上がりも最速でしたし、直線の長い競馬場でならもっとやれるはず。近走の成績はあまりよくありませんでしたが、
これを復調のきっかけにして秋以降がんばってほしいものです。離されましたが4着には高知のシーアクロス、
地元最先着は5着のシゲルアサマヤマでした。今年のメンバーではJRA勢と全国クラスに太刀打ちできませんでしたね。