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「ミスターシービーしちゃった」菊花賞ゴールドシップ

JRAホームページ|データファイル|競走成績データ菊花賞の動画があります)
JRA50周年記念サイトミスターシービーの動画があります)
ゴールド後方2番手から衝撃2冠/菊花賞 - 競馬ニュース : nikkansports.com
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/horse/headlines/20121021-00000004-spnavi-horse.html
1973年の菊花賞ハイセイコーに向かって諭すように『ゆっくりと、ゆっくりと下らなければなりません』と言ったのは
あの競馬実況の神様・杉本清氏でしたが、そんな常識を覆すかのような走り。今回の菊花賞で多くの人が思い出したのは
そんなセオリーを打ち破って勝利したミスターシービーの競馬だったのではないだろうか。ゆっくり上らなければならない
京都の坂で思い切ってスパートをかけたゴールドシップ。鞍上が馬の能力を信頼していないとできない技でした。
シービーと少し違った点は、シービーは直線手前で早々に先頭に立ちましたが、内田博幸騎手はまだもう1頭前に
行かせていました。オルフェーヴル凱旋門賞でしでかしてしまったように、ソラを使うのがステイゴールド産駒の癖。
あのスパートをした上でしっかりと最後までこの馬に合う騎乗を通し切ったウチパクの手綱捌きが光ったように感じました。
そして常識と思われていた京都の坂の上り下りの騎乗方法についてもう一度考え直すきっかけを作ったように思います。


牧場社長感激 日高生産者に希望/菊花賞 - 競馬ニュース : nikkansports.com
日高生産者の現実
個人的に菊花賞は数あるG1の中でもトップクラスに好きなレースのうちの一つです。長距離は騎手の腕の見せ所。
ペース次第で如何様にも、騎手の力でレースの流れを決めることができるからです。一概には言えませんけど…。
スローならば大逃げやゴールドシップのような大マクリ、ハイペースなら後方で死んだふりで一発…もできます。
また、血統が嘘をつかないレースでもあります。ディープインパクト産駒が出走馬の半数を占めていたにも関わらず、
上位に来たのは母父メジロマックイーンと、ブライアンズタイム産駒、ダンスインザダーク全弟の産駒でした。
社台が長距離を軽視してくれているお陰で日高の馬たちが勝てたとも言える状況。しかし社台が目指す欧州G1、
特に凱旋門賞で活躍できるタイプはおそらくこっちなんじゃないかと思うんですけどね。日本特有の高速馬場で、
最後の直線よーいドンだけの競馬になっている日本競馬の現状では、府中では勝てても海外では勝てないだろうなぁ。
それと、今年はフェノーメノがトライアルを勝ったのに菊花賞を回避して一部で問題になっていましたが、
あれは距離を伸ばすだけで解決するような気がするんですけど、それが出来ないのが今の状況なんだろうな。
中山競馬場では中距離以上となると2200mしかフルゲート18頭のレースが確保できないからだ。
最初から菊花賞がもっと評価されていれば回避する馬も出てこないのだろうが…。好きなんだけどなあ、長距離。