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佐賀記念 今年は売得金レコードを更新

従来の地方競馬施設での全国的な発売に、今年は地方競馬IPATでの発売が加わり、売上面では4億4千万円超と佐賀記念の売得金レコードを更新。2年ぶりに祝日開催に戻った上、好天にも恵まれたため場内も多くの観客で賑わっており、厳しい経営が続く佐賀競馬にとって、光明が射した1日となったと言えそうだ。

http://www.keiba.go.jp/furlong/2012/highlight/0211-01.html

改めて佐賀記念は443,370,800円、たんぽぽ賞は68,598,900円。一日トータルでは671,381,800円というレコード尽くしの佐賀競馬でした。A-PAT効果恐るべし…。

https://twitter.com/deji2121/statuses/300914976804179969

これまでの佐賀記念売得金1位は2009年の3億2700万円。1億円以上多い売り上げを記録しています。
また前日、日曜日の一日の総売上が1億5千万円程度ですので、6億7千万円という額の凄さが分かるかと思います。


今年の佐賀記念は売り上げが見込める良い条件が揃っていました。祝日月曜日開催で3連休最終日にあたり、
JRA非開催日で被らず、土日にJRAが開催された後でJRAファンが流れ込むという素地が整っていました。
さらに月曜日は即PAT会員だけでなくA-PAT会員も購入可能、南関東など全国での場外発売も併せて行われました。
例年、建国記念の2月11日に開催される佐賀記念ですが、年によっては土日と被る年もあります。
そのような年はJRAと被らないようにする為に時期を平日にずらして開催されます。例えば昨年もその
被る年にあたっており、時期を早めて2月8日の平日に行われました。当然売り上げは悲惨なものに…。
また平日のど真ん中の祝日に開催される年もありますが、やはり土日から連続での流れで開催できた方が
売り上げは良いのではないでしょうか。何にせよI-PAT発売効果は十二分に発揮できていると言っていいでしょう。


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I-PAT発売が始まり、佐賀競馬は現段階で可能な範囲のことはやっている印象があります。
重賞増設もそうですが、最近の分かりやすい変化はメインレースを最終レースに持って来ていることでしょう。
さらにその最終レース発売締切時間を出来る限り遅くしています。土日開催においてJRA全レース終了後、
JRAのお客を佐賀に流し込み、I-PATで買ってもらおうとしているのです。先週行われた重賞・飛燕賞は
最終11レースで17時15分発走でした。昨年まではメイン10レースで、最終レース時間ももっと早かった。

今日は売上2億円超えた。飛燕賞だけで6000万円売れてる。

https://twitter.com/deji2121/status/303104662037487617

現在のところ佐賀競馬はナイター開催の高知競馬に並んでI-PAT発売の恩恵を受けている競馬場と言えるでしょう。
JRA重賞はG3でも30億円以上売り上げます。そのうちPATの割合は5割と言われており、15億円ほど。
交流重賞でも最大でそれくらいのポテンシャルを秘めていると考えられます。地方競馬I-PAT発売が浸透し、
佐賀競馬の努力次第ではさらに売り上げを伸ばせる可能性があるのでは。地方競馬の経営規模はJRAなどに比べれば
非常に小さく、年間数千万円の赤字で存廃の声が出てくる世界です。I-PATは運用次第では本当に大きな力になります。