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地方競馬場ダート砂質の違いについて

北國新聞社 | ふるさと不足に読んで効く
金沢競馬では5年ぶりにコースの砂を入れ替えを行っているそうだ。冬季休業中の今の時期を使い、
地元である神通川の川砂を使用するという。ダートの砂まで地元産を使うというのがいいですね。


ダート競馬の砂① 砂厚 : 地方競馬・ダートグレード ニュース&トピックス(休止中)
地方競馬では各競馬場で砂の質が違います。砂質には海砂・川砂・山砂・湖砂などの種類があり、
現在は海砂・川砂・山砂の3種類が使用されているようだ。補充されるとその情報が公式HPに載ったりする。
上記リンクは2年前のデータだが今もそう変わっていないだろう。しかし稀に砂の入れ替えのタイミング等で
競馬場も砂の産地・質を入れ替えることもあるので注意が必要だ。最近では川崎競馬場が2011年に
仙台産の山砂から青森産の海砂に入れ替え、ダートの質が大きく変化したことがあった。
川崎競馬|KAWASAKI KEIBA


山砂
盛岡・水沢
http://www.tohoku-sand.co.jp/seihin-joho-tokushu.html
岩手県競馬組合が導入しているのが山砂だ。宮城県の「東北サンド」という会社が納入している。
ここで採取できる「仙台(青麻)砂」は700万年以上前、日本列島が海の底にあった時代に形成されたもので、
山の中でも青麻層といわれる良質な堆積砂の層が残っており、これを利用しているのだそうだ。
かつては川崎競馬場益田競馬場でも使用されていた。
川砂
金沢・笠松・名古屋
中日本地区の3競馬場が使用している。金沢以外の採取地は不明だが、中国などから輸入した砂もあるらしい。
名古屋は海砂や山砂を混合させているという。かつて浦和、門別、上山でも使われていた。
海砂
JRA・門別・浦和・船橋・大井・川崎・園田・姫路・福山・高知・佐賀
株式会社 ルナサンド ~ハイクオリティな青森砂・目砂・目土~
現在日本国内でもっともメジャーと言えるのが海砂。やはり日本は島国なのだなと認識させられる。
その中でもJRA全場やトレーニングセンターなど各施設、門別、南関東、園田と、広いシェアを誇るのが
「ルナサンド」という会社の砂だ。青森県六ヶ所村で採取できるこの砂はゴルフ場のバンカーにも使用され、
品質が高いと評判なのだそうだ。JRAが全場に導入し、地方で導入しているのは売り上げのある競馬場ばかりで、
恐らく価格も高いのではないかと推測される。中でも大井はさらに珍しく、ナイター競馬でも映えるように
カクテル光線に照らされると光る特殊な砂。しかしこの砂が2014年に枯渇予定で、大井は代替手段を探している。
大井競馬場の白い砂があと5年で枯渇 - 座布団が行司にクリーンヒット
大井競馬 オールウェザー馬場に変更を検討 - 座布団が行司にクリーンヒット
大井がオールウェザーを検討しているのは、この砂の枯渇と同時に変更し、話題性を出したいからでは。

追記

大井競馬の光る「白い砂」ついに枯渇か? 新産地の砂に変更 - 座布団が行司にクリーンヒット


姫路・福山・高知・佐賀などはルナサンドの砂ではない。福山は佐賀県唐津市の砂だそうだ。
佐賀競馬場|地方競馬攻略法|地方競馬ならオッズパーク競馬
佐賀競馬場では数年前から中国産の白い砂を輸入して使用しており、全国的に見ても砂質は異質だという。
ちなみにかつての荒尾競馬場の砂は長崎県壱岐島海砂を水洗いした「洗砂」を使用していた。


参考:湖砂
かつて大井競馬場や、改修前の旧新潟競馬場で使用されていた。いわゆる「レイクサンド」。