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隻眼ジョッキー 高知・宮川実騎手インタビュー

宮川 実騎手|ジョッキーインタビュー|地方競馬ならオッズパーク競馬
2009年に落馬事故で顔面複雑骨折、左目を失明して騎手生命の危機に陥った宮川騎手。
そこから不屈の闘志で1年後にレースに復帰し、昨年は高知リーディング4位の活躍でした。
しかし復帰までには様々な葛藤があったようです。片目で馬に乗れるのか、レースができるのか…。
2年前に競馬ブックに載っていたエピソードをふと思い出したので紹介します。


生きるを伝える : テレビ東京
怪我が治って3ヵ月後には調教に復帰した宮川騎手でしたが、片方の目が見えない自分が
実戦でも騎乗できるのかという不安はずっとつきまとっていたようです。その不安を払拭させたのが
所属先である師匠・打越初男調教師の一言でした。「昔、高知に隻眼でリーディングを獲った騎手がいた」。
昭和30年代に高知競馬で活躍した田代幾治騎手、奇しくも宮川騎手と同じく左目を失明していたそうだ。
自分と同じような境遇でありながら苦境を乗り越えリーディングにもなった名手がいたことを知った宮川騎手は
それが心の拠り所となり、無事に復帰を果たすことができたのだそうだ。


宮川騎手に助言を与え、復帰を支えた打越初男師は一昨年60歳の若さで亡くなった。
現在は翌年に開業した息子の打越勇児厩舎の所属騎手として活躍している。
開業ホヤホヤ打越師 若さと勢いで高知沸かせる― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
その打越勇児師、厩務員になった当初は厳しい地方競馬の現実から父と同じ調教師の道に進む気はなかったそうだ。
しかし父の死をきっかけに調教師に。開業して間もない40歳の若手調教師の厩舎は好調のようだ。