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フェアリーS クラウンロゼが10番人気で勝利

【フェアリーS(GIII)】(中山)~クラウンロゼ 無傷の2連勝で重賞初制覇 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
美浦天間昭一厩舎所属、父ロサード母ヒシアスカ母父ヒシアケボノという血統。新馬戦も10番人気でした。
その血統からか、新馬戦がフロック視されていたのか…両方かもしれませんが、今回も人気がありませんでしたね。
恐らく、そう高い買い物ではなかったでしょうねぇ。それでも重賞を勝っちゃうんですから競馬は面白い。
http://www.keiba-db.com/s/g.cgi?&index=%96%EE%96%EC%89x%8EO&keys1=%96%EE%96%EC%89x%8EO
馬主は土建関係の、クラウンコンサルタント株式会社・社長である矢野恭裕氏。先日たんぽぽ賞トライアルの
ノカイドウ特別を勝利したクラウンボースロンの所有者でもあります。地方では複数頭持っていらっしゃいますが、
現時点でJRAではこの2頭しか所有していないみたいですね。昨年までは産駒の非常に数少ない父カオリハイパー
勝ち頭であるクラウンハイパーを所有されていました。こちらは残念ながら引退してしまいましたが…。
恭裕氏は社長ですが、その父親であり会長を務めるのが矢野悦三氏。一般的に「クラウン」の冠名といえば
矢野悦三氏の馬が思い起こされます。JRA・地方に競走馬を所有しており、奥さんも地方の馬主さんです。
悦三氏名義ではクラウンレガーロが昨年の小倉2歳Sとデイリー杯で連続2着に入る活躍を見せています。


矢野氏は競馬ブックなどで取り上げられたことがあります。近年九州産馬を所有することが多くなり、
セールでもよく購入されています。2011年にはクラウンリバーでたんぽぽ賞を勝利。
競馬好きが高じて馬主だけでなく、最近では生産業・育成業にも乗り出しています。
株式会社クラウン|クラウングループ
クラウンの森
http://www.tbs.co.jp/program/oguri_dreamhorse.html
日高の旧・平成牧場を買い取ったクラウン日高牧場と、大分のクラウンファーム。
クラウンファームにある乗馬クラブにはオグリキャップ産駒として少し話題になったシラユキがいます。
大分には二つの牧場があり、国東市の海岸沿いに旧・中津競馬の馬も利用していた海岸調教が可能な牧場が一つ、
もう一つは豊後高田市に休養・生産牧場としてのクラウンアローファームがあります。
この大分の調教施設でクラウンレガーロなど多くのクラウン馬が育成されてきました。
クラウンロゼも天間調教師がこちらに馬を見に来た折に見初めた、という記事をどこかで見たような。
大分での生産・育成はまだ始めたばかりということもあり、試行錯誤を積み重ねている段階と聞いています。
それでも育成馬から重賞馬や活躍馬をあっという間に出しているのですから、大したものですね。


大分の馬産は以前から少ないながらも行われてきました。近年では吉冨幸吉氏や、冠名「リバー」の河越武治氏が
生産しており、種牡馬も繋養されています。数が少ないのでなかなか活躍馬は出てきませんでしたが、
クラウンファームが火付け役となって、大分の馬産が活発化してくれるといいですね。
大分県クラウンファームの初生産馬として今年デビュー予定なのがこの2頭。初年度はどうなりますやら。
クラウンジェネシスの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
クラウンアイリスの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com


余談ですが大分のクラウンファームでは従業員を募集しているようですので、興味ある方はハローワークへGO(笑)。
ハローワークインターネットサービス - 求人情報詳細